さあ、貸し渋り体験の大暴露大会ガンガンいきましょう!
Y信用金庫のT支店での話。この支店の担当者は非常に親切で、私の収入形態を踏まえた上で、希望を最大限聞き入れるためにはどういった方法があるかなど、非常に真摯な態度で相談に乗ってくれました。前のエントリーでご紹介した「1行めはみごとに玉砕」と同じ信金ですが、支店(担当者?)が変わっただけこうも対応に違いがあるのかと驚きました。
実際、私の揃えたローンに必要書類の数々は、信金の手を離れ、その先の保証協会での検討に入ったのです。これで行く先々の銀行の冷たい対応から解放されるぞと、ホッと安堵したものです。だが、ここもだめでした。
その保証協会からの回答でズッこけてしまったのでした。それによると、土地のローンは全額OKだが、建物部分のローンに関しては希望額の8割程度しか貸せないということでした。そして、その理由を聞いてこれまたビックリ。
「銀行は変則的な収入形態を嫌うの?」でも述べた通り、筆者の家は義兄の紹介してくれた地元の工務店にお願いして建築してもらうことに決めていました。保証協会曰く、住宅メーカーで建てるのなら希望額に応じるが、地元の工務店の場合は8割程度に減額、というのです。
つまり、建物の資産価値を見た場合、有名メーカーのブランドの付いていない物件は価値が低いと判断されてしまったわけです。「地元の工務店が建てたノーブランド、つまりお墨付きのない物件は、売却する際にメーカ製と比較して値段が低くなる」(保証協会)というのがその最大の理由です。
おいおい、ちょっと待った!です。それってモノゴトの本質を見誤っていないですか? 例えば、家を買う人は、当然物件や周囲の環境を見て提示された金額に見合った物かどうか判断するでしょう。それ以上でも以下でもないはずです。でも、有名メーカーが建築した家ならそこに2割上乗せしても売れるというのでしょうか? にわかに納得できない話です。
そもそも、地元の工務店を馬鹿にしたとも受け取れるその姿勢が気に入りません。私の家を建ててくれた工務店は、地元で長く商売し、信用度も高く社長の人望も厚いのです。そして、これは設計段階に入ってから知ったことですが、自分が携わる家に対するしっかりとしたポリシーを持っています。
また、建築途中で分かったことですが、担当してくれた棟梁の仕事がすばらしい! 住宅メーカーが下請けにコストを極限まで切りつめさせて、建てさせる家と比較したらその仕事の丁寧さは雲泥の差でしょう。
自宅の建築中は、他人の家の建築現場も気になるもので、足を止めてはシゲシゲと眺めたものですが、例えば、我が家と同じような木造で、メーカー製建築物件を見ると、使っている柱の木、刻んだ木材の寸法の正確さ、仕事の丁寧さ、どれをとってみても、我が家の方が数段上なのはシロートの筆者が見ても一目瞭然でした。
例えば、10年後にメーカー製のコスト切りつめ物件と対決させたら、その質の高さからいって我が家の方が明らかに資産価値が高いと思うのです。
ですが、保証協会にとってはそんな事は問題ではないのでしょう。本質論議など関係ないのでしょう。大切なのは、ものごとの本質よりもブランドなのでしょう。メーカーのお墨付きなのでしょう。
ただ裏を返せば、保証協会をしてそういった考え方にさせているのは、我々ユーザーの家の選び方に原因があるとも言えるでしょうね。ブランドがついていれば安心とばかりに、盲目的な物件選びをする人々が多くいるのかもしれません。
そういえば、以前、欠陥住宅が各地で問題になっていたとき、秋田県の第三セクターである秋田木造住宅株式会社が建てた家の欠陥がテレビで取り上げられていました。
その被害者の多くが、「県が係わっているので信用していた」といった旨の発言をしていたのが印象に残っています。これなどは、行政というブランドを盲目的に信用したばかりに、現場を担当する業者や工事のチェック・監視がおろそかになっていたのでは、と思われても仕方がないのではないでしょうか。
というわけで、この銀行からの融資は、こちらの方からお断りすることになりました。断られ続けていたので、え〜い、気持ちよかったゼ。
でも、先の見えない銀行巡りが、まだまだ続くのかと、落胆でした…
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