千葉さんの
「個人情報垂れ流し」を読んでいて思いついたことがある。
この季節になると新聞の折り込みに進学塾のチラシが多く入る。昨年まではその内容がエスカレートしていて、カラーの顔写真入りで自分のところの生徒が有名校に合格したのを宣伝するのがあたりまえのように行われていた。
だがさすがに、個人情報保護法が施行された今は、それなりに自粛していると見えてそのような派手なチラシはなくなった。
昨年までのエスカレートしたチラシは、すごかった。カラー写真だけでなく、出身校、合格校、実名が併記されており、うちの家族などは、幼稚園や小学校時代の娘の友人を見つけては「なになにチャンはこの学校に受かったんだ!」と声を上げている。
実は、かつて私の娘が私立の学校に受かった際、通っていた塾からチラシに載せたい旨の打診があったが、私は頑として断った。我が子が公衆の目にさらされるのが怖かったからだ。
聞くと妻が塾の責任者に後から「出せばよかったのに」と皮肉めいた言われ方をしたそうだが、多くの親は平気なのだろうか。
もし仮に、悪意ある人間がそのチラシをスキャンしてネットに公開してしまったらどうなる? ストーキングの対象にされてしまったらどうなる? 考えるだけで恐ろしい。
自分の子が有名校に受かったのを誇らしく思う気持ちはよく理解できる。だが、新聞のチラシという不特定多数の人間の目に触れるメディアに顔写真を載せてしまうのは、子を守るべき立場である親のする行為とはとうてい思えないのだ。
今は、さすがに顔写真入りは見なくなったが、実名入り(たぶん)のものは、未だにある。親も塾関係者も、ちょっとはリスクに対する意識を持って欲しい。
最近のコメント