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山崎潤一郎

メールアドレス
yamasaki9999@gmail.com
Twitter:@yamasaki9999
血液型
O型
星座
蟹座
好きな音楽
70年代のロック
Little Feat、Jackson Browneあたりを中心にいろいろと聴きます。
でも実は、隠れプログレです。
「宮殿」のジャケット踏めません。でも、ELP「ラブビーチ」なら踏めます。
山崎潤一郎(やまさき・じゅんいちろう)
1957年生まれの蟹座のO型。
音楽制作業に従事する傍ら、IT系のメディアに寄稿するライターとしても活躍。日本に個人向けプロバイダーが登場した時代からインターネットを使いたおしネット系雑誌などで常に最先端の情報を提供してきた。Yahoo Internet Guide、日経コミュニケーション、@IT、西日本新聞などで執筆。さらに、株の取引を初心者向きに解説した「株の買い方・売り方が面白いほど分かる本」(中経出版)を執筆するなど、その守備範囲はネットだけにとどまらない。近著に 『ケータイ料金は半額になる! 』(講談社)、『iPhoneアプリで週末起業』(中経出版)
がある。


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自演YouTube動画に権利者から削除命令

YouTubeにアップロードしておいた自演の「ホテル・カリフォリニア」演奏動画に権利者から削除命令が来た。以下は、そのYouTubeからのお知らせ画面。
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依頼者は「Cass Country Music」となっているので、JASRACのDBで調べたらイーグルスのパブリッシャーだった。削除に同意した。
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それにしても、件の動画のPVは1年間でせいぜい600程度。ホテル・カリフォリニアのカバーもの中では、もっとPV稼いでいるもの多くある。それは削除されていない。僕のだけがたまたま目にとまったってことだろうか。それとも、あまり演奏が上手なので、これは本家を脅かす。捨て置けぬ!ということにでもなったのかな?

まあ、YouTubeの他の動画文脈というか、空気感から判断して「有名楽曲をカバーしても大丈夫だろう」(つまり赤信号みんなで渡れば怖くないってやつ)と思って公開していたのだが、権利者様の権利を侵害していました。どうもすみませんでした。

iPhone用の広角レンズの威力

iPhoneにクリップを利用して装着する広角レンズを購入した。eyeMobile 携帯電話用コンバージョンレンズ 超広角レンズ クリップ白 for iPhone3G KSW-1-WIというせ製品なのだが、これがどうしてなかなか楽しめる。

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ただ、絵が多少暗くなり、画面のスミに超広角特有の黒く弧を描くレンズが映ってしまうのは仕方ないようだ。それに、ピントもかなり甘くなる。

ただ、もともと、iPhoneのカメラは、けっこうショボイのでまじめに撮るというより、カジュアルに撮るためのもの。だから、かえってそれが、画質ウンヌンといったことは二の次で楽しむことができる。以下はその写真。おすすめです!

これは広角レンズを装着しない絵。
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レンズを使うとこんな感じ。

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ためしに愛犬を撮ってみた。

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MacProのメモリーが死んだ件について

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結論を先に言うと、Apple純正のメモリーが2年間にわたり諸悪の根源だった。

現在、自宅で使っているのは、約2年前に購入した8コアのMacPro。購入時から調子が悪く初期不良の返品交換をしている。その後、MemoryAmerica(http://www.memoryamerica.com/)で通販購入した2GB×2=4GBのメモリーを追加装着して、合計6GBで使っていた。これがまた調子悪くて、けっこうな頻度でカーネルのタスクがフルフルの状態(アクティビティモニタで見ると真っ赤っか)になり、漢字変換やらが以上に遅くなる現象が起きていた。

一回、スリープにして再度復帰すると直ることがほとんどだったので、だましだまし使っていた、僕はてっきり、MemoryAmericaで購入したバルク品が何か悪さをしているものと思って、メモリーの位置を差し替え直したり、いろいろと試していたのだが、それでも改善しなかった。

しかし、先日とうとう、熱暴走状態になってファンがフル回転してフリーズする状態が頻発するようになり、それを何度か続けていると、立ち上がらなくなった。「やっぱ、安物のバルク品はだめだね」と思って、MemoryAmericaモノを外して、純正の初期状態に戻してやてみると無事に起動した。

しかし、システムのメモリーの情報を見るとどうも様子がおかしい。2枚一組のメモリーが1枚死んでいる。そう、実は、死んだのは、安物のバルクではなく、純正の方だったわけ。試しに、純正モノをとっぱらって、バルク品で4GB構成で起動してみると、実に快適なのね、これが。約2年にわたり、僕を悩ませ続けていたのは、純正のメモリーだったというわけ。

というわけで、気を良くして、またまたMemoryAmericaで4GB×2で8GBを購入(送料込みで約3万円弱)して、装着しておきました。合計12GBになったので、これでもって、超ヘビーデューティーなドラム音源(BFD2)も安定して走るようになる(といいなあ)。

今回の経験でもって、即、純正がだめで、バルクが良いよ、とは言わないけど、でも、Appleが公認したメモリーを取り寄せると、4GBで約4万円弱。しかし、バルクだと1万5000円もしない。なんだか、考えちゃった事件でした。

iPadでポケットオルガンが動いている!

っていうのは、まったくのウソで、ソニーのフォトフレームにPhotoshopで作った鍵盤画像を映しているだけ。ただし、こちらの液晶は10.2型で解像度も異なるので、完全再現は無理。
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「Pocket Organ C3B3 For iPad」は、大きなiPad上でシミュレートする鍵盤楽器だけに、iPhoneとは異なり、かなりの演奏性が要求されるだろうから、開発する以上、いろいろな鍵盤幅を試して少しでもベストな鍵盤仕様を考えないとね。いろいろな幅の鍵盤画像を作って疲れたわい。

下段がミニMIDI鍵盤と同等幅、上段が70ピクセル幅で、現行Pocket Organ C3B3の幅広鍵盤と同等。これなら親指も駆使して弾ける(はず)。

問題は、黒鍵の幅、黒鍵と黒鍵に挟まれた白鍵部分のエリアをどのように反応(白鍵の音を出すか黒鍵だけにするか)させるかの設定は、音を出してみないとわからない。悩ましい。今考えているのは、反応部分の切替機能を付けること。

それにしても、iPhoneのように小さな画面ならまだしも、このように大きな画面が、指の脂で指紋だらけになるのって、ちょっと抵抗があるなあ。まっ、拭けばいいんだけど。それにじきになれるだろうけどね。

ああ、懐かしのアナログ・ミキシング・コンソール

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プロ用の音響機器ってのはなんでこれが!?と思うくらい高いプライスタグが付けられているものも多い。
特にそれがアナログ機器だったりしたらなおさらで、プロ用アナログものというのは、職人芸の極みみたいな部分があるので、やっぱ高価になる。

80〜90年代初頭まだ今ほどデジタルの録音機器が普及していなかった頃に、ある大手スタジオから借用して現地録音に使っていたのが、写真のSTUDERのポータブルコンソール。都内のあるスタジオで久しぶりに遭遇したので思わず写真撮ってしまった。確かこのコンソールは400万円くらいしたと記憶している。何せスイスの頑固なアナログの職人さんたちが作ってるわけだから、まあ高くもなる。

見た目は時代遅れの何の変哲もないアナログコンソールだが、その音は誰がなんと言ってもSTUDERなわけで、これじゃなきゃってもの。単にスペックだけ比較すると、現在、数万円で購入できるデジタル系のミキサーよりも劣るのだが、数値では表せない何かがあるのがこの世界ですよね。

で、このスタジオは、ボーカルブースだけの小さなスタジオで、ご多分に漏れず録りのシステムは、ProToolなのだが、信号をこのSTUDERに立ち上げている部分に大いなる拘りがあって嬉しくなった。音も他のProToolスタジオと違った(ように感じた)(と思う)(ような気がする)…

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デジタルはデジタルで実にすばらしいことなのだが、でもやっぱその中でもどこか1つアナログに拘るっているのは、キャラ作りとして大切なことだなあって思うわけです。STUDERも今ではたくさんのプロ用デジタル機器を製造するメーカーになってますが、こういうアナログの基礎技術があるからこそ良いデジタル製品を作れるのかもしれません。

デジタルネイティブには理解できない部分かもしれないけど…

ケータイの電磁波がアルツハイマー予防に効く

以前、「携帯電話の電磁波は身体に良い!?」って戯れ言をこのブログに書いたら、これをまじめに研究している人がいたので驚いた。

携帯電話の電磁波がアルツハイマー病に効果?米研究

以下一部抜粋「米国の携帯電話と同程度の電磁波を1日2回それぞれ1時間ずつ照射した96匹のマウスで、(中略)高齢のマウスでβアミロイドの蓄積が解消し、記憶力が向上」したそうだ。

また、「記憶障害の兆候が全く出ていない若いマウスは、数か月の照射によってアルツハイマー病の予防効果があり」「アルツハイマー病の遺伝的素因をもたない普通のマウスの記憶力は、電磁波の照射後には向上」したそうな。

冗談で言った僕の説もあながちウソではなかったみたい。ただ、「米国の携帯電話と同程度の電磁波」って、800MHz帯のことだろうか? 論文の原文を見れば書いてありそうだが、めんどうなので見てない。

Safariを使う理由がなくなった

登場以来約1か月間使ってみたのだがGoogle製のブラウザ「Chrome(Mac版)」が快適。とにかくページの読み込み速度が速い。Safariを使っていたとき、表示速度はてっきり回線や相手先サーバーの負荷によるものと思っていたのだが、Chromeを使ってみて描画処理に時間がかかっていたことがわかる。

それと、各タブが個別のプロセスで動作している点も嬉しい。タブでページを追加で開いて行くと運悪く質の悪いFlashページなんかにぶち当たってしまうと、他のブラウザだとブラウザ全体で固まってしまい強制終了するはめになる。それまで開いていた他のタブもパーだ。しかし、Chromeはタブごとにプロセスが分かれているので、固まったタブを閉じれば他には影響しない。

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ただ、これまでSafariから離れられない理由があった。それは、Chromeでは、Evernoteのクリッピング拡張機能が使えなかったこと。Evernoteのヘビーユーザーからするとこれは致命的。しかし、今回やっとマック版Chromeが拡張機能をサポートしたので、さっそくインストールして検索すると、ありました。Evernoteの拡張機能が(象さんのアイコン)。

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これでSafariを起動する理由がなくなってしまった。Macユーザー的には微妙な心境。

ドコモがAndroidマーケットを囲い込む恐怖


NTTドコモの山田社長が、「AndroidやWindows Mobile用の統合マーケットを独自に提供する」
と発表しました。「こいつらはAndroidまで垂直統合の塀の内側に囲い込むのか」と言いようのないやるせなさを感じます。このブログでも似たような危惧を抱いているみたいですし…

もちろん、Androidの仕組みを見れば、AppleのiPhoneと違い、誰もが自由にアプリマーケットを立ち上げることが許されているので、ドコモがマーケットを立ち上げること自体は、文句を言う筋合いのものではありません。

仮にこのマーケットがブレイクした場合、ドコモの取り分は、25%(Androidアプリの場合)となり、9〜11%のiモードビジネスより美味しい分配率が期待できます。ちなみに、Androidアプリのレベニューシェア%は、OHA5%、オペレーター25%、クリエーター70%で、Googleにはまったく収益は行きません。

記事中のプレゼン資料を見ると、「オープンなアクセス」を約束して、インターネット経由で他社のオープン端末からもアクセス可能としています。それには異存ありません。しかし、その上の「流通」「開発」の2層のレイヤが本当の意味でのオープンとなりうるのかとても心配です。

というのは、私のようなインディは、「ドコモ村の仲間に入れてもらえない」という、トラウマというか、PTSDが徹底して刻み込まれているからです。先日、「iPhoneアプリで週末起業」という本を出しました。この本では、iPhone、Android等のアプリマーケットに参戦するインディ開発者を応援した内容に徹しています。


本書の中でも、iPhoneやAndroidに較べ、ドコモ村に参加することのハードルが如何に高いかという例をiモードを引き合いに出して触れています。ドコモ村への参入障壁について本書から抜粋してみましょう。


<以下抜粋>
ではここで、同じ携帯電話ビジネスという意味で、NTTドコモの「iモード」におけるビジネス参入の例を紹介しておきましょう。アイフォーンアプリと比較してあまりの参入障壁の高さに驚くことと思います。NTTドコモの利用者にコンテンツやアプリのサービスを提供しようとすると、まず、設備やソフトウェアのために、ン百万円、ン千万円といった初期投資が必要です。


iモードでビジネス収入を得るためには、「公式サイト」として、NTTドコモに認定してもらわなければなりません。その際、通信の安全性、確実性確保などの理由で、原則としてNTTドコモが(暗に)指定する設備やシステムを使用する必要があるのです。それらシステムの構築費用は、とてもではありませんが、インディがおいそれと導入できる金額ではないのです。また、それらシステムの月額運用費用も数十万円から百万、二百万といったレベルであることにも驚かされます。


つまり、iモードビジネスというのは、まずコスト面からして、インディはお呼びではない領域なのです。
そして、もうひとつ大きなハードルがあります。iモードを運営するガリバー企業NTTドコモと取引をすることになるので、コンテンツやアプリの内容はもちろんのこと、取引相手として相応しいかといった、高い基準が設定されており、様々な審査を通過しなければなりません。

ちなみに、09年からiモードの公式サイトビジネスに参入したある企業の幹部がため息交じりに筆者に漏らしました。
「リーズナブルなレンタルサーバーを使う予定だったが、ドコモ推奨の大手レンタルサーバーを使わないと審査が通らないと遠回しに言われた。事実上の業者指定だ。そのレンタルサーバーにしても、いざ契約の段になると、帝国データバンクの調査員がオフィスに4人でやってきて、根掘り葉掘り聞かれ、結局、サーバー会社から、保証金(先払い金)1年分を要求された」

まさに、「完全にインディはお断り」の世界ですね。
そしてその審査を通過し無事にサービスを開始した後も、内容の小変更のたびにNTTドコモにお伺いを立てる必要があります。
そのようなハードルをクリアして初めてiモードビジネスに参加できるのです。インディにはとても敷居が高く簡単には参入できるものではないことがご理解いただけるでしょう。ここではNTTドコモの例を紹介しましたが、他の携帯電話会社も似たような状況です。
<抜粋以上>

ドコモ村に入れてもらいビジネスをすることのハードルの高さがおわかりいただけるでしょう。まさか、こんど新設するAndroidマーケットで、上記のようにiモードと同様の審査等が要求されるとは思いませんが、前述のようにクリエーターやインディにとって、ほんとうに開かれたマーケットとなるのかどうかをしっかりと注視すべきです。

ご存じのように、iPhoneアプリやAndroidのビジネスは誰でも参加できます。そのためか、なかには、くだらないアプリもたくさんあります。しかし、玉石混淆で6万5000(iPhoneの場合)を超えるアプリケーションがあるからこそ、マーケット全体のパワーが底上げされ、人が集まり、アプリも集まるのです。

iモード型ドコモ村根性を出して、アプリやコンテンツの審査を厳しくして、「ぼくらのお眼鏡にかなったやつしか扱わないもんねー」とか言い出して、変に制限をかけてしまうと、このマーケットの失敗は目に見えています。

これだけは、ドコモにお願いします。インディやクリエイターに広く門戸を開放して、iPhoneやAndroidと同様に気軽にビジネス参入できるマーケットにしてください。










いつが「買いどき」

アンドロイドケータイを触った


NTTドコモからGoogleのAndroidを搭載したケータイ端末が発売された。
ちょうど、それと同じ型のHTC製の開発者向け端末(こっちのは色が黒)が手に入ったので、しばらく使ってみた。

自分のiPhoneに装着されているSIMを使えば、ソフトバンクモバイルの3Gネットワークに接続できるらしいのだが、それでもってパケット定額が適用されるかどうかわからないので、怖くてやっていない。だって、もし適用されなければ、ちょっとネットに接続してホームページを見たりソフトウェアをダウンロードしただけで、たちまちン万円、ン十万円のパケット請求が来そうだものね。

だから、無線LAN経由で使ってみたのだが、なんというか、イマイチだねえ。使い勝手はiPhoneの方が数段上だわ。もちろん、僕がiPhoneを使い慣れているというのが大きな要因としてあると思うけど、そういう使用感以外の部分の、エモーショナルな領域で、ワクワク感がぜんぜんない。まず、アイコンがあか抜けない。いうなれば、Macしか使ったことのないユーザーが、Windowsパソコンを見て、「なんだかアイコンがかっこよくないね」と思うあの感覚に似ている。

で、なんといっても悲しいのは、マルチタッチじゃないこと。だから、写真の拡大縮小は、虫眼鏡アイコンをタップして行う。このあたりは、指のピンチ動作で拡大縮小が自在なiPhoneと比較すると、なんだか寂しくなる。まあ、一度あの拡大縮小動作を経験してしまうと、そうじゃないものがどうしても、貧相に思えてくるからね。

Android端末もハード的には静電容量方式のスクリーンを備えているので、マルチタッチをやろうと思えばできる。だが、それをやるとアップルから、知財闘争で訴えられるからできないのだろう。アップルもセコイことは言わないで、こんなに素敵で便利な機能は皆に広く使わせてやればいいのに。Androidの次のバージョンでは、マルチタッチに対応するという噂もあるので、期待したいところです。

ちなみに、マルチタッチじゃないので、悲しいかな鍵盤のアプリは和音が弾けない。だから。Androidのアプリは音楽系のものがイマイチ盛り上がってない。このあたりも、iPhoneと比較して寂しい部分だね。それと、Android開発者の人たちってどちらかというと、技術オタク系が多い印象なので、音楽ものみたいに、感性に訴えるようなアプリは苦手なのかなあ。




快適環境

iPhoneアプリの売上げ受け取り。邦銀口座はだめ!

先日、口座のある地方銀行の支店から電話があった。

銀行:「アップルから160ドルのご入金があるのですが、手数料2500円をを引いて円に換算して口座に振り替えます」
僕:「えっ? 手数料2500円もかかるの!」
銀行:「はい。海外からの送金は手作業での処理になりますので」
僕:「・・・・(言葉を失う)」

というわけで、初のiPhoneアプリ「マネトロン」の最初の入金は、約1万6000円(約160ドル)弱のうち、銀行に手数料2500円もさっ引かれて手元に入ってきた。

あまりに悔しいので、口座のある他の銀行(すべて邦銀)に問い合わせたら、一律2500円の手数料が必要だったことがわかり愕然とした。そこで、ある銀行の担当者に次のように聞いてみた。


僕:「たとえば、送金額が10ドルでも、手数料2500円がかかるのですか?」
銀行:「はい。その場合は、差額をお支払いいただくことになります」
僕:「・・・・・・・・(言葉を失う)、じゃあ、一般論として聞きますが、海外からの送金を受け取る場合、どの邦銀でもそのような手数料が発生するのですか?」
銀行:「はい。だいたいそうだと思います」


おいおい、そんなのって有りかよ〜。というわけで、サクッと調べたら、僕の知る限りでは、海外から手数料なしで送金を受け取ることができるのは、シティバンクだけだった(支店担当者には電話で確認済み)。
ちなみに、イーバンク銀行だったら、このあたり、柔軟に対応してくれるのかなあって思ってホームページを見たら、FAQに次のようにあった。

Q:イーバンク銀行から海外へ送金できますか?また海外からイーバンク銀行へ送金できますか?
A:申し訳ございませんが、海外への送金は承っておりません。また、海外から当行への送金も承っておりません。


こりゃだめだ。というわけで、シティバンク以外で、海外からの送金を手数料なし(あるいは低料金)で扱ってくれる銀行があったら教えてください。

■輸出産業が以前のレベルに回復しないとすれば、こういうもので細かく外貨を稼ぐしかない


『iPhoneでメロトロンが弾ける「マネトロン」作者に聞く』 の中で著者の四本さんが面白い考え方を述べている。iPhoneアプリの開発ブームに関して…、

「輸出産業が以前のレベルに回復しないとすれば、こういうもので細かく外貨を稼ぐしかない」

確かに! 多くの日本人が、iPhoneアプリ、Androidアプリ、シンビアン、Windowsモバイルとか、そんなアプリをたくさん作って世界で売れば、1件1件は細かくてもトータルで見たらそれなりの額で外貨を稼ぐことができるかもしれない。

しかし、邦銀の海外からの送金に対する手数料がこんなに高いんじゃあ、お話になりません。

実は、先週、iPhoneアプリで週末起業
という新刊が出たのですが、今回の経験談は間に合いませんでした。この体験をしたのは、校了の後でしたから。もし、重版が来るようでしたら一言でも書き添えておきたいものです。


■シティバンクに変えた


このまま、アップルから入金のたびに2500円を銀行にふんだくられるのはあまりに悔しいので、アップルへの口座登録をシティバンクに変えることにした。幸い、僕の場合、シティバンクに外貨預金口座を持っていたのでよかった。

ただ、これから口座を作る人は面倒な作業だ。おまけに、シティバンクの場合、預金額が一定額以下だと口座維持手数料も取られるので、アップルからお金を受け取るために、ここに口座を作ると本末転倒になる恐れもある。


ただ、Apple Developer Connectionへの登録口座の変更はあっけないほどスムースに進んだ。登録口座の変更は、担当者に直にメールでやりとりすることで実施するが、「AUTHORIZATION AGREEMENT FOR ELECTRONIC PAYMENT」という変更届のPDFが送付されてくるので、それに必要事項を記入してサインをしてファクスかPDFで送付するだけ。送付した翌日には「変更しました」と返事がきた。

守秘義務契約があるので詳細な情報は書けないが、既にアプリの配信までこぎ着けた人なら何処に何を書くべきかは、簡単にわかるはず。ただ。ちょっと迷った部分があるので、その部分だけ記しておく。

・BANK ROUTING NO / SORT CODE
ここには、「0123-456 / FUTSU」と言う風に「全銀コードと支店番号をハイフンで区切り / 口座種別」を記入する

・ACCOUNT IBAN
ここには何も記入しない

・ACCOUNT NUMBER
シティバンクの場合、マルチマネー普通口座番号を記入

・ACCOUNT NAME
口座名義は、「Junichiro Yamasaki  ヤマサキ ジュンイチロウ」みたいに、英文とカタカナで記入する

他のの項目は指示通り記入すればOK。次回の振込からちゃんとシティバンクに変わると思うので、また報告します。








知らないと損する、お金のこと

ニコニコ動画生放送に出演した


高円寺ストリーミング『ガジェ音(Gadget-on)』

というイベントに出演しました。iPhone向けメロトロンアプリ「マネトロン」の紹介をしました。このイベントは、ニコニコ動画でも生放送されました。

このイベントは、ニンテンドーDS用ソフト『KORG DS-10』や学研の大人の科学の付録であるアナログシンセといった、ガジェット(オモチャ)系の電子楽器を使ってライブパフォーマンスをする人たちのイベントです。

このイベントのプロデューサーである四本淑三さんが、僕の作ったマネトロンを気に入ってくれて、特別に呼んでくれました。当初はキングクリムゾンの曲を演奏するつもりで、マイナスワン(カラオケ)音源も用意していたのですが、外国曲ということで、JASRAC許諾だけではNGということで、演奏はできませんでした。

ガジェット楽器とはいえ、そのパフォーマンスはすごいレベルに達しており、高額なシンセやDTMソフトウェアの存在をあざ笑うかのように熱い演奏を繰り広げます。

そんな中で唯一のiPhoneアプリで参戦した僕のアウェー感はすさまじく、ニコ動の字幕で何を書かれるのかドキドキしつつも、ITメディアの松尾さんや司会の佐野電磁さん(DS-10のプロデューサー)の助けもあり、トークと簡単な音出しだけで無事に出演を終えました。

それにしても、ニコ動の生放送の経験はなかなか楽しかったです。自分の発言に対し、2〜3秒遅れで字幕でコメントが付くシンクロ感は、ネットならではの感覚です。生放送を自宅で見ていた妻に言わせると、「失礼なコメントもあった」とのことですが、まあ、それも双方向の醍醐味ですよね。

ニコ動は当初、権利侵害動画の巣窟で、イメージは良くありませんでしたが、最近は正常化してJASRAC等既存メディアとも提携しています。地上波テレビにも同じような機能がついたらどうなるどうと想像すると面白いですよね(あり得ませんが…)。

ディベート番組なんかでこれをやると収拾がつくなくなったりするでしょうが、視聴者が茶の間で出演者のコメント等にツッコミを入れるのは、日常的な風景だけに、それが、電波に乗って番組の中に反映される世界って、実験でもいいので、一度見てみたいものです。

動画と双方向通信の特徴を合体させ、新しいメディアの在り方を確立したニコ動の存在は目が離せません。それと、ガジェット系楽器の動向にも注目です。



いいイメージに

iPhoneアプリの売れ本数と宣伝の相関関係


一部マニアの間では、熱狂的な支持(?)を得ているiPhoneのメロトロンアプリ「マネトロン」ですが、ライターの四本さんの取材を受けました。四本さんは、以前から、IT分野の音楽系記事ではシャープな文章を書く人として、一度お話してみたかっただけに、うれしかったです。

『iPhoneでメロトロンが弾ける「マネトロン」作者に聞く』

この記事を補足する意味で、みなさまが疑問に思っていることを、ここに明け透けに公開します。iPhoneアプリ開発をされている方々の一助になれば幸いです。

●その1どれくらい売れてるの?

文中に以下の下りがあります。

—— 儲かってますか?
山崎 いやー、全然(笑)。でも最初は全世界で500人くらい分かってもらえたらいいと思っていたので、それよりは多くの人に受け入れてもらってます。

ここは、四本さんが配慮してくれて、曖昧な表現になってますが、正確には、5月8日頃リリースで6月24日現在で約900本がダウンロードされました。実際、マニアックなアプリなので、少なくて500本、多くて1000本売れれば良いかなあと、考えていたので、予想通りの数字ということでしょう。

●その2 どの媒体が宣伝効果あったの?

ただ、文中にもあるように、6割が日本での売れ本数です。市場規模から言って、北米でもっと売れてもいいと思っていますが、やはり、英語の壁に阻まれて、思うようなプロモーションができないのが、海外市場低迷の要因だと思います。日本での販売は、おおむね飽和状態になったかと思うので、今後は、苦手な英語を克服して海外市場へのプロモーションに力を入れていきたいと思います。


それはそれとして、とりあえず、これまでは、日本でのプロモーションに力を入れてきたのですが、上のグラフはこの1か月間の日本の販売数の推移です。
5月中は、ミクシィのプログレ系コミュニティー、マイコミ記事アプリ紹介系のブログ音楽アプリ系ブログ等への露出を行いました。あとは、プログレ好きな人がブログで取り上げてくれたりして、まあ、1日に10ダウンロード前後を推移してますね。

しかし、6月の頭に大きな山があります。これは、「iPhone・iPod touch ラボ」にリリースを出して取り上げてくれたことがきっかけです。このブログの影響力はもちろん、14件のはてブが付いたことが大きかったようです。ちなみに、このとき、App Storeの「ミュージック」ジャンルで6位まで上がりました。

しかし、その後は、ちょろちょろと売れているだけで、6月中旬には1日1ダウンロード程度まで落ち込みます。このときは、順位は40位近くまで落ちてます。しかし、また6月22日に30本近く売れます。このときが、最初に紹介した四本さんの記事が公開されたタイミングです。記事はすごく丁寧に書いてくれ、19件のはてブも付きました。ただ、前回の「iPhone・iPod touch ラボ」のときのような勢いはありません。おそらく、国内では、これを望む人のところにおおかた行き渡り、飽和状態に近くなってきたこの証だと思います。

●その3 海外でのプロモーションは?

前に言った通り、海外でのプロモーション活動はこれから本格的に行いたいと思ってます。現状では...、
(1)YouTube動画
(2)Facebookのプログレ系、iPhone系の「グループ」(ミクシィのコミュみたいなもの)への投稿
(3)Last.fmのコミュへの投稿
などが中心なので、露出がイマイチだと思います。

ただ、「148Apps」という有名アプリサイトでちゃんとレビューしてもらえ、5星中4半の評価で「Highly recommended」をもらっています。これは、そこそこのプロモーション効果があったようですが、「iPhone・iPod touch ラボ」のようなドカン!としたインパクトはありません。あと、「Synthtopia」は、真っ先に取り上げてくれたのですが、ここはそれほどの宣伝効果はないようです。ちなみに、下の図は米国でのダウンロード数ですが、パッとしませんね。



その他、ギズモードのiPhoneアプリを専門にやっているライターに直にメールしたり、テッククランチなどにもリリースを出しましたが、今のところ取り上げてはくれてません。ギズモードやテッククランチに取り上げてもらうと、かなりインパクトのある数字が期待できるそうです。ただ、ハードルは高そう…

あと、マイスペースでのプロモーション活動はまだ行ってないのですが、どうも、これまでの様子から、音楽系のアプリだからと言って音楽系やプログレ系のコミュニティーでプロモーションしても、あまり効果がないような印象を持ってます。おそらくiPhoneを持っている確立が低いからだと思います。
マネトロンは、音楽系アプリとはいえ、やはりプロモーションについては、IT系のメディアやコミュニティーでのプロモーションの方が効果を上げるような気がします。




進化がすごい!

ジョブズがいなくなったらアップルはダメになると思う


アップルのカリスマ経営者スティーブ・ジョブズCEOが肝臓移植手術を受けていたそうだ。

アップル側は、しきりに「復帰する」と言っているようだが、本当に大丈夫なのだろうか?

ジョブズがいなくなったらアップルはダメになると思う。もちろん、すぐにダメになるとは言わない。だが、時間をかけてゆっくりと地盤沈下して行くのだろうなあ、と思う。

1985年の5月、スティーブ・ジョブズはアップルを、自らが指名した辣腕経営者のジョン・スカリーに取締役会の場で追放された。その後の、ジョブズのいないアップルは、歴史に残るような製品を産み出したのだろうか?

MacOSのライセンス戦略に失敗し、ニュートンにも失敗した。特にスカリーが去った後の、同社の迷走ぶりは、記憶に新しい。しまいには、身売り話にも花が咲いた。

今度また、ジョブズがいなくなったら、同じようなことになるのだろうなあ、と思う。先日のWWDCや1月のマックワールドエキスポでの基調講演を見ていると、登壇者の存在感の薄さからか、アップルってやっぱジョブズの会社なんだなって思いをひしひしと感じる。

20年近くマックを使っている自分としては、こんな予測をするのはとても寂しいのだが、経営者が偉大でワンマンでカリスマであればあるほど、その人を失った際のダメージはとてつもなく大きい。




失いたくない!

iPhoneで写真添付メールを送るならこのアプリで決まり!



これまで何度か、iPhoneから直接投稿していたのだが、写真が大きくて、スマッチの記事サイズに入りきらなかった。

iPhoneの写真アプリで小さくリサイズしているのに、メールに添付するとなぜか大きくなるので変だなあって思っていたら、iPhoneのMail Appは、大きい写真も小さい写真も、ところかまず、800×600ピクセルにリサイズしてしまう、というとんでもない仕様になっていることが判明。どおりで、iPhone側で300×400とかに縮小しているのに、投稿すると画面が荒れて、大きくなると思った。

で、、Mail Photosというアプリならサイズを選択して送信できることが判明。iPhoneのカメラロールからこのアプリで投稿したのが上の写真です。




小さくまとめる

伝説の鍵盤楽器「メロトロン」が350円であなたのものに


iPhone用のアプリを作りました。既にApp Storeからリリースされているので覗いてみてください。メロトロンというヴィンテージ鍵盤楽器のシミュレーションアプリで「マネトロン」(安易な命名だ)といいます。


●iTunes Storeへの直リンク

●マネトロンサポートページへのリンク


メロトロンは、プログレッシブ・ロックを聴く人にはおなじみですね。その暗く陰気な大英帝国バンザイ的サウンドは、聴いていて心底イヤされます。
落ち込んだ気持ちをさらに奈落の底に叩きおとしてくれようなwink 気持ちの良いサウンドです。


なので、とにかく拘ったのは、ホンモノの音、です。70年代に製造された製造番号714番のメロトロンM400S実機からPCMフルサンプリングしたその音は、正真正銘純正度100%ピュアでジェニューインな紛れもないホンモノです。


めっちゃ“濃くて"コアなマニアが多いばかりに一見さんを寄せ付けない(?)感のあるメロトロンのギョーカイですが、そんなギョーカイのウルサガタ達も、「これはホンモノ!」と膝を叩いて小躍りするほどのサウンドを実現しています。


70年代を、プログレと共にリアルタイムで駆け抜けた山崎の「愛」がこのアプリからにじみ出ています。iPhone / iPod touchのユーザーでメロトロンが好きな人は、もしかしたら世界中に500人くらいしかいないのかもしれません。それでも全然オッケーなのです。「愛」があれば商売は関係ない!なんてことは言いませんが、「愛」なくしては生まれなかったアプリです。


King Crimson、The Beatles、Yes、Genesis、Led Zeppelin、PFM、Focus、The Moody Bluesといったバンドはもちろん、J-Popの分野でも、GRAPEVINE、小田和正、キロロ、椎名林檎、奥田民生、平井堅、aikoなどが楽曲に使うこのヴィンテージな「アナログのサンプラー」「元祖サンプラー」をあなたのiPhone / iPod touchで実現しましょう!

【追記】ITメディアの松尾さんが紹介してくれました。


では、プロモーション動画をご覧ください。



ほしいものをGET

ああ〜、ハードディスクがまた死んだぞ


MacProのハードディスクがいきなり死んだ。昨年の11月にWindowsVistaと同時購入した増設用なので、緊急の実害はないが、WindowsVistaのBootCamp起動ができなくなった。それと、BFDというドラム音源の音源ファイルもここに入れていた。

このHDD(Seagate製の「Barracuda7200.11」というモデル)、昨年末から今年にかけて一悶着あった機種なのだが。何ごともないので、そのまま使っていたら今になって突然来た。このブログにSeagate問題のまとめがあるが、自分で対処するのはかなり面倒みたい。

マスターのHDDじゃないしめったに使わないWindows起動用なので、購入したPC Depotに持ち込んで、メーカー故障修理として処理してもらうようにした。こちらからは敢えて口には出さなかったが、店員さんもこの機種の問題を知っているようで、「メーカーに送付して不良となれば交換になります」と、サクサクと対応してくれた。

HDDの大容量化が進むにつれ、クラッシュしたときの被害額は天文学的な数字になるから怖い。やっぱ、自動バックアップのTimeMachineを導入しようかなあ。



快適な環境を手に入れるため

SNSに対する官憲やマスコミの動きがきな臭い件

女子高生とみだらな行為 20歳大学生を逮捕

12日にこんな報道がありました。これは、警察のSNSつぶしキャンペーンの一環なんだろうと思います。

そして、そんな警察の情報操作にホイホイと乗って「女子高生とみだらな行為」「会員制サイト「mixi(ミクシィ)」内の出会い系サイトで知り合った」などと、ことさらSNS=悪を強調するかのような書き方をしているのが今のマスコミです。

そういえば、神奈川県の事件も「ミクシィで出会った」ことが強調されて報じられていましたし、以前、青森であった殺人事件もモバゲーの名が大きく報道されました。

ちなみに、「女子高生とセックスしたら逮捕?条例はそうなっていません」を読むと、マスコミは、今回の件で条例の解釈でも操作的な報道をしているように思えてきます。

この動きは、今年2月の警察からのケータイ利用に関する統計発表以後顕著です。4月末には警察が主要SNSに年齢確認の厳格化を求めたり、2〜3月にはコミュの削除要請をしたりと、警察が非出会い系である「健全」なSNS叩きに乗り出しています。

なんだか、ヤバイですね。「検閲の危険性」とか「表現の自由が侵される」とかという問題はもちろんあるのですが、それよりも、経済的な損失です。株価の下落です。

思い出すのは、2007年末に増田総務大臣が、ケータイキャリアを呼んで、未成年フィルタリングの要請をしたことがありました。あの翌日から、未成年ユーザーの多いモバゲーを運営するディー・エヌ・エーの株価が暴落したのは記憶に新しいです。

ディー・エヌ・エーはもちろん、最近のニュースにたくさん登場するミクシィにしても、グリーにしても、上場企業が軒並み警察の標的になっているということです。警察が本気になって、SNSつぶしに乗り出すと、まずやることは「フィルタリングをかけろ」という命令でしょう。

そんな命令を下せる法的な根拠はないのでしょう。しかし、ライブドア事件、村上ファンド事件、西松献金問題などでの検察のやり方を思い出してください。世論を味方につけたら、平気で白を黒と断じます。

警察庁や現場の警察だって同じでしょう。楠さんのブログを読むと、警察側は政治家筋の後ろ盾を得ているようですし、おまけに、「健全」のお墨付きを与えたモバイルコンテンツ審査・運用監視機構の無力化を、マスコミを使って証明しまくっている昨今ですから、「健全SNSも実は不健全」という世論を作ってしまえば、なんでもやります。

そして、フィルタリングがかけられたら、ディー・エヌ・エーはもちろん、ミクシィ、グリーの株価はドカンと下がるのではないでしょうか。モバゲーは、もともとそうでしたが、ミクシィ、グリーあたりの最近の人気ぶりは、「改正出会い系サイト規制法」以後、ケータイによる未成年ユーザーの増加に負うところが大きいでしょう。未成年がアクセスできないのでは、投資家的な価値がガクンと下がります。

最近のSNS周りのケーサツの動きは、投資家も大いに注視すべき事柄でしょうね。



見るチカラUP講座

iPhone落とした。でも新品になった。うれしい。


iPhoneが新品になった。うれしい。

サイレントボタン横のボディに亀裂が入っていたので、アップルストア銀座にクレームを付けに行ったら、その場で交換してくれた。

実は、この亀裂、昨年の秋には入っていたのだが、その際、ググッてみたら、「有償修理と言われた」みたいな記述が複数あったので、この程度ならまあ良いかと気にしないで使い続けていた。

だが、先日、コンクリートの上にiPhoneを落としてしまい、その際、液晶画面下部に3センチほどの亀裂が入ってしまった。機能的にはまったく問題がなかったのだが、この亀裂とあと1年半つきあうのかと思うとちょっと暗くなった(スーパーボーナス2年縛り)。

しかし、そういえばと、サイレントボタン横の亀裂の件を思い出し、ググッてみたら「今は交換してくれる」といった書き込みやブログを見つけたので、ものは試しにとアップルストア銀座に行ったわけ。

ストアの担当者に、最初に、サイレントボタン横のボディに亀裂の事を話すと即座に「これは本体の交換で対応させていただいております」とあっさりと交換だった。彼は、当然ながら、液晶画面のひび割れにも気がついているはずだが、その事は一言も口に出さないで、手順通りに本体交換作業続けてくれた。

不通なら「こちらのひび割れはどうしました?」とか聞くだろうに。そんなことは一言も言わなかった。これがその辺のSBMのショップだったら、こんな親切ではないだろうと思う。というのは、娘のSBMケータイ端末が幾度となく故障しているのだが、その対応は、あまり良い印象がないからだ。

それに、もっと気持ちよかったのは、iPhoneの中のアプリや設定などの情報がしっかりとパソコン側にバックアップが取られている点。

だから、本体をそのまま交換しても、自宅に帰ってMacに接続してiPhoneを同期すれば、何ごともなかったかのように、そのまま使い始められる。パソコンが母艦になっていることのメリットだね。日本のケータイにもそういう仕様はあるのだが、利用している人は少ない。

というわけで、アップルの対応に満足した1日でした。

「スマッチ」終了のお知らせ

関係各位

2005年11月以来、約3年半に渡って皆様に愛されてきた「スマッチ」ですが、未曾有の経済危機を踏まえ他のサービスに経営資源を集中すべく本日(4月1日)25時を持ちましてサービスを終了いたすことと成りました。関係者一同、閲覧者およびブロガーの皆様に対しより今後も一層のサービス向上に取組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


な〜んて、エイプリルフールネタでした。

最近、スマッチが終わったときのことについて、考えることがあります。
僕は、2005年のスマッチ開始当時からここでブログを書かせてもらっているわけですが、リクルートだって民間企業だけに、「スマッチは永遠に不滅です」なんてことは基本的にないはず。経済情勢や経営環境の変化にともない、いつかは終わりが来るものでしょう。そのとき、僕や他のブロガーが書きためたコンテンツってどうなっちゃうんだろう、って。

スマッチ開始前は、テーマ別に複数のブログを書いていたけど、今はスマッチ一本に資源を集中しているだけに、ここには僕の生活の記録(ライフログ)が集約されているのですね。だから、これがこの世から抹消、つまりサーバーからデータが消滅するようなことになれば、それはもうたいへんなわけで、オレのセイシュンを返せ!みたいな感じで、完全にグレます。

別にこれはスマッチに限ったことではなく、僕はGmailをはじめとしてGoogleに過去の通信の記録を全部預けているわけだよね。Googleが突然倒産したらたいへん。それにニッポンの1000万ブロガーを擁する他の有名ブログサービス達だってそうでしょう。F2Cとかココログとかが突然廃業して(たぶんないと思うけど)サーバーが債権者に差し押さえられちゃったりでもして、その債権者が、イジワルしてサーバーをネットから切り離したり、消去したりしたら、とてつもない数の人のライフログが一瞬にして無に帰することになるわけだよね。

これって考えてみれば国家的な損失でしょう。だからここで提案します。国会図書館なんかが、国民のブログをアーカイブすべきです。確か、国会図書館では、ネットのアーカイブプロジェクト(http://porta.ndl.go.jp/portal/dt?action=content&provider=JSPTabContainer)が進行していたように思うけど、個人のライフログまで蓄積の範囲に入っているって話しは聞かないし…。まちがっていたらごめんなさい。

ちなみに、米国では、インターネットアーカイブ(http://web.archive.org/)ってサイトで、世界中のネットの情報を蓄積しているけど、これだって全部見れるわけじゃあない。試しにこの「家をたてよう」ブログの蓄積状況を見たら、2007年10月18日一回だけ記録されているだけだったです。9月中旬からの数件の記事が読めるだけです。つまり、インターネットアーカイブのクローラーが回って来たその瞬間のトップページの記事だけが蓄積されているだけ。

あと、思うのは、個々のユーザーのライフログって、資産価値がどの程度に見積もられるのかわからないけど、リクルートとか楽天とかライブドアとか無料でブログを提供している企業のバランスシートの上では、ユーザーのライフログの価値って計上されているんでしょうかねえ? 今の会計規則ではそんな規約がないと思うので、たぶん企業の資産価値としてはないと思う。でもね、たとえば、最近は「のれん代」つまりブランド価値もB/Sに載せて資産となる時代なので、資産として認められても面白いだろうに。だったら、ライブドアとかF2Cってとんでもない資産を持っている会社に変貌すると思うのです。もしかしたら、スマッチだってブロガーのライフログ資産でもって、リクルートから独立して運営できるかも。って、キャッシュフローが回らないから無理か…

とまあ、エイプリルフールネタを起点に、いろいろと考えてしまうわけですよ。

ちなみに、スマッチはドリコムで運営されているので、もしスマッチがなくなっても、ドリコムがライフログをそのまま引き継いでくれるのかもね。わからないけど…。




2009年、家はどうなる?

iPhoneOS 3.0をインストールしてみた〜チョー便利なコピペ機能

この夏にリリースが予定されているiPhoneOS 3.0のベータ版が公開されたのでインストールしてみた。さすがに普段ガンガン利用しているiPhone 3Gにいきなりインストールして不具合等が出るといやなので、iPod touch(初代)にインストールして試すことにした。

いろいろな機能追加が成されているけど、やっぱりなんと言っても便利なのは、コピペ機能。メール等で受け取った文書をメモやスケジュールに貼り付けて再利用できるのは大変すばらしい。今までこれがないために、何度涙をのんだことか…。というわけで、下記にコピペ手順をご紹介しまする。

●手順その1 コピーの開始


コピーしたい個所の先頭でタップ&ホールドしてから指を離すと図のようなコピーモードになります。

●手順その2 コピー個所を決定


青いハンドルをドラグすることでコピー個所の始めと終わりを自在に決めることが可能です。例によっては虫眼鏡式に拡大表示されるので老眼の僕には嬉しいのですね。

●手順その3 コピーする

ハンドルから手を離すと「コピー」タグが表示されるので、タップするとクリップボードに保存されます。

●手順その4 メモ用紙にペースト

メモアプリを起動して新規メモの先頭をタップすると「ペースト」タグが表示されるのでタップします。

●手順その5 ペースト完了


このように無事にペーストされました。この機能は待望されていただけにホントに便利です。

●手順その6 EverNoteにもバッチリペースト可能


僕が死ぬほど使い倒しているチョー便利ネット同期ソフト「Evernote」にもバッチリペーストできます。ただ、3.0の標準ノート自体にネット同期機能が搭載されるそうなので、Evernoteの優位性も薄れるかな…




ネット環境は完璧!

Google App Engineの秘密〜クラウド・コンピューティング


一昨年あたりから「クラウド・コンピューティング」(以下クラウド)というトレンドが話題になっています。本も複数出版されています。企業ITの分野でもクラウドというキーワードは大きな注目を集めています。

先日は、霞が関の行政システムにクラウドの技術や考え方を取り入れて、無駄が多いと言われている電子政府の効率化とコスト削減をめざすという項目が入った「ICTニューディール」の発表もありました。

このように話題のクラウドですが、その代表格はなんと言っても、アマゾンが提供する「EC2」や「S3」であり、Googleが提供する「Google App Engine」だと思います。

■Google App Engineの開始は腑に落ちない

実は、昨年の春、GoogleがGoogle App Engineの提供を開始したとき、僕は「Googleがなぜ一般向けクラウドサービスを?」と腑に落ちませんでした。Googleといえば、収益の98%はネット広告から得ています。そして、その広告配信を支えているのは、彼らが誇る世界中にまたがっているデータセンター群でしょう。Googleのデータセンターに関する情報は秘密のベールに包まれているのですが、一説には「ン十万台、ン百万台のサーバーが動作している」「電力を調達するのに専用の水力発電所を建造した」等、豪快な話題にことかきません。

Googleは一見すると何でも無料で提供しているので「オープンな企業」という印象で語られがちです。しかし、彼らのビジネスの源泉ともいうべきデータセンター周りに関係する情報は、徹底的に秘匿されていました。そこだけは徹底してクローズだったのです。それは、データセンターというインフラこそが、自分たちのビジネスの根幹であり、それが他の誰よりも勝っているからこそ、勝ち組としての地位を保っていられる、ということを彼ら自身がよく知っているからです。

逆に言うと、広告など他のサービスは、自分達でなくても出来るわけで、それを支えるデータセンターインフラこそが「オンリーワン」な存在であり、それがあるからこそ各種サービスも他の追従を許さない、という自負があるのでしょう。

■やむにやまれず開始したGoogle App Engine

しかし、彼らは、Google App Engineを開始しました。それにより、秘密のベールに包まれていた彼らのインフラの秘密の一部が公になりました。ここに大いなる疑問を感じるのです。Google App Engineは、それまで徹底して秘匿していたデータセンターインフラ周りの情報をさらけ出してまで開始しなければならないものなのでしょうか? アマゾンのEC2に対抗するサービスを提供しなければならないほど、クラウドサービスは大切なのでしょうか?

僕は、GoogleがGoogle App Engineを開始したのは、やむにやまれずだと思ってます。アマゾンのEC2を見て彼らは少し焦ったのだと思います。これまでの圧倒的なリードは、「オンリーワン」インフラがあればこそで、もし同じようなインフラを持ち、Googleとかぶるサービスを提供する企業が他に現れたら、Googleの今の地位に安閑としていられないはずです。

Googleはインターネットのダイナミズムをよく知っているはずです。自分達がそのような中から誕生したからです。だから、今後も次々とGoogleを脅かす存在が登場することを大いに警戒しているはずです。しかし、それらフォローワーは、インフラを持っていません。Google並のインフラを持つのは莫大な資本が必要です。先にインフラを構築してしまったGoogleのアドバンテージを崩すことは並大抵ではありません。

しかし、今後、アマゾンのEC2を利用してそれらベンチャーがどんどん育っていったらどうでしょうか? ご存じのように、クラウドは、スタートアップ企業のインフラには最適です。資金力に乏しいベンチャーでもクラウドでもって、スケーラブルなインフラを用意し、ここから事業を大きくしていくことも可能でしょう。つまり、Googleにとってのライバルは、EC2ではなく、「EC2で育つベンチャー企業達」なのです。

■Google App Engineに隠されたGoogleの陰謀!?

Googleは、この流れは止められないと思っているはずです。であるならば、Google App Engineとして、自分達のインフラを提供し同様のサービスを始めてしまった方が得策だと考えたのだと思っています。

しかし、Googleは、既にエスタブリッシュメント化した存在です。自分達のビジネスを守るためなら、米国や中国の政府にも迎合します。もしかしたら、Google App Engineに集まってくる未来あるベンチャーの秘密を探っているのかもしれません。そして、それらベンチャーの中から強敵が登場しそうになると、さっさと買収するか、「やーめた」とか言ってクラウドサービスを突然停止するかもしれません。

あらゆる情報が一元的に集まるクラウドって、インターネットの自立協調分散思想から逸脱して行き、なんだか怖いなあって思ったりもするのです。でも、Google App EngineもEC2も、ベンチャーにとってうれしいサービスには違いないけどね。




地図から探す!

3者同時テレビ電話初体験〜マックはすごいね


マックに標準で装備されている「iChat」というテレビ会議システムは、最大3者(3拠点)で同時に遠隔会議が可能です。

岐阜在住の大学の先生に取材を申し込んで、最初は、東京に来るタイミングを聞いたのですが、先方から「iChatかSkypeでやりましょう」とのこと。Skypeによる3者音声や2者テレビ会議の取材は何度も経験しているのでOKしたら、聞けば、Intelマックをお使いとこと、Intelマックであれば、iChatで3者会談ができるので、編集者を交えてテレビ会議でインタビューをすることになりました。

岐阜の先生、浅草在住の編集者、横浜在住の山崎の3人で約1時間のビデオチャットをしました。オフィスなどで行う取材とは違い、けっこうリラックスした感じで、フランクにお話をうかがえたのも、テレビ会議のおかげかもしれません。

先生は後ろに並んでいるギター類をめざとく見つけて、「ギターが並んでますねえ〜」という会話から取材が開始されただけに、それでもって場が和んだこともあります。聞けば先生も音楽が好きでDTM系ソフトの開発を行っていらっしゃるとか。

ちなみに、上の画面は、浅草の編集者がキャプチャしたものなので、山崎と先生が大きく映ってますね。私のマックの画面では、先生と編集者が大きく映り、自分が下に小さく映る仕組みです。

十数万円で購入できるノート型マックだけで、オプション買い足しも不要で、ここまでのことができるのだから、やっぱMacintoshって良いパソコンだね。





みんなでわいわい

Googleアースがすごいことになっている

世界中を空から旅して回れるご存じGoogleアースですが、最新版では、なんとタイムマシンよろしく過去の地球に遡れます。

おまけに海底探検までできてしまう。Googleって企業は何をしでかすかわかりません。下記写真は1997年のニューヨーク世界貿易センタービルですね。









パノラマ写真新築

「接続料」が下がることでケータイ料金も下がる

朝日新聞の一面にケータイの事業者間「接続料」についての記述がありました。


携帯通話料値下げへ 総務省、接続料算定見直し
http://www.asahi.com/national/update/0107/TKY200901070269.html


「接続料」というのは、直接ユーザーには請求されませんが、ケータイ料金に上乗せされているもので、これが下落することで、通話料金も下がることが期待されています。そのあたりの状況は、朝日の記事に詳しく書かれてます。


ケータイ料金は半額になる! (講談社BIZ)という本を書いた僕としては、この記事を受けてブロガーがどんな反応を示すのか興味があり、ざっと検索してみましたが、単純に「安価になるから歓迎」という論調はもちろんあるのですが、その一方で...、


「いまさら通話料金が下がっても、影響はない、パケット代を下げてくれ」


という声も聞かれました。確かに、ケータイのネット接続のヘビーユーザーからすると、通話は、無料通話の範囲内で収まっている人が多いのでそれはうなずけます。


しかし、です。「接続料」が下がることで、パケット代も下がるのです。


記事では、接続料の算定基準が明確される、とありますが、これにより、現状、曖昧で闇に包まれたデータ通信料金と通話料金との線引き位置も明確されます。


それにより、記事にもあるように、「ドコモの回線を使った高級携帯電話を始めるノキアのような、独自サービスを展開する企業の新規参入」、つまり、MVNO(大手の回線を借りてサービスをする事業者)の参入がやりやすくなり、データ通信(パケット通信)の分野で競争が促進されます。


MVNOというのは、知恵を絞ってあの手この手でコストを圧縮してサービスを提供しますから、パケット料も大手と比較して安価な方向性で打ち出します。それにより、ドコモをはじめとする通信キャリアのパケット料金にも下げ圧力がかかるというわけです。


つまり、「接続料」の下落は、単に通話料金を下げるだけでなく、パケット料も含めたケータイ料金全体を下げるパワーを持っているのです。


このあたりの「接続料」の闇の部分は、下記の拙著にも詳しく書いていますので、よろしくお願いします。















首都圏のマンションはいくら?

Appleキーボードという名作


約4年間愛用していた「mathey」というブランドのパソコンのキーボードが壊れた。
パンタグラフ構造のキータッチを気に入っていた。ただ、代理店のサイト(http://www.diatec.co.jp/)で調べると同様の製品は、すでに廃盤になっている。

急遽その前の前の前に使っていたMackey社製のADB (Apple Desktop Bus)ポートの(AppleがUSB以前に搭載していた周辺機器接続用端子)型のキーボードとUSB/ADB変換アダプタを引っ張り出して来たのだが、なんと1週間もしないうちに、そのキーボードも「リターン」のキーが吹き飛んで壊れてしまった。

でもって、さらにそのまた以前のAppleキーボード I(http://www5f.biglobe.ne.jp/~tuna/keyboard/keyboard.html)を引っ張り出して来た。15年以上前に使っていたものだ。この頃のApple社製のキーボードはキータッチの良さに定評があり、なんと!「Made in USA」なんだわ。今ではPC本体ですら米国内で製造されることはないのに、なんというか、のどかな時代だったねえ。さすがに、その後、Appleキーボードもメキシコやシンガポールで製造されるようになったと記憶している。



ただ、当時は気持ちよく打てたのだが、今となっては、キーストロークが深くて打ちづらい。とはいえ、今のマックに付属しているアルミのキーボードよりかは、1万倍くらいマシ。

で、Appleキーボード Iを使っているうちにもう一つ当時のキーボードがあることを思い出した。Apple拡張キーボード IIだ。さっそく使ってみた。こっちの方がキーストロークが多少浅くて今のヤツに近い。ただ、Appleキーボード Iと同じメカニカル式なのにキータッチはどことなくふにゃらけた感じがしてイマイチ。それに、「リターン」キーが、L字型でないため、改行するたびにその上の「¥」を押してしまう。

慣れれば、入力はやっぱりAppleキーボード Iの方が気持ち良いのだが、実はAppleキーボード Iには致命的な欠点がある。ディスクドライブのトレーを出し入れするためのボタンが無いのだ。これはいくらなんでも使えない。とりあず、最新のキーボードをもう一台接続してトレーを開けるときだけそちらのボタンを押しているのだが、場所を占領するので困る。といういわけで、今は、Apple拡張キーボード IIを接続して利用している。こちらは、「F12」キーを押すとトレーが出てくる。それにF7でカタカナ変換もできる。

というわけで、現在僕は、すごくレトロな気分で文章を入力しているわけね。






名部屋探し

HandBrake0.9.3のプリセットメニューの出し方

HandBrakeでDVDをリッピングする方法に関する記事に対し以下のようなコメント質問をいただきました。

ipod touchやiPhone向けの表示がでてきません。
表示で出てくるのは、Apple,Basic,High Profile,Gaming Consolesだけです。


自分でも最新版をインストールしてみました。謎解きは簡単でした。このバージョンからプリセットが階層メニューになりましたね。「Apple」の左の三角をクリックすると以下のように第2階層が表示され、そこにiPod用プリセットがあります。






インターネットと設備

みんなドコモのインフラに乗っかればハッピーかもね

ウィルコム、データ通信でドコモと提携



驚いたことに、ウィルコムがデータ通信分野でMVNOとして、ドコモの回線を借り受けるそうだ。このブログ「WILLCOM NEWS」には、「月額4000円以下でPCデータ通信定額を提供する見込みと」とあるので、ちょっとうれしい。

また、「MVNO戦略」を読むと「割安なデータ通信専用端末を海外から調達」とあるので端末面でも期待できそう。


それにしても日本通信がドコモと相互接続の契約を月額1500万円で締結したときも驚いたが、このニュースが本当なら、ついに、MVNOビジネス分野での、たががはずれちゃったのではないかと思わせるに十分な出来事になる。


だって、PHSとはいえ、自ら無線インフラを所有して500万人近い加入者を有する立派な通信キャリアがMVNOとしてドコモから基地局のアンテナを借りるわけだ。それって、ドーなのよという気がする。まあ、ユーザー的にはうれしいけど。


●ソフトバンクはドコモにMVNOを申し込みたいだろうに


これと同じ文法で論ずれば、インフラが貧弱でユーザー不満が多いにもかかわらず、キャッシュフローが大変なので、基地局の増設を抑制すると宣言しちゃったソフトバンクなんて、真っ先にドコモにMVNOを申し込みたいんじゃないかなあ。


だって、月額1500万円を支払えば10Mbpsの帯域ながら、信頼性が高くエリアカバーもばっちりなドコモのインフラを利用できるわけだからね。


もちろん、ドコモは拒否するだろうけど…。でも、電気通信事業法では、支配的事業者であるドコモは、他社から接続要求があった場合、原則的に拒否できないのではないかな。


もっと言うと、固定電話のNTT東西もドコモにMVNOとして接続すれば、固定とケータイの両方のサービスを提供できることになる。固定電話とセットでもってケータイ料金が割り引かれるサービスなんて登場したら、ユーザーからすると魅力的だよね。


欧州では、通信事業者が国境を越えたサービスを展開していることから、大手ケータイ事業者が隣の国で、その国の大手にMVNOとして接続して別ブランドでサービスを提供するなんてことは以前より実施されているので、日本のMVNO環境も欧州的になりつつあるということだろうか。


MVNOについてジャーナリスティックに言及した下記拙著もよろしくお願いします。













インターネットと設備

GoogleのAndroid端末「G1」触った

日本Androidの会の会長で早稲田大学教授の丸山先生にインタビューしたのですが、先生のAndroid端末「G1」を触らしてもらいました。


iPhone 3Gよりもスマートフォンぽい感じかな。タッチパネルをスライドするとキーボードも現れるあたりが、ビジネスっぽいイメージがします。


写真は撮れませんでしたが、今のiPhone 3Gではできない、ストリートビューの表示がメチャ面白かった。磁石(コンパス)が内蔵されているので、画面にストリートビューを映して「G1」を向けると、向けた方向に連動してストビューの画面も動くのですね。

おそらく、ストビューの写真に、街の情報(交差点名、ビル名、住所など)をオーバーレイ表示できるようになるでしょうから、そうなると、かなり実用的なカーナビにも利用可能になるかも。ウン十万円もする高価なカーナビは売れなくなるだろうね。端末の裏には、Googleのロゴが入ってました。


iPodにDVDをリッピングすることの違法性について

「iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版」のエントリーの下記のようなコメント頂戴しました。ご指摘ありがとうございます。

個人で複製すれば大丈夫ということは、どなたがおっしゃってるのでしょうか。DVDのパッケージの注意書きや改正著作権法のどこをみても、「個人使用の範囲であればコピーガードをはずして複製して良い」とは書かれていないのが少し心配です。

確かにこのエントリーで紹介していることは厳密に言えば違法です。なので、「この記事は違法行為の幇助だ」と言われれば「はい、そのとおりです」としか言いようがありません。それはもうおっしゃるとおりです。

その意味もあり、文末に「言い訳」を書いているのですが、その真意は下記です。

自分で購入したDVDを
自分のiPod touchにリッピングして
自分で楽しむ分には、
まあ、「そんなカタイこと言いっこなしね」

てな思いでいます。よろしくお願いします。





マイホームの説明書も

「ドコモに殴りこみ!〜」を読んで

産経新聞に面白い記事を見つけました。良い機会なので、拙著の宣伝させてください。


ドコモに殴りこみ! “端末は自由”携帯業界の常識覆した日本通信


の記事で、日本通信のことが取り上げられています。11月5日に発売された拙著ケータイ料金は半額になる! (講談社BIZ)
でもケータイのオープン化がテーマなので、当然のように日本通信のことを取り上げています。特に注目していただきたいのは、第3章『ドコモと日本通信の「仁義なき戦い」』です。


上記の記事でも、


ドコモの高速通信網の利用条件をめぐり、異例ともいえる総務相による「大臣裁定」を申請。その結果、「従来の3分の1程度」(業界関係者)といわれる格安の条件で通信網を利用する権利を獲得し、ガリバーに勝利したのだ。


とあります。拙著の第3章ではまさに、日本通信がMVNOとしてドコモに接続要求を出し、対峙した際の白熱した攻防を時系列で詳しくまとめています。そのドラマティックな展開は、まさに「事実は小説より奇なり」を地でいっています。一部を抜粋してみましょう。


日本通信がMVNOとしてドコモに申し入れた要求は、“既存の体制を脅かす”ものであり、垂直統合型モデル崩壊の萌芽を内包していることから、ドコモからすると簡単には受け入れがたいものばかりだった。
この先もケータイビジネス全体を支配したいMNO(キャリア)側からすると、日本通信の要求を受け入れることで、それが突破口となって、オープン化への歩みが一気に進むことを恐れた格好だ。



結局、大臣裁定問題は、総務省の電気通信事業紛争処理委員会での協議の場に委ねられるのですが、ドコモの狡猾な戦略に紛争処理委員がたらし込まれるという事態に発展します。


(大臣裁定の)お裁きの内容が日本通信有利になることは、裁定申請が出された時点で、ドコモも織り込み済みだ。ドコモからすれば、日本通信側に大きく傾いた天秤を、どこまでドコモ側に戻せるかが勝負となる。ドコモは、日本通信が裁定を申請した後に出した「答弁書」と「意見書」において、反撃の隠し球を仕込んでいる。


この2つの書類で、申請以前の協議では議論の俎上に載ることのなかったネットワークの輻輳(ふくそう、ネットワークが渋滞すること)問題を突如として持ち出し、この「輻輳」を、次に説明する課金の方式に絡めて執拗なまでに問題提起している。



ドコモは、「帯域幅課金」と「エンドエンド料金」の問題を輻輳の議論に絡めて、日本通信側に大きく傾いた天秤を少しでもドコモ寄りに戻そうとしたのです。私の推論も含まれていますが、その戦略は、戦国武将を思わせるほど狡猾で巧みなものでした。ここでは、詳細は省きますが、そのドコモの戦略は、委員会の議論にドコモ同情論を挟み込む効果を発揮して、ドコモに同情的な空気を作りだしたのです。で、委員会は、ドコモに有利な“お裁き”を「答申」し「勧告」したのです。


しかし、オープン化を推進したい総務省はそのドコモの戦略を見抜いていました。


だが、総務省がこのドコモの奸計を黙って見過ごすはずはない。委員会の出した結論はあくまでも総務大臣に対する「答申」であり「勧告」である。その結論に再度手を加えることも可能だ。


ただし、総務省内に設置されているとはいえ、委員会は、通信の担当の部署とはファイヤーウォールで隔離された組織だ。委員会の出した結論を無視して9月21日の裁定案を再度、そのまま復活させるようなことは避けたい。そのようなことをしたら委員会のメンツは丸つぶれだ。最悪の場合、それを根拠に、訴訟などといった反撃の手段をドコモに与えることにもなりかねない。


普段は、理解しにくい難しいと批判の対象となる「お役所文章」、いわゆる「霞ヶ関文学」だが、このときばかりは官僚作文がその威力をいかんなく発揮した。11月30日に総務大臣増田寛也の名で出された裁定では、答申の骨子はそのままに迷路のように入り組んだ文章を作り上げ、委員会の意向を盛り込んでいるかのように思わせつつ、帯域幅課金と輻輳の問題はしっかりと切り離されている。総務省のある官僚は、筆者に笑いながら言った。
「作文しました」と。この瞬間にドコモの敗訴が確定した。



とまあ、このような感じで、日本通信とドコモの間には、表面には現れない、つまり、他のメディアが伝えきれなかった壮絶な攻防があったのです。拙著ではそのあたりもしっかりとフォローして詳細に伝えています。読み物としても大変面白く、MVNOとキャリアの関係を知る上でも大変役に立つと自負しております。


その他、本書では、ふるさとケータイ、ドコモが提供を開始した「i コンシェル」のようなライフログ系のリコメンド型サービス、メールアドレス・コンテンツポータビリティ、IDポータビリティ、といったテーマに鋭く切り込んでいます。自画自賛です(^_^;


明日の、ケータイビジネスを知る上で、とくても役立つ本だと自負しています。



ケータイ料金は半額になる!

拙著、ケータイ料金は半額になる!が、11月5〜6日頃から書店に並び始めます。


足かけ1年半以上の取材期間を経て上梓した懇親の力作と自負しております。


本書では、携帯電話キャリアの垂直統合モデルが限界に達し、数々の病巣が露呈し始めたケータイの過去・現在・未来について、各方面への取材を通し、業界が抱える問題点に鋭く切り込んでいます。


「オープン化」と「水平分業」に向かって大きく変化し、寡占から競争の時代に突入するケータイ産業の明日を占う意味で、業界人はもちろん、一般の人にとっても必読の書です。


本書の目次・内容や著者メッセージに代えた「まえがき」「あとがき」は、アマゾンの商品ページでお読みいただけます。下記タイトルをクリックしてください。


ケータイ料金は半額になる!









・家の値段は?

株下落でどうなるソフトバンク〜危機的状況か!?

ソフトバンク株価の下げが止まりません。1000円、900円、800円という心理的喫水線をあっさりと割り込む状況が続き、700円割れも目前です。今後さらに下がるという見方が趨勢を占めています。アナリストの中には500円を予想する人もいます。

ブログ等では、破綻の危機を論じる論調が益々強くなっており、その信憑性はともかくとして、iPhone 3Gユーザーの私としては、この会社の行方がどうなるのか心配でなりません。最近は、ソフトバンク株価ウォッチャーと化してます。

昨今の危機説については、以前から財務諸表だけを追うとすでに企業として存続していることが奇蹟、と訴える人はたくさん居ただけに、「何を今さら」という感想を持つ人もいるでしょう。

さすがに、このままではまずいと思ったのか、11月5日に予定されていた2009年3月期の第二四半期の決算発表を、10月29日繰り上げして行うと発表されました。インターネットと電話でライブ中継を行うそうなので、ぜひ視聴したいと思います。

孫さんは、過去、「ADSLモデムの証券化」「ケータイ事業の証券化」「ケータイ端末の証券化」など、あっと驚く手法で金策を行い、それでもって事業を回してきた人。今回も超弩級の錬金術を練りだしてくるのかもしれませんが、他にどんな手品があるのか誰も思いつきません。「ソフトバンクは債務超過状態」では、「のれん代」について解説してますが、こんな考え方もあるわけですね。すごいもんです。

■負債漬けのソフトバンクにも光明が…

ソフトバンク危機説は、ブログだけでなく8月20日発売のファクタ誌が既存メディアでは唯一、「孫正義キャッシュフロー『大変』」で報じています。過去数々のスクープをモノにしてきた雑誌だけに、今回の報道も注目に値します。その中から一部抜粋してみましょう。

ボーダフォン買収時の借り入れ条件について、

「みずほ信託銀行を窓口に1兆4500億円を借り入れている。その特約条項(コベナンツ)には、「売上高の逓増」入っている。しかし第1四半期で売上高は前年同期比2%減したのだ」

つまり、「常に売上が右肩上がりでないといけませんよ」という条件でお金を借りているというわけです。それにしても、1兆7500億円の買収価格はあまりに高すぎます。ある総務省の官僚は「当時、総務省内で適正買収価格を見積もったら1兆円程度だった」言ってます。孫さんの支払った1兆7500億円で、一時傾きかけたボーダフォンがまた息を吹き返したわけですから、高い買い物をしたわけです。

そういえば、当時もこの金額についていろいろな声がありました。
2006年11月25日号東洋経済が、ソフトバンクの「財務制限条項」について報じています。そのあたりの詳しい内容は、携帯電話ライターの三上さんが詳しく分析しています。三上さんによると、

借金返済のハードルですが、これは驚くほど低いものです。なんと2008年9月までは一円も返す必要はありません。1,000億円の返済でも2010年まで余裕があります。実際には2008年以前も返済するはず。とんでもない赤字続きでもない限り、クリアできそうな条件です。
この目標を1年(4四半期)連続で下回るとダメ、という財務制限条項ですが、2010年ごろまでは苦労なしでクリアできる条件です。


とこの記事が伝えている、としており、これが本当であれば、借金返済については特段の問題はないと言えます。

ただ、記事が書かれた2年前と経済を取り巻く状況は大きく変わってます。心配なのは、メインバンクである、みずほFGも他のメガバンクと比較して決して好調とは言えない点でしょうか。10月23日付けの朝日新聞の一面に「みずほ、自社株買い延期検討 金融不安、業績悪化予測で」という記事が載りました。金融庁が自己資本比率の低下を避けるために、融資引き締め指導に動いているとの観測もあり、ファクタの9月20日発売号「ソフトバックの『Xデー』」では、それを裏付けるかのように

「みずほ側は密かにソフトバンクの資産売却による債権圧縮を検討しており、…」

と報じています。実に興味深いのはここでもiPhone 3Gの話題が登場する点でしょう。

「孫正義社長が8月半ばに渡米し、アップルの創業者スティーブ・ジョブズに直談判したとの情報もある。7月に起死回生で発売したアップルの新製品「アイフォーン3G」の売れ行きが芳しくなく、原価との差額を最初に上納する“不平等契約”の改定(値切り)を求めたか、または出資を要請した、との観測がある。
ジョブズのようなしたたかな経営者に発売1カ月で契約条件を改定したいと言っても通るはずがない。ソフトバンクはアップルとの契約条件でも販売台数か売上高のハードルがあり、満たさなければ他社に乗り換えを認める条項があると言われている」


この書き方だと、この情報のウラ取りはされてないようなので、これが本当かどうかはわかりませんが、ジョブズならiPhone 3Gの人気を背景に、これくらいの強気を押し通すことは十分に考えられます。

みずほの債権圧縮方法についてこの記事では、NTTに対し固定系ブロードバンドの「ソフトバンクBB」の買収を持ちかけている、としています。また、ソフトバンク錬金術の最終兵器とも言われる、ヤフー・ジャパン株の売却にも触れています。10月24日の終値ベースで、ヤフーの時価総額は、約1兆5千億円そのうち4割を保有しているので、評価額は約6000億円。こんなものを市場に出したら大混乱が起きるので、引き受け先を探っているとしています。電通、リクルート、NTTと電通のタッグ、ノンバンクなどの名前が挙がったとしています。

そして、記事は、恐ろしい言葉でクライマックスになだれ込みます。

内部関係者の話として、「孫さんにとって大事なのはソフトバンク。どうにもたちゆかないとなれば、SBM(ソフトバンクモバイル)を売り飛ばす選択肢だってある」

ありゃりゃ。iPhone 3Gを割賦で購入した身としては心配です。手放されたSBMの引受先からある日突然、「割賦債権は弊社に移管しました。iPhone 3Gの残額ウン万円を●月●日までにお支払いください」なんて通知が来たら真っ青ですね。

■継承事業者(ブリッジキャリア)を考えよ

それにしても、もし仮に、Xデーを迎えるようなことになると、心配なのは、それを想定した法律等、ルール的な対応策が存在しないことでしょう。電気通信事業法には...、

「第十八条  電気通信事業者は、電気通信事業の全部又は一部を休止し、又は廃止したときは、遅滞なく、その旨を総務大臣に届け出なければならない。」

と記載されているだけで、具体的なアクションプランのようなものはありません。ファクタ誌には、総務省内でXデーに備えたシミュレーションが実施されていると書かれていますが、過去に類を見ない1900万ユーザーを抱える通信事業者の破綻です。誰も経験したことがありません。

ここで参考になるのが、「継承銀行(ブリッジバンク)」です。破綻した銀行の業務を受け継ぐ、法律により制定された受け皿銀行のことですが、これと同様の考え方で、「ブリッジキャリア」に関する法律を制定することも考えなければならないかもしれません。具体的には、政府(総務省?)とみずほFCがある一定の期間、SBMの事業を共同で運営し、その間にドコモがユーザーの受け入れ準備を行います。

通信方式の面でも、ドコモがへの移管が自然な流れに感じます。ただ、SIMロックがかかっている現状では、既存のSBMの端末をそのままドコモのネットワークに接続することはできないので、ドコモに移管しても、1国2制度体制での運用になり、時間をかけて徐々に吸収することになるかもしれません。

合併等による通信事業者の1国2制度体制での運用は過去にも例はたくさんあります。最近では、東京電力がTEPCOひかりをKDDIに売却したことで、KDDIでは、未だに自社プロパーのひかりOneと旧TEPCOひかりが同居した状態です(例:@nifty ひかりone Tシリーズなど)。それと、気になるiPhone 3Gですが、ドコモは労せずしてiPhone 3Gを手中に収めることができるかもしれませんね。

■通信業界にも荒波の時代到来か?

10月8日付の日経新聞『携帯不振崩れる競争の構図(上)起爆剤なく販促限界、「1台5万円」買い替えに壁。』の記事には、ウイルコムのPHS事業に関する下記のような記述もあります。

今夏、米投資会社カーライルグループの幹部がNTTを訪問した。カーライルは〇四年にPHSのウィルコム株の約六割を取得。その保有株式をNTTに買い取らないかと持ちかけたのだ。PHSはもともとNTT発の技術。愛着はあったが、NTTは断った。「先が見通しにくい無線系通信会社の存在は将来的にお荷物になりかねない」。NTT幹部はこう理由を説明し、さらに続ける。「ドコモでさえそれは同じだ」

08年3月末にウイルコムはIPOを行なう予定だったと聞きます。しかし、断念したようです。サブプライム問題、リーマンショックで、大株主のカーライルも大きな打撃を受けています。とても、IPOどころではなかったのでしょう。その延長線上に上記の記事があると考えれば、うなずけるものがあります。

そんななか総務省は、モバイルビジネス活性化プラン評価会議や、通信プラットフォーム研究会での議論を見ればわかるように、ケータイの世界において、オープン化による水平分業の徹底した競争政策を押し進めています。垂直統合一辺倒だったケータイ業界がガラパゴス化して、メーカーや公式サイトの競争力が奪われ疲弊してしまっている現状では、監督官庁として新しい手を打つ必要があるのでしょう。また、ユーザーの選択肢の面でも、既存の垂直統合モデルに加えてオープン化による水平分業が導入されることは、うれしいことです。

ただ、このような経済情勢になると、それはそれで心配の種が生まれます。

これまでは、垂直統合という壁が築かれていることへの「安心」から、この日本のモバイル分野へ資本が流入していたわけです。思い出してください。iモード創世記、たまたまそこに居た、つまり、大きな技術力や資本力を持たない、フェイス、ドワンゴ、インデックスが大成功をさめたのも、垂直統合というエスタブリッシュメント化された「安心」があるからではありませんか。まあ、極論かもしれませんが、そのような側面があったことは否めないです。その「安心」があるからこそ、資本が流入したとも言えます。

しかし、昨今、公式サイトの神通力が弱まって、相対的に勝手サイトの力が強まってくると、「安心」力が低下し、資本投下に対するインセンティブが薄れてしまい、フェイス、ドワンゴ、インデックスを取り巻く状況はご存じの通りです。

シリコンバレーなどは、技術力や将来性をしかっりと見極めて、リスクと取ってでも資本を注入するエンジェル的な風土ができあがっているのですが、日本はまだまだですよね。だから、ここ日本では、エスタブリッシュメント化された「安心」がないと、なかなか資本を入れられないのではないでしょうか?

もし水平分業でオープンな世界があたりまえになると、競争状態になり、そのような「安心」が欠落することで、モバイル市場全体から資本が退いていく可能性はないでしょうか? 

もちろん、エスタブリッシュメント化された「安心」とは無縁のモバゲーのような競争力のある勝手サイトに資本が流入している現状があるので、一概には言えないのでしょが、モバゲーは、個別事案的ひとり勝ち事例であり、業界全体で見た場合、結果的に、資本が退いて、日本のモバイル業界全体の体力が弱り、Googleやアマゾンといった米国勢においしい部分を持って行かれるようなことにはならないか心配です。

ただ、だからと言って垂直統合に後戻りするのが正しいのかというと、それもあり得ないでしょう。それだと、日本の競争力はますます弱まるでしょうから。今後、総務省は難しい舵取りを迫られているのかもしれません。


携帯電話ビジネスが抱える病巣や通信サービスの将来について、丹念な取材をもとに執筆した山崎潤一郎の最新刊『ケータイ料金は半額になる!』(講談社刊、定価:本体1300円)が11月5日に発売になります。そちらもあわせてお読みください。


・家は値下げする?

iPhoneのGPSで楽しむ行動の記録


iPhone 3Gの「iTrail」というGPS連動アプリを楽しんでいる。

ソフトを起動して、犬の散歩、ドライブ、ウォーキングに持ち出せば、GPSでもって動線を記録してくれる。

後から見ると、Googleマップ上に青線で奇跡が残る。


高低差も記録されている。最近のGPSは、標高も判断できるのね。それとも、地図上の情報から割り出しているのだろうか。

まあ、これだけならどうってことないが、マックにインストールした「TrailRunner」というソフトにデータを転送して色々と分析できるところが楽しい。

ただ、それだけなら、最近のauのケータイにも同様のものがあるので、大きな特徴とは言えない。

これが楽しいのは、GoogleEarth向けにデータを書き出せること。

Google Doc経由でGoogleEarthに読み込ませれば、ほれこの通り、立体地図上に奇跡が表示される。


だから何?と言われたらそれまでだけど、単なる「移動」も、これでちょっとしたエンタメになるよね。

「写真削除には応じていない」とロケーションビュー



ストリートビューでGoogleが良心的に思えた」という、ロケーションビューの対応を非難する記事を書いたらロケーションビュー(LV)からメールが来た。

この記事では「住所を明記してサイトのフォームから自宅写真の削除を依頼したのになしのつぶて」という内容だったのだが、LVでは「電話、メール等あらゆる問い合わせにすべて回答している」とのこと。

僕は計2回、削除について問い合わせているのだが、複数拠点で複数メルアドを使ってサイトにアクセスしている僕が、1回目と2回目で異なるメルアドをフォームに記入したようで、「同一人物と確認できない」ことで混乱が起きてしまったようだ。この点は僕のミス。

まあ、それは良しとして…

せっかく、LVから連絡をもらったので、この機会に取材を依頼した。そして、LVに出向いて削除の手順や考え方について話を聞いてきた。
同社は、あらゆる取材に極力応じて「自社の考え方をちゃんと説明する努力を惜しまない」(ロケーションビュー運営企画部取締役運営企画部長・中山聡氏)そうで、つっけんどんな対応のGoogleとは全然違う。

まずは、気になる画像の削除についてその方針を聞いた。

結論から言うと、「写真削除には応じていない」(中山氏)そうだ。

同サービスを開始する際、顔のボカシ等、個人情報やプライバシーの保護の仕組み、また、カメラの視点の高さ、解像度、など十分に検討した上で、法律家等の意見も踏まえ、「問題なしと判断して開始したサービス」(中山氏)というのがその理由。

ただ、僕としては、個人情報やプライバシーを問題にするつもりはまったくなく、「気持ち悪い」「センス疑う」というエモーショナルな面でLVの提供するサービスについて疑問を呈したわけだ。そのあたりはどう考えているのだろうか。

「そのような問い合わせはたくさんいただいており、法律面をクリアしているからOKとは思っていない。人々の感情の部分にも配慮しないと、サービスとして受け入れられないことは十分承知している」(中山氏)と、ちょっとだけ困った感じで話してくれた。

というわけで、

「9月末に、住所を入力してのピンポイント検索機能を停止」(中山氏)する措置を講じている。試しに自宅住所を入力して検索してみると、「現在、詳細な住所検索はご利用できなくなっています」と表示される。

僕が件の記事を書いたのは、もともとが、自宅住所を入力したら、そのものズバリで自宅写真が出てきたことに対する、違和感だったわけで、「気持ち悪い」派の僕としては、これはこれで評価したい。もちろん、Googleのように、ズバッと削除してくれる方が、すっきりはするのだけど…

ただ、よくよく考えると、「そこだけ削除してある状態」というのも、逆に目立ってしまい、それはそれで「気持ち悪い」ということに、今になって気がついた。たまたま、削除写真を見つけた人が、疑問に思って掘り下げる、なんてことになるかもしれない。Googleは、「復帰」依頼を受け付けてくれるのだろうかwink

この手のサービス肯定派の人からすると、「ピンポイント検索機能」の停止は、LVが不便になってしまうことを意味するのだろう。だが、住所の「丁目レベル」までは検索できるようになっており、そこまで絞り込めれば、住所を頼りに探す人は、あとは地図の番地を見ながら手動で探せばいいだけの話だろう。ピンポイント検索機能の停止は、肯定と否定の両方の意見をバランスした絶妙な措置だと思った。

ちなみに、これまで「2件の削除依頼に応じているが、その2件とも私道だったから」で「公道上から撮影した写真の削除例はない」(中山氏)という。高木さんのブログでも、私道に入っての撮影が問題になっているだけに、そのあたりの配慮は気を遣っているようだ。まあ、私道=私有地=不法侵入ということになるから当然だろうが…

ちなみに、9月27日付の朝日新聞の「be」レポートでは、削除に簡単に応じてくるかのような書き方がされているが、上記のような明らかな違法性がないと、前述のように「削除には応じない」という姿勢。ただ、「今後も、ユーザーの声に耳を傾けながら、随時適切に対応したい」(中山氏)と、削除に含みを持たせた言い方はしていた。

高度な情報化社会といかに向き合うか

今回、ストビューやLVの一連の騒動を見て感じるのは、今後も高度に情報化が発展するだろうインターネットとどのように付き合っていくべきか、という部分。ネットに精通したリテラシーの高い人なら、ストビューやLVの仕組み、もっと言えばGoogleやアマゾンなどの仕組みを理解し、そこに吸い上げられ、晒されるであろう、個人的な情報を、利便性の対価と割り切ることもできる。

僕も、ライフログをガンガンGoogleに吸い上げられていると知りつつも、GmailをはじめとするGoogleのあらゆるサービスを便利に使っているわけだし…

しかし、新聞を読んでストビューやLVの存在を知るような、ネットを利用してなかったり、ネットに精通していない人からすると、このようなサービスに直面して面食らう人がいるのは当然だと思う。ただ、今後情報処理の技術が高度化して、法律面ではOKだけど、エモーショナル面では受け入れ難い、っていうサービスは情け容赦なく登場するわけだし、その流れは止めることができない。それを止めてしまうと、インターネットのダイナミズムが殺されてしまい、それはそれで大問題。

楠さんの「ストビューの先にあるもの」を読んでいると、

いまはストカーだけが問題になっているが、遠からず無数の画像・映像が組織化されることになる。低消費電力のGPSチップが出てきたから、ケータイだけでなく遠からずデジカメに標準でGPSが載ってEXIFにGEOタグが付加されることになる。そうすればネット上の写真共有サービスで、時間と場所によって写真が組織化される。Photosynthのような3D合成技術を使えば、ストビューに写真をマッピングすることもできよう。車のバンパーについたカメラの映像がカーナビのHDDに保存され、地図のアップデートや交通事故の原因調査に活用されるかも知れない。

なんて、とんでもなく便利なサービスが出てくることが予言されてるけど、その一方で、僕みたいな人間からすると、「気持ち悪さ」に拍車がかかるのは必至で、どうなってしまうのか想像もつかない。

情報の有機的な結合が高度化されたインターネットの世界に僕たちはどのように向き合っていけばいいのだろうか。わからない…

【おまけ】

有楽町のLVのオフィスを訪れてあまりにもゴージャスなので驚愕した。とてもネットベンチャーのそれではない。不思議に思っていると、不動産投資で有名な「マザーズ・オークション」の運営母体であるアイディーユーが出資している会社でした。ページトップの写真は、受付の待合室。「能の舞台をイメージした。社長の趣味」(中山氏)だって。天井の円形は「月」だそうです。

もともとは、「地方の投資家や購入者が東京の物件を現地に行かないで確認するための仕組みとして開始したのがLV」(中山氏)なんだって




・おしゃれな部屋

400万円の液晶テレビなのだ

銀座ソニービルで開催されているるイベント「シネマ歌舞伎」を見学した。



入っていきなり置かれているのがこの70インチの液晶テレビ。
でかいゼ。


画面に映っているのは、山田洋次監督。向こう側でお笑いになっていらっしゃるのは、勘三郎さんの記念撮影用2次元紙製等身大フィギアなのだ。テレビの大きさが想像できるでしょ。

んで、この液晶テレビのお値段が400万円ってわけ。


もし、こんな巨大なテレビが、6畳一間のアパートに置かれていたらすごいだろうなあ。壁一面がテレビだ。そんでもって、とんでもなく発熱するだろうから、夏はサウナ状態で、冬は暖房いらずだな。ファンの音も轟音かもね。

で、その高精細な映像を撮るカメラが、これ。すごいカメラだわ。





・大きな家に住みたい

2001年のGoogle検索が復活!


これは面白いわ。

Google in January 2001」で、2001年当時のGoogle検索がそのまま再現されている。

試しに、「山崎潤一郎」で検索してみたら、当時オンラインメディアに執筆していた記事が読めた。懐かしい。

リンクが切れているものも多いが、そんな場合は、「View old version on the Internet Archive」をクリックしてみると、インターネット・アーカイブに保存されたものを読むことがきでる。

一度、ネット上に公開された情報はこうやってネットの大海原を永遠に漂うのだろうか…




・インターネットと設備

auのデータ通信方式における移行ロードマップを考えてみた


犬の散歩中、新しい携帯電話の基地局を建設しているので、近寄ってみると、auのCDMA 2G-1X方式(たぶん)を作っていた。

まあ、これと関係あるのかないのかは別にして、auにおけるデータ通信方式の移行のロードマップを占ってみたいと思う。


図を見てもらうのが最もわかりやすいのだが、来年、KDDIが出資するUQコミュニケーションズが開始するモバイルWiMAXがこのロードマップの肝になりそう。

WiMAX開始後は、EVDOとのデュアル端末を出して、人口カバー率99%を維持したまま、徐徐にWiMAXへの比率を高めていく。そして、CNETの記事をご覧いただければわかるように、KDDIの2009年3月期第1四半期決算発表会において…

代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は「実際に、LTE意外の選択肢はないだろう」と発言。「検討は進めているが、あわててやる必要はない。ただ、実質的にLTEだと思ってもらってかまわない」(小野寺氏)とした。

というわけで、LTEを採用することはほぼ決まりのようなので、その開始が2012年の予定。そこからEVDOは、だんだんとフェードアウトしていく。そして、WiMAXとのデュアル端末を出して、やはり人口カバー率99%を維持したまま2016年まで引っ張るわけ。

ちなみに、音声は、この時点でCDMA2000がまだ残っていると思うので、音声=CDMA2000、データ=LTEの体制で行くのかもしれない。

そして、WiMAXのお役目はそこ(2016年)までで、その後は、WiMAXもフェイドアウトしLTEへ移行する。そして、これはいつかわからないけど、20XX年に4Gが導入されるという段取りですね。

このロードマップから見えてくるのは、KDDIとしては、とにかくCDMA2000の呪縛から逃れたいという気持ちがあるんじゃなかろうか。というのは、端末メーカーは、クアルコムのライセンスにがんじがらめになっている。いわゆる「クアルコムモデル」ってやつで、カード型製品で出荷価格の約6%、音声端末にいたっては、9〜11%程度のライセンス料をクアルコムに収めているわけだから、KDDIとしてもなんとかしなければ今後やっていけない、という話しになる。

ここに書いたことは、あくまでも山崎は取材の中で得た情報をもとに予測としたものであることを心に留めておいてください。



・いくらくらいになるのか予測

ストリートビューでGoogleが良心的に思えた


大新聞にもたびたび話題を提供するくらいメジャーになったGoogleのストリートビューですが、大変便利で面白い反面、「気持ち悪い」「不気味」「釈然としない」というエモーショナルな拒否反応を示す人が多いのは知っての通りです。

高木浩光さんがユーザーの意識調査を行いアンケート結果を「当事者になって認識する『ストリートビュー』問題」にまとめています。

そういう僕も自宅住所を入力して検索すると、モロに自宅の写真が表示されて「気持ち悪い」と感じたわけです。それでもって、ものは試しにと早速Googleに自宅画像の削除を申請したら、あっさりと、削除されて、拍子抜けなわけですね。てっきり本人確認とかややこしい事態に直面すると思われたので。

じゃあ、というわけで、Googleストリートビューと同様のサービスを展開する「ロケーションビュー」にも僕の自宅がピンポイントで検索表示されるので「ロケーションビュー」も画像の削除に応じてくれるのかと思い削除依頼を出してみようと思いました。

ただ、ホームページのどこを見ても、Googleのような削除受付のリンクはありません。そこで、ヘルプ画面の「お問い合わせ」フォームに削除依頼の方法を問い合わせたところ、

お問合せいただきありがとうございます。
ご指摘の件につきまして、弊社ではプライバシーポリシーに従い対応させていただいております。
さらに調査をご希望される場合には、誠にお手数ですが、下記リンク記載の手順にてお問合せくださいますようお願い申し上げます。プライバシーポリシーも記載させていただいています。

http://www.locaview.com/lvs/info/privacy.aspx

と、「個人情報保護方針」のページを示されただけの回答しかもらえませんでした。そこで、再度、僕の住所を示して、「この住所で検索して表示される自宅画像を削除して欲しい」と依頼したのですが、先方からはまったく、なしのつぶて。一切の返事がありません。もちろん画像も削除されていません。

「ロケーションビュー」の画像は、Googleのそれよりも「視点が低い」とか言われて、問題ない的な論調もありますが、自宅住所を入力してピンポイントで写真が表示されるという意味では、その気持ち悪さは全然同じです。

結局はどっちもどっちなのですが、比較論的に言うと、削除依頼を完全に無視する「ロケーションビュー」にかなりイラっとして、ちゃんと削除依頼に対応するGoogleに「良心」を感じてしまったわけですね。

それにしても、先日の朝日新聞のストリートビュー記事では、Googleには批判的で、「ロケーションビュー」には容認的な印象を受けたのですが、なぜなんでしょうかねえ。同じ穴のムジナだと思うのですが。まあ、ロケーションビューが「Googleほどメジャーじゃない」というのも大きな理由だとは思いますが…。それにしても、「ロケーションビュー」はなんらかの返事くらいよこしてもいいだろうに…。プリプリ。

ストリートビューにしても、ロケーションビューにしても、狭い住宅街にまで入ってきて撮影する、そのデリカシーというか、センスの無さに愕然としますね。

僕は、プライバシーとか個人情報といった大上段な物言いはするつもりありませんが、いくら公道とはいえ、生活空間に入り込んで来て撮影し、それをネットで公開するというその土足的感覚に、これを企画して指示した責任者の、企業の、人としてのセンスを疑います。

「便利なサービスを提供」という意味で、多くの人が恩恵を受けるメリットは認めますし、僕も大いに利用しています。それならば、商店街とか大通りに限定しても十分でしょう。

住宅街の狭い道を撮影しても、それを必要として便利と感じる人は、数名でしょう。ああ、センス悪るっ!





ストリートビューで見られるかな?

こんどはMacProが壊れたぜ


短期間に2度も死んだMacBookのHDDに続き、こんどはMacProのビデオカードがご臨終です。

まあ、最近のパソコンはよう壊れるわ。で、さっそくサポートに電話しました。
「ビデオカードの故障と思われるので、こちらから良品をお送りしますので、お客様の方で交換してください」
ということで、翌日に送付されてきたカードを装着すると直りました。

以前、シャープの液晶テレビが故障したときは、翌日にはサービス担当が来訪して直して行ったのですが、このあたりは家電とパソコンのサポート体制の大きな違いですね。パソコンの場合は、「部品送るからDIYで直しなさい」というわけです。

アップルのサポート体制に一言。翌日には交換部品を送ってきたので、その点は非常にスバラシイのですが、電話口で部品送付予定を、最大期間で言うのはなんとかならないものか。以前もそうだった。

「約1週間かかります」

と言われて青くなった。「え〜、そんなにかかるの?」と言うと、「もしかしたらもう少し早まります…。モゴモゴ…」てな感じですね。

早めの期間を回答して、遅れた場合のクレームが怖いので、余裕を見て言いたいのはわかるが、アップルのSCM(サプライチェーン・マネジメント)はどうなっておるのだ。部品の在庫状況などサポートの端末で簡単にわかるだろう。

というわけで、また壊れたMacでした。

iPhoneに見た近未来の使い方

日本のTonchidot(頓智・)というIT企業がとんでもないiPhone用のアプリを開発してプレゼンしました。Sekai Camera (日本語で「世界カメラ」という意味)といいます。

詳細は、このページで紹介されてます。


iPhoneのカメラに映っている町の風景や物品に、吹き出しでその情報をオーバーレイ表示させる仕組みですが、まさに近未来のデバイスです。まずは、その様子をYouTubeで見てください。





米国のIT系のイベントでも絶賛されて、「Googleがあなた方を買収する前に……」とパネリストが発言すると、代表が即座に「買収されない!」と言い切ったとか。


日本のベンチャー企業はすごいですね。






・買いたい!部屋

IPv6インターネットのラジコンカー


昔、IPv6関連の実験でIPv6のアドレスを付与したラジコンカーを無線LAN経由でリモコン操作して走らせよう!という実験が行われたことがありました。なんと、商品化もされたのですが、そのラジコンをプロデュースした、東京都小金井市にある独立行政法人 情報通信研究機構(当時は、通信総合研究所)の先生に会ってきました。面会の理由はまったくの別件ですが…

その先生の研究部屋に当時のラジコンカーの名残があったので、見せてもらったです。それを商品化して、1台475,000円で一般市販する会社が登場したりして、話題になったりもしました。



青い箱がハブ、その下の白いのが無線LANルーター、ルーターの右の基盤がリナックスで動く小型パソコンでクルマの制御をするサーボーモーターをコントロールします。で、ボディー裏に取り付けられているので、小型カメラとその基盤でここから送信される映像を見ながら遠隔操作するわけです。

なかなか夢があって楽しいものです。先生の研究室には、他にもたくさんのガジェットが転がっていて、飽きないところでした。また、遊びに行こう。

アップルが9月9日に発表するものは!?


アップルが9月9日に何らかの発表を行うそうです。ちまたでは、iPodのモデルチェンジだとか、新型MacBookが出るとか、いろいろな噂があります。

それら噂の中のひとつに、iTunes Storeで「サブスクリプションサービス」が開始されるというものがあります。サブスクリプションサービスというのは、年額や月額で一定額を払えば、ダウンロードし放題とかストリーミングで聴き放題になる、ようなサービス形態です。

ただ、サブスクリプションサービスは、あり得ないと思います。というのは、私自身、iTunes Storeへ楽曲を提供していますが、そのような新しいサービス形態に関する契約変更の依頼を今日現在までアップルやアグリゲーターから一切受け取っていないからです。

契約を重んじる米国の企業が、楽曲提供者に無断でサブスクリプションサービスなど開始するとは思えません。もし、黙って開始したら、私は「聞いてないぞ〜」って怒ります。

アップルが、かなり以前から噂のあるサブスクリプションサービスをなかなか開始しないのは、肥大化してしまったiTunes エコシステムの中心的な存在である楽曲提供者への契約実務があまりにも膨大になってしまう、という部分があるのではないでしょうか。



・新しく発表された部屋

「へこみ」や「後悔」をうちあけるとみんなでよってたかって慰めてくれるサイト


「へこみ」や「後悔」をうちあけるとみんなでよってたかって慰めてくれるサイトがあります。

「リグレクト」です。なかなか面白いので、紹介します。

みんなの慰めでもって、気が晴れた場合は、「成仏済み」とすることができます。ネガなんだかポジなんだかよくわからない、ユルいミドルオブザロード感がすごくいいねえ。それにGUIもまったりとしててエエ感じ。

んで、一昨日のサイトオープンと同時に、最多で慰められた人は、福田首相でした。もちろん本人が書き込んだんじゃないでしょうが…

以下、このサイトのトピックスからコピペ

昨夜リグレトのリリースと同時間に辞任会見を開かれた福田前首相は,「辞任したけど誰もお疲れ様って言ってくれない」というヘコみを投稿された所,8時間で100個以上の「なぐさめ」を受けました.お疲れ様です.

これだけなぐさめられてまだ「成仏」しないところを見ると,なかなか癒されづらい後悔なのでしょうか…?
そして9月2日22:45時現在,まだコメント数は増えています。みんなで前首相の念を成仏させましょう)





あなたにピッタリの場所がある。

ケータイの料金値上げ必至か!? ユニバーサルサービス制度について


スマッチ編集部ブログのエントリー「固定電話を引く費用が上がりそうです」に補足説明します。

電話のコストが上がる可能性があるのは、現在「6円」を請求されている「ユニバーサルサービス制度」の基金のことですね。

「6円」は固定電話だけでなく、ケータイもIP電話も含めて、「電話番号」というものが割り当てられているすべてのサービスに一律に課金されているものです。ユニバーサルサービスというのは、かつての国鉄や郵便局のように採算が取れない地域にも法的にサービス提供を課する仕組みですね。

ユニバーサルサービス制度とは....

ユニバーサルサービスの提供の確保はNTT東日本・西日本の法律上の責務とされ、これまでは、NTT東日本・西日本の自身の負担で維持されてきました。しかし、最近の携帯電話の普及、新サービスの登場、電話サービスの競争の進展等により、山間地をはじめ採算がとれない地域では、今後、NTT東日本・西日本の負担だけではユニバーサルサービスの提供を確保することが難しくなるおそれがあります。
 このため、将来にわたり引き続いて、利用者に公平で安定的にユニバーサルサービスを利用できるように、電話会社全体で費用を負担し合うことにしたものです。


このまま行けばケータイが電話やネット接続の主流になり、固定電話の加入数はますます減少するでしょう。とはいえ、ライフラインとしての電話は、どのような僻地でも必要不可欠なもの、それを、都市部の人間が補助するこの仕組みがいつまで破綻しないでいられるのか興味津々です。

そのうちケータイの請求書を見たら、基本料より「ユニバーサルサービス料」の方が高くなったりして…。おお怖




安さ重視か?安定か?

2ヶ月で壊れたMacBookのHDD


6月にMacBookのHDDが死んだのは以前報告した通りです。

その舌の根の乾かぬうちにまたHDDが死んだ。いくらなんでも買って2ヶ月で死なないでほしい。

また写真がパーだ。家族はブーブー言うし、環境の再構築の時間がもったいない。
どうなっておるのだ。保証期間内だったので、モノは無料で交換してくれたのだが、当然ながら中のデータは戻ってこない。

決めた! 次回ノートPCを買うときは、SSD(ソリッドステートドライブ)にする。もう、HDDで苦労したくない。

新型MacBookがもうすぐ出るという噂もあるし、それはSSD搭載なのだろうか?
搭載して欲しいものだ。




・掃除が楽な部屋がいい

アップルのMighty Mouseの掃除方法

マックに標準で付属しているMighty Mouseは、オシャレで使い勝手が良いのですが、致命的な欠点があります。

それは、上部のスクロールホイールにゴミが貯まって、比較的早期に機能しなくなるというものです。

同社のオンライン版アップルストアのレビューには、この点に関する苦情が多数寄せられています。

ただ、通常のマウスなら分解して掃除すれば良いことですが、このマウスは、分解ができません。

ブログなどを見ていると、「新品から2ヶ月で機能しなくなった」という書き込みも見受けられます。

私は、自宅やオフィスで3つのMighty Mouseを使ってますが、使い始めて半年くらいで上部方向に回転しなくなったり、1年で完全に効かなくなったりしてます。

このマウスを使ったスクロールはたいへん便利なだけに、この状態はなんとかしたいものです。

アップルの「Mighty Mouse の清掃方法」ページには、一応、掃除の方法が載ってますが、対処療法的な感は否めません。

どうせなら、徹底的に掃除したいものです。

と思って、ググってみたらありました。分解して掃除する方法が。ただし、接着剤でついている部品を無理矢理取る行程もあるので、アップルの保証等の対象外になることは覚えておきましょう。

Apple Wireless Mighty Mouseの分解、掃除方法

ちなみに、私のマウスは、軽傷の2つは、アップルの方法で復活しましたが、重傷の1つは、なんとかスクロール可能になったものの、動きがぎこちなくイマイチです。分解するしかないかなあ。

追記:
分解しないで掃除する手品のようなワザもあります。よく考えたものだ。
Appleマイティマウスを分解しないで掃除する




・掃除ラクラクな部屋

市場論理は万能か!? 民営化の陥穽ポイント

「えきねっと」というJR東日本のネットによる切符予約サービスがある。非常に便利でなサービスで、これで予約しておき、当日駅の窓口で切符を受け取って乗車する。

僕は、新幹線を利用する際いつも新横浜を利用するのだが、この新横浜での切符の受け取りがめちゃ不便なのだ。「えきねっと」で予約した切符を新横浜で受け取るためには、「篠原口」という寂れた小さな改札口でしか受け取ることができない。

横浜市営地下鉄からアクセスすると、この窓口が駅ムコウの位置になり遠いのだ。また、窓口が1つしかなく、一般客の乗り越し精算などと重なって並ぶことが多く、一回、新幹線に乗り遅れそうになったことがある。

この駅には以前より大きな改札口側に立派なみどりの窓口があるのだが、そこでは受け取ることができない。ここから受け取る方がはるかに便利で早いのだが、それができないのだ。

このような不便な体制をユーザーに強いている理由は、JR間の縄張り問題がある。立派なみどりの窓口は、「新幹線の新横浜駅」なのでJR東海のテリトリー、一方、「篠原口」は、「横浜線の新横浜駅」ということで、JR東日本のテリトリーとなる。
で、「えきねっと」はJR東日本のサービスなので、「篠原口」でしか受け取れないということ。

80年代に国鉄が分割民営化され、JRとなった。これにより、私鉄などとの競争が進み、便利なサービスが次々と生まれ、大枠では「民営化ってメリットあるよね」という空気が出来上がった。

だが、上記のように、その裏側では、分割されたことによりテリトリーの問題をユーザーに押しつけるような事態もおきている。シロート目には、もとは同じ会社だったのだから、「システムをつなげてやれば簡単にできるだろう」と思うのだが、それにも当然コストがかかる。

「えきねっとを利用し新横浜で受け取る」という少数派ユーザーの声は、「選択と集中」理論の中で利益を追求する企業の前では、かき消されてしまうということだ。マクロな目で見たら、市場競争はサービスを向上させる力が働く。だが、ミクロでは、コスト論理のもとで切り捨てられるサービスやユーザーがいるという現実もある。

郵政も民営化され、地方の過疎地域などに行くと同様の思いを抱いている人がたくさんいるのだろうなあ。

ちなみに、「新幹線の新横浜駅」側で切符を受け取りたければ、JR東海の予約システムを利用すればいいのでは?という疑問を抱く人もいるだろう。だが、JR東海のエクスプレス予約は、同社のクレジットカードへの入会が条件なのだ。カードを増やしたくない僕は、利用できない。




・駅が近い部屋

これがミグ戦闘機の真空管だ!


ある経営コンサルタント氏の事務所に遊びにいったのだが、この人は生粋のオーディオマニア。中でも真空管アンプの自作が趣味で、オフィスの片隅にアンプがごろごろ転がっている。

以前、函館空港にソ連(今のロシア)のミグ25戦闘機が自衛隊の防衛網をくぐり抜けて強制着陸したときの真空管エピソードを書いたのをご記憶だろうか。

その話しになって、「これがミグに使われていたのと同型の真空管だよ」と言って見せてくれた。大きい。でも、信頼性が高そうだ。一説には製造が中止されているそうだが、秋葉原で今でも手に入るそうだ。

鉄のカーテンなどと呼ばれた冷戦時代の名残を今でも手に入れることのできる秋葉原とういう街の偉大さを再認識した。

僕のクルマが写ってた! どこで誰が見てるわからない…

Googleストリートビューが話題になってますが、実は、日本にも以前から似たようなサービスがありました。

「ロケーションビュー」です。

このサービスも、道路の両側をパノラマ写真で見ることができるものです。「プレイ」ボタンを押すと次の交差点まではクルマに乗っているかのように勝手に動いてくれるのである意味Googleストリートビューより見ていて楽しいものです。

で、これをチェックしていて驚いたのですが、なんと自宅の車庫以外の場所で、路肩に停めてある僕のクルマが写ってました。


撮影日を見ると「2007年3月12時」となってます。思い出しました。竹富島に行くので、ダイビング用のシューズを調達するために、通勤路途中にある多摩プラーザ付近のダイビングショップに立ち寄ったときの映像です。路肩に停めたC3プルリエルがしっかりと写ってます。

このクルマの販売台数からして、上記の時間、僕がここにいたことは確かなので99.99%の確率でこの写真のプルリエルが僕のものであることは間違いないでしょう。ちなみに、盆暮れにしかクルマを洗わないので、前輪のホーイルの汚れ具合も僕的です。

それにしても、Googleストリートビューもそうですが、この手のサービスは、どこで誰が見ているかわからないので、ちょっと怖い気がしますねえ。




たまプラーザってどんなとこ?

グーグル幹部が語る「個人情報」に対する考え

8月7日に開催された総務省の通信プラットフォーム研究会第6回会合で、オブザーバーとして参加するグーグル株式会社ポリシー・カウンセルの藤田一夫氏が、日本人のプライバシー感に対する感想を述べていました。

この会合は、ケータイの「ライフログ」や「IDポータビリティ」の扱いに関連した個人情報の議論だったので、「ストリートビュー」について言及されたものではありませんが、実にタイムリーな発言だったので、ここに紹介しておきます。

また、総務省の研究会というオフィシャルな場の発言なので、グーグルの「個人情報」に対する企業としての考え方を示していると理解していいと思います。

会合の討論も終盤にさしかかったタイミングで、藤田氏は、次のような感想を述べました。

・個人情報に対する感覚が米国・英国人と日本人では大きく異なるように感じる。
・たとえば、英国などでは一戸建て住宅の場合、氏名を表札に明記していない場合が多い。
・高級住宅街などに行くとセキュリティーに配慮して、ファミリーネームではなく「Rose」「Wisteria」などと花の名前を表札につけている場合が多い。
・知らない人からすると、誰が住んでいるかはわからないが、地元の郵便局などはそこに誰が住んでいるかわかる仕組みになっている。

・日本では、わざわざ自分の名前を表札にして公道に表示している。
・そんなに、プライバシーを気にするのであれば、表札を公道に出すのはおかしい。
・その一方でネットの世界に入ると、声高に「個人情報」だとかプライバシーを言うのは、理解できない。


といった意見です。

確かに、理論的に考えれば藤田氏の言うとおりでしょう。しかし、僕も含めて「ストリートビュー」は、とにかく「気持ち悪い」のです。このブログの人が言うように、感覚的なものなので、理詰めで攻められると、困ってしまうのですが…

BSEのときもそうでした。米国人からすと「確率的に、BSE被害を心配するより、交通事故に遭遇する方が高い。日本人は理論的におかしい」と言われました。しかし、多くの日本人は、「安心」を求めるのです。だから、理詰めでは推し量れない部分で、気持ち悪さを感じるのです。

僕のこのブログが住宅系の話題を扱う関係上、僕は自宅の写真を載せたりもしてます。なので、今さら「ストリートビュー」に自宅写真が出ているからと言って、大騒ぎするつもりはありません。でも、住所で検索するとピンポイントで自宅写真がモロに表示されるのは、やはり抵抗があります。

「ストリートビュー」とても便利で面白いのですが、やはり、どこか釈然としません。

【訂正】
『日本人は、「安心」を求めるのです。』

『多くの日本人は、「安心」を求めるのです。』



安心できる?

Googleマップのストリートビューのプライバシー問題

昨年の6月に米国でGoogleのストリートビューが開始されたときは、こんなふうに「Googleすごい!」なんて、はしゃいでいた自分ではあるが、プライバシー問題がいざ自分の身に降りかかると、他人ごとではなくなってしまうだけに、心底Googleが恐ろしくなった。

Googleストリートビューの撮影クルマ


Googleマップに自宅の住所を入力して検索すると、モロに、そのものズバリで我が家の写真が表示される。クルマのナンバープレートもばっちり写っている。妻の話では植栽の感じから早春に撮影されたものらしい。影の方向からすると、午前9時から10時くらいの間のようだ。

ガレージに僕の通勤クルマが写ってないところを見ると平日であろう。僕は、このブログで自宅の写真を公開しているが、ピンポイント住所に紐づけられないように注意しながらの行為だ。

インプレスのニュースによると、Googleの担当者は、

「撮影する道路は公道からに限っており、私道や敷地内に入っての撮影はしていない」と説明。また、映っている人の顔については自動認識によりぼかし処理を行っており、米国では車のナンバープレートなどについても一部処理を行っているが、日本では解像度の問題でほとんど識別できないと思われるため、現時点では顔以外には自動的な処理は行っていない」

と説明しているようだ。

プライバシー問題は、米国でも騒がれており、訴訟にも発展しているそうだ。また、市民団体が、Google幹部のストリートビューによる自宅画像をネットに晒したりもしている。米国では、一般の人もネットでの顔出し等が平気だったりするので、自宅写真が世界に公開されても抵抗がないのだろうが、日本ではどうだろうか。自分が自分のブログで自発的に公開するのではなく、勝手に撮影された写真が公開されるというのは、やはり抵抗がある。

それと、ドロボーのプロなら次の仕事場探しに最適かもしれない。「この家は防犯が甘そうだな」なんてことが写真を見ればすぐわかるだろう。それと、こんな決定的な瞬間も撮られている。


Googleは削除依頼を受けているので、とりあえず自宅がモロに写っている2枚の写真を削除するよう依頼した。これも本人確認とかややこしい手続きが必要なのだろうなあ。いつになることやら。ネットで名寄せされて自宅が晒される日がこないことを祈るしかないか…。




・ネット社会

薄型(液晶)テレビって熱くない?

リビングの壁付近に設置されているシャープのアクオスだが、周辺(50センチ程度)気温が高い。ちゃんと測ったわけではないが、体感で2度は高い。裏面などは、放熱ファンの影響でもっと高い。

考えてみれば、デジタル化=発熱との戦いでもあるわけで、一番わかりやすい例は、パソコンだ。昔ののどかな時代と比較して、クロック周波数がメチャメチャ上がった今のパソコンの発熱はとんでもない。


【写真:就寝中、地震が来ても安心なようにテーブルとクッションで保護したみたの図。だが、不便なのですぐにやめた】

MacProなどは、音が静かなので、あまり意識しなかったのだが、裏に廻って放熱フィンのところに手をやると、ものすごく熱い風が出ている。MacBookなどは膝の上に乗せてられない。ヒートアイランドの要因の1つに、「デジタル化」というのもあるのではないのか? 

以前、取材で入室した大手町のデータセンターなどは、鉄道のガード下以上の騒音だったのだが、その音はすべて放熱ファンと冷却装置から出ている。そういえば、AppleのMacOS Xサーバーもけたたましいファン騒音がする。

大手町に電気を送る東電の変電所は、もう容量がいっぱいで限界だそうだ。その多くは、データセンターのサーバー群と冷却システムが消費している。東京の一等地にデータセンターが集中しているのは愚かな気もするが、運用・管理の利便性を考えると都市に置かざるを得ないのだ。

先日、ワンルームの小さな部屋に巨大な薄型テレビ(おそらく40インチ程度?)が置かれている写真を見たが、さぞかし熱いだろうなあ。でも、逆に冬は暖房いらずだったりして。

iPhone 3GのGPSが機能しないとお悩みの方に

iPhone 3GのGPSの測位が遅いという記事に多くのアクセスをいただいた。悩んでいる人が多いらしい。すると、この記事に次のようなコメントをもらったので、ここに図で説明しておこう。

「測位が遅い時は「設定>位置情報サービス」を一度オフにしてからマップを起動して、「測位>現れるダイアログ>OK」で測位すると解決してます」

●手順01


●手順02


●手順03


手順04




iPhoneでネット

iPhone 3GのGPS機能がうまく動作しない件について

iPhone 3GのGPS機能なんですが、現在位置表示ボタンをタップしてもなかなか衛星を捕捉してくれません。初期不良かなと思い検索したら、下記のような記述を見つけました。

初めて測位する場合は、各衛星の位置情報を受信しなければならず、
これに時間が掛かります(コールドスタート)。受信状況が悪いと
いつまでたってもこれが受信できず、測位が始まりません。

しかし、一度測位が始まるとしばらく(2時間?)位置情報が維持
されるので、あっという間に測位を開始できます (ホットスタート)。
最近のGPS受信機は感度がよいので、木造家屋内や鉄筋の建物でも
窓際なら測位できます。


というわけで、庭にでも出て気長に挑戦してみることにします。




都心の空に・・・

iPhone 3Gゲットだぜ!

昨日、予約済みの日吉ショップに確認したときは、「初期入荷分がおそらく10台程度なので、山崎さまの場合、たぶん明日のご購入は難しいかと思います」という回答があり、しょうがないね、とあきらめていたら、午後1時すぎにいきなりショップから電話があり、「iPhone 3Gをご案内できます」とさ。

そういうことなら喜んで!と、飛んで行ったです。「予想より多く20台上入荷しました」だって。

というわけで、iPhone 3G白モデルの16GBを無事に新規契約してきました。白戸家のオトーサンも2人いただいてきました。


「鎌倉に家を建てる」の島津さんが、宅内で電波が入らないとのこと。ソフトバンクモバイルの場合、2GHz帯の周波数を利用しているので、電波の直進性が強く回り込まない分、どうしても不利です。

ただ、ドコモも同等の周波数使ってますが、あそこは資本力にものを言わせて基地局ばんばん打ってますから、FOMAはバッチリと宅内でも入るのですね。

ソフトバンクモバイルは、設備投資ケチってますから、どうしても宅内では難しいです。でも、「携帯電話用小電力リピータ」(電波中継器)を設置するという手もあります。

iPhone 3G初期入荷分買えないことが判明

iPhone 3Gを予約したソフトバンクショップの日吉店に電話してみた。

「初期入荷分がおそらく10台程度なので、山崎さまの場合、たぶん明日のご購入は難しいかと思います」
「この順番ですと、次回の入荷分をご案内できる可能性があります」
「明日の正午までは箱を開けることができないので、何台入っているか正確にはわかりませんが、おそらく当店では、10台程度かと…」
「仮に、山崎様にご案内できるとしても、こちらからお電話を差し上げることはできますが、お取り置きはできません。ご来店いただく間に売れてしまう場合もあります」
「お並びいただいても、2〜3台程度しかお渡しできない可能性が…」
「表参道の方では、何百台と用意されているらしいです…」

てなわけで、表参道に並ぼうかなあ…。でも、面倒だわい。でも、一応、明日の正午に日吉店の前に行ってみようかなあ。




実物を見て決められるから安心♪

iPhone 3GでDVDを観よう

世間はiPhone 3Gの発売で盛り上がってます。

iPod touchや初代iPhoneを使っていて、よかった!って思う瞬間は、やはり動画を閲覧するとき。

電車の中、ベッドの上、トイレの中、仕事中のちょっとした時間などに、パソコン経由でDVDからリッピングした動画を観てます。

今では、テレビの前に座ってDVD観るよりiPod touchや初代iPhoneで観てる時間の方が明らかに長いです。

だから、iPhone 3GでもみなさんガンガンDVDを持ち出して観てください。

というわけで、過去のエントリーからDVDから動画を抜き出す記事を列記しておきます。


字幕付き映画のDVDをiPod touchで楽しむ【Windows編】
http://blog.smatch.jp/yamasaki/archive/393

iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版
http://blog.smatch.jp/yamasaki/archive/388

iPod touch時代のDVD映像リッピング作戦【Mac編
http://blog.smatch.jp/yamasaki/archive/387

写真は初代iPhone

これってMacの欠陥なのか?

「MacPro初期不良〜OnlineのApple Storeで買ってはいけない」で報告したMacPro初期不良ですが、実は、送られて来た交換機でも下記のような、当時と同じ症状が、交換直後から出てるんですね。

これは、僕の側に原因があるかもしれないと思い、色々と精査したのですが、原因はわかりません。でも、僕は見ちゃいました。近所の量販店に展示してある、iMacがまったく同じ症状でフリーズしてました。

というわけで、これは、今のインテルMacが抱える根本的な問題なのかもしれない、と結論づけて、気にしないようにしてます。それにしても、上の写真と比較してまったく同じ症状ですね。



こだわりで快適!

iPhoneの「予想外」にカワイイ系で打って出よ

世間がiPhoneで盛り上がる中、以下のような記事を@ITのコラムで書きました。

「ニッポンのインディよ! iPhoneの「予想外」にカワイイ系で打って出よ」
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/column/narumono24/01.html

@ITのグランドトップ枠を確保したうえ、ITmedia側Top of Topも確保に成功しました。iPhoneネタは今、受けます。

ちなみに、ソフトバンクショップでは、iPhoneの予約受付を中止しました。試しに、先日予約したのとは別の店舗に昨日出向き「予約できますか?」と聞いたら...、
「何も決まっていないので、予約はできません」
と断られたです。

iPod touchが壊れた



iPod touchの画面が真っ白けになり何も映らなくなった。「復元」もできない。保証期間内なので、Appleに修理を依頼した。すると、メールで下記のような診断が来た。

アップルの技術者による検査の結果、お客様の iPod (シリアル番号 9C738722W4N)にiPod コネクタの不具合があることを確認いたしました。つきましては、iPodの交換を予定しております。交換品の発送が整い次第、あらためてメールでご連絡いたしますので、もうしばらくお待ちください。

というわけで、中4日で写真のように新品のiPod touchが送付されてきた。故障したiPod touchは、既にキズだらけになっていただけに、ちょっとうれしい。でも、基本的にカバーやケースの類は使わない主義なので、このiPod touchもすぐに傷だらけになるでしょう。



iPodtouchを一緒に

iPhoneを予約してきた


先ほど、東急東横線の日吉駅前のソフトバンクショップに行ってiPhoneを予約してきました。
店員さん曰く

「プラン等詳細が決まってないので、仮予約ということで、お名前とお電話番号をお伺いしておき、決まり次第こちらからご連絡するという形になります」

「番号ポータビリティは、もしかしたら出来ないかもしれません。Apple様のご意向で新規のみの取り扱いとなる可能性もあることをご承知おきください。過去にもメーカー側の要望でそのようなケースがありました」

「iPhoneについては、当店でお客様が約40人目のお問い合わせです」

てな感じでした。

それにしても、他社の同等性能のスマートフォンは、約7万円を割賦で販売しているソフトバンクだけに、iPhoneの2万円は安すぎて、他社端末との整合性が取れないように思う。

もし、僕がシャープとかの端末担当だったら、「2万円は不当なダンピング販売だ!」とソフトバンクに文句を言うだろうなあ。




日吉といえば銀の玉?

iPhone 3Gの価格やケータイ料金を大胆予測

7月11日が待ち遠しい。というわけで、ITメディアの第一報から気になる部分をピックアップ。

●販売はソフトバンクショップで…

たとえば、米国では、リアルなAppleストアで購入したiPhoneを、自宅に持ち帰ってiTunes経由で、契約・開通作業を行うことができる。いわゆる「アクティベーション」というやつだ。しかし、この文面からすると、販売はソフトバンクのショップだけになるらしい。

なぜ、Appleストアで併売してiTunesアクティベーションできないのか。理由は、簡単だ。日本では、電気通信事業法で、ケータイ電話の契約の際、書面等による本人確認が義務づけられているからだ。それに、店頭での番号ポータビリティ手続きや回線の開通事務などが必要となる日本の場合、Appleストアでは、そのあたりの体制やノウハウが調っていない。だから、ソフトバンクショップのみでの販売になるのだろう。

●米国での販売価格は、16Gバイト版が299ドル、8Gバイト版は199ドル

昨年の8月に4GBのGSM版iPhoneを499ドルで購入した僕からすと、「なんでこんな安いのだ!」と叫びたくなるくらい「予想外」安価を実現している。で、日本ではいくらになるのか? 米国で売られているiPod touchの8GBモデルが、ちょうど299ドル、8GB版iPod nanoが199ドル。それぞれ日本では3万6800円と2万3800円で販売されている。この文脈をそのままなぞらえたら、16Gバイト版が3万6800円、8Gバイト版は2万3800円、ということになる。それにしても、現状のGSM版iPhoneが、388ドルと499ドルなので、ずいぶんと値段を下げてきたものだ。

このまま販売したら、iPodの価格に影響が出るような気もするが、iPhone 3G端末は、おそらくソフトバンクショップで開通作業をしないと、iPodとしても使えないと思うので、「それはそれ、これはこれ」という考え方でもって、iPodの価格はそのまま据え置かれると思う。

●サードパーティ製のアプリケーションソフトがダウンロード可能なApp Storeに対応

App Storeには大いに期待する。iモードなんかでアプリケーションを作っても、公式サイトにならない限り、それを課金して販売する仕組みがなかったわけだから、Appleの承認が必要だとはいえ、インディ系開発者にお金が入る仕組みが提供されたことの意味は大きい。

iTunes Storeでインディ系音楽を販売する僕からすると、Appleのこの手のビジネスがもたらすロングテール効果は、業界を大きく変えるパワーを秘めていると感じるので、アプリケーション分野でも同じことが起きると思う。

ロングテールなので、入るお金の額は少ないかもしれないが、「お金が入る」という事実があれば、それが開発インセンティブになるのだ。面白いアプリケーションがたくさん登場することへの期待でわくわくする。

「iPhoneなんて日本で流行らないよ! だって絵文字メール打てないでしょ」という人がいたが、絵文字メールなど所詮はHTMLメールだ。絵文字メールソフトなど簡単に作れるだろう。早々に登場すると思う。ただ、絵文字メールは、相手も同じ絵文字を使ってないと送信先で文面(?)に整合性がとれないという問題が起きる。それを考えると、良質なiPhone用の絵文字メールソフトを、速く開発して先にデファクトを取ったもの勝ちであろう。開発者たちよ急げ!

●10Mバイト未満のアプリケーションであれば、携帯電話のネットワーク経由でもダウンロードできる

HSDPAに対応しているとはいえ、今の日本のケータイのネットワークでこれを許すのは、SBMもかなりの英断が必要かと思うのだが、どうだろうか? そうなると料金プランは当然、パケット定額制になるであろうから、4410円(パケットし放題)+基本料金(2000〜3000円程度?)ということで、6000円台〜7000円台といったところに落ち着くのかもしれない。

●連絡先を常にPCやMacと同期しておける新サービス「MobileMe」も同時に発表されている

僕は、現在「.Mac」利用者なんだけど、.Macにこの機能は追加されないのだろうか? .Mac+iPhone 3Gユーザーは、さらに年額9800円を払って「MobileMe」を契約しなければならないのか? 年額2万円になるので、さすがにそれはつらい。
という文面を書いている最中に「.Macメンバーへ重要なお知らせ」というメールがAppleから来た。それによると、「Macメンバーの皆様においては、7月にMobileMeへ自動的にアップグレードされます。」だって、よかった。




情報を先取り!

iPhoneに「Y!」ボタンは付くの?

ソフトバンクモバイルからの発売が決定したiPhoneだが、SBMのケータイに必ず付いているのが、ドコモのiモードボタン、auのEZボタンに相当する「Y!」ボタン

これがiPhoneに付くのかどうか心配している人もいるようだが、ハードとしての「Y!」ボタンはつかないが、タッチクリーン内のソフトとしての「Y!」ボタンは間違いなく搭載してくるでしょう。

アップルは、iPhoneSDKを出しているので、誰でもアプリケーションを開発することができる。アップルの承認さえ得られれば、それをApp. Storeで販売することができるわけだから、SBMだって簡単に「Y!」ボタンアプリケーションを作れる。

それを、デフォルトでスクリーン内に最初から設置できるかどうかは、スティーブと孫正義の力関係によるところが大きいのかもしれないけど、難しいことではないよね。




充実の「旨味」

iPhoneはソフトバンクから

ソフトバンクは、年内にiPhone(日本語表記はアイフォーン)を日本で発売すると発表した。孫正義さんがんばりましたね。

思いついた疑問点をあげてみる。

・ます料金体系は、iPhone独自のものを用意するのか?

米国ではAT&TはiPhone用の料金コースを用意した。

・iPhone端末の販売に、現状のソフトバンク端末のような、ボーナスプランのついた割賦販売をするのか?

割引まがいの販売をすると、iPodが値崩れを起こすから無理?

・端末だけを購入して自宅にPCからiTunes経由で本人確認やアクティベーションができるのか?

事業法で書面等による本人確認が義務づけられているため、免許証や保険証のコピーを送付する必要がある。だからオンラインのアクティベーションは無理?

・3Gネットワーク経由でiTunes Storeからダウンロード購入できるのか?

現状iTunes StoreはWi-Fiにしか対応していないから無理かも

とりあえずこんなものかな。ほかにも思いついたらまたエントリーします。



iPhoneが似合う?

N700系新幹線の無線LAN

手術入院をした実母を見舞いに岡山に帰郷した。その際、乗った新幹線「N700系」の社内でiPod touchの画面を見て驚いた。無線LANのアクセスポイントが多数ある。

油断しているすきに新幹線車内も無線LAN対応になったのかと帰宅して調べてみたら正式な運用開始は来春らしい。

東海道新幹線「N700系」、2009年春から車内のネット利用が可能に

気になるのは外界との接続方法。
ユーザー数が少なくサービスが終了してしまったが、旅客機内のネット接続「コネクション・バイ・ボーイング」は、衛星中継を利用していた。

また、車内無線LANサービスを実施している「つくばエクスプレス」の場合は、車両の先頭と後方に指向性の強いアンテナを設置し、ホームの両端に設置した基地局に向かって電波を発する方法と取り入れている。

ただ、新幹線ともなると駅間が長いのでその方法は無理。上記記事によると、線路沿いに漏洩同軸ケーブルというのを敷設することで列車との間で無線通信をするそうだ。つまり、東海道・山陽新幹線の東京から博多まで線路沿いに無線用のケーブル状のアンテナを敷いてしまおうというものらしい。


ただ、ユーザーの無線LAN端末とその漏洩同軸ケーブルの間で直接通信のやりとりがあるわけではなく、車内アクセスポイントの通信が、いったん列車に搭載されたノードに集約されて、そこから漏洩同軸ケーブルとの間で通信するようだ。

さて気になる通信速度だが、1列車あたり下り2Mbps、上り1Mbpsとのこと、う〜ん、ちょっとキビシイ数字だねえ。

ざっと見たところ8基のアクセスポイントが確認されたが、下り2Mbps、上り1Mbpsを8基のアクセスポイントで共有するわけでしょ。

おまけに、8アクセスポイントの下にも複数のユーザーがぶら下がるわけだからねえ。朝夕のビジネスマンが多く乗る時間帯になると、かなりの人が利用するだろうから、トラフィック大混雑状態でどうものならないのではないかなあ。

複数ユーザーがFTPなんかした日には、ほとんど使い物にならなかったりして。FTPやオンラインゲームは、禁止にしたほうがいいかもね。画面を動かすたびにテクスチャーを取りに行く「Second Life」なんかもってのほかだね。

だから、トンネルの少ない東海度新幹線エリアは、イー・モバイルあたりを利用するのが現実的なのかもしれない。ただ、山陽新幹線エリアはトンネルが多いのでこの無線LANに頼ることになる。山陽新幹線エリアになると大阪を過ぎるのでビジネスマンの数も減るだろうから、通信混雑は緩和されるかもしれないし。

まあ、いずれにしても、外界とのネット接続手段が複数持てるというのは、うれしいことです。



ネットも大規模?

MacProの初期不良交換でうれしかったこと

初期不良の交換騒ぎがあったMacProだが、その後、代替え品がアップルから届いて順調に動いている。

初期不良交換でうれしかったことがある。それは、内蔵のハードディスクが、僕と相性の良い「シーゲート」製になっていたことだ。



実は、返品したMacProのハードディスクは、過去幾度となくトラブルを経験した「ウエスタンデジタル」製だったのだ。思えば、購入して「このマックについて」の「シリアルATA」の項目をチェックして、「ウエスタンデジタル」製であることを知ったときから、何かいやな予感がしたものだ。そして案の定、件のトラブルが発生したわけだ。

そして、交換で納品された新しいMacProのハードディスクもまた、ウエスタンデジタルだったらヤだなと思いつつ、チェックしたら、相性の良い「シーゲート」だったてわけ。よかったよかった。


といわけで、アキバに出かけて、追加のハードディスクを購入してきた。もちろんシーゲート製の500GBもの。それにしても、最新のマックは、ハードディスクの装着が簡単だわ。昔、白いボディのPower Macintoshで苦労していたことを思うと極楽ですね。

げっ、iPod touchを「復元」したらソフトが消えた!

最近、iPod touchの調子が悪いので、「復元」(中身をすべて消去して工場出荷状態に戻すこと)をした。ついでに、先日購入したMacProに接続して使うように、同期先のひも付け設定もリセットしてしまった。

しかし、思わぬ落とし穴があった。ソフトウェアアップデートをほどこしていたのだ。ソフトウェアアップデートを行ったMacでもって「復元」した場合は、次回同期時に自動的にソフトウェアアップデートも再インストールされる。しかし、今回の場合、復元と同時にひも付け先のマシンも新しくしてしまった。

まさか、ソフトウェアアップデートを再度購入しなければならないのであろうか、と思って、アップルのサイトのディスカッションボードを検索したら、救済方法がありました。

それによると、ダウンロードしたマシンの/ホーム/ライブラリ/iTunes/Mobile Applications フォルダに「iPod touch App Pack 4A93.ipa」というファイル(以下アイコン)が入っているので、それを新マシンにコピーして移せばいいらしい。


ただ、単にコピーしただけではだめだった。このソフトは古いマシンでの購入なので、新しいマシンで使おうとしても「違法コピー」としてiPod touchにインストールできない仕組みだ。以下のようなダイヤログがでる。


そこで、新しいマシンにiPod touchを接続して、iTunesの「Store」メニューから「コンピュータを認証」を選んだ。すると無事に、新マシンが正規購入先として認証されてiPod touchにインストールできた。

アップルのDRMは、このあたりが融通が効いて使いやすいよね。


融通利かせる選択肢

MacPro初期不良〜OnlineのApple Storeで買ってはいけない

3月末に購入したMacProが初期不良で製品交換の騒動に発展したので報告します。

スリープから復帰する際、モニタの映像が下の写真のような画面になりフリーズしてしまいます。これはモニタ2台を接続した状態で2台ともこうなってしまいます。



ただ、たちが悪いのは、スリープ復帰時に必ず発生すると限らないという点。いつ起きるかわからない状態です。それでも、1日に1〜2回必ず発生するので、これは明らかに初期不良であると断定してAppleに連絡しました。

こちらは製品交換を要求し、Appleもそれは承諾してくれたのですが、交換完了までに思いの他、時間がかかってしまい、その間、制作業務が中断したため表題の思いとなったわけです。

もちろん、業務は従来からある環境(G4+ProTools)で続けることはできましたが、今回、あるアルバムの制作で、MacProと同時購入したLogic(音楽制作ソフト)による、高い次元での音楽制作業務に期待していただけに、ちょっと悔しい思いもあります。



この記事で最も訴えたいポイントは…、

OnlineのApple Storeで購入し初期不良が発生し製品交換となっても、良品が届くまで空白期間が発生してしまう

という部分です。

実際今回の件で、交換を要求してサポートが言った交換までに要する時間は、「1〜2週間かかります」というものでした。業務使用に期待して購入した人からすると、1〜2週間の空白期間はかなりの痛手でしょう。

しかし、これがリアルな店舗での購入であれば、持ち込んで症状の確認さえ取れれば、その場で交換してくれるはずです。実際、3月にやはりMacProを購入した友人も、僕とほぼ同じ症状に見舞われ製品交換をしたのですが、彼の場合、銀座のApple Storeで購入したので、機器を携えクレームを持ち込んで、その場で新品に交換してもらったという事実があります。

おまけに、その場では症状が出ないで、証拠として撮影した画面のデジカメの写真を見せただけで、「これは明らかに初期不良ですね」と交換をしてくれたそうです。つまり、ネット通販と違って、リアル店舗でのFace to Faceの売買行為においては、そのような融通が利くということです。

結局、我がMacProは、土曜日に返品して翌水曜日に届いたので、サポートで言われた1〜2週間という期間は有しませんでしたが、それでも、中3日かかっていることに違いはありません。



Apple製品に限らず最近のデジタル機器は、初期不良の発生率が高いような気がします。僕の周りでもPCやデジカメなどで初期不良に見舞われた話しはよく聞きます。繰り返しになりますが、リアル店舗であれば、融通の利く対応になるでしょうが、ネット通販であれば、話がややこしくなりがちです。

ただ、一般論としてのネット通販であれば、ネット=リアルより安価、ということで上記のようなリスクもなんとか許容できます。しかし、Apple製品の場合、リアルもネットも価格は原則として変わりません。

であるなら、リアルなApple Storeや量販店で購入する方が、初期不良リスクを考えた場合絶対にお薦めだなと思いました。現に、前出の友人は、過去にOnlineのApple Storeで購入したiPodで初期不良で同じようなめにあった経験があるため、以後は「持ち帰るのが大変だけど、銀座で買うようにしている」と申しておりました。



Appleの初期不良交換プロセスがどうなっているのかわかりませんが、今回、いったん返品して、むこうで検証して症状が出ない、なんてことになって、いたずらに時間を取られるのが怖かったので、返品時に、詳細な記録資料を添付しておきました。その資料には....、

ほぼ毎日ある数日分の発生時の画面写真、日時、発生前の状況などを時系列に記録し、それをプリントアウトして同封しました。おまけに、各発生時の写真がねつ造だと思われるてもシャクなので、タイムスタンプの入った写真のJPEGファイルをCD-Rに焼き付けて添付する念の入れようです。

一昨日再納品されたMacProは、いまのところ問題なく動作しています。ただ、1回だけ再起動時にデスクトップの描画が乱れるという現象がありましたが、フリーズはしていないで、そのまま使っています。様子を見ます。

今後、Apple製品はリアル店舗で買うことにします。

【追記】友人より指摘ありました。「OnlineのApple Storeで購入すると、BTO時、構成を変更するときでも、取り外したパーツ等の無駄な金額が発生しない」というメリットがあることを追記しておきます。

Apple製品が似合う

50万円の液晶テレビが壊れた

約6年前に清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したシャープの30型液晶テレビ「アクオス(LC-30HV3)」が映らなくなった。今と違って、当時の液晶テレビは高かった。確か50万円以上したと記憶している。

さっそくサポートに電話すると、翌日には修理来訪が可能だという。来てもらった。原因は、液晶パネルを背後から照らすバックパネルの制御回路が故障したため。なんと回路の基板部品を持参しており、その場で交換修理が可能だという。引き取り修理等を覚悟していただけに、うれしかった。

約30分の作業で、回路基盤を交換して直った。さて、ここで気になるのが修理のお値段。サポートに電話した際、「保証期間外なので、出張料3150円+技術料+部品代が必要となります」と言われていただけに、修理終了後怖々と聞いてみた。

するとどうだ。意外や意外、

「無料です」とのこと。

何故だろうか? その場で根掘り葉掘り聞きたかったのだが、修理担当者が寡黙な人で、それ以上つっこめる雰囲気ではなかった。

ただ、想像できる理由はある。今回の故障というのは、シャープにとって、頻発する故障であり、欠陥に近い類のもの。本来なら欠陥として回収修理すべきものだが、それをやると大事になるので、問題が起きたものだけを無料で修理している、と想像した。薄型テレビで熾烈なシェア争いをしているだけに、ここで評判を落としてはいけない、ということであろうか。ただ、これはあくまでも僕の想像なので、その点を考慮して読んで欲しい。
まあ、僕としては、出張料もとらず、無料で修理してくれたわけだから大満足。だから何も文句を言うことではない。


修理担当者が帰った後、妻とも話した。

「次もシャープのテレビを買おうね」

ちなみに、このテレビは過去にも2度修理のお世話になっているのだが、そのうちの2回目は、1週間程度の引き取り修理だった。「1週間テレビが見れないのか!」と青ざめた。だが、親切なシャープは、「ご不便でしょう」と、ほぼ同型の液晶テレビを置いていってくれた。クルマで言うところの「代車」ってやつだ。そのときは購入して2年以上がたち、保証期間外だったので、意外と同時にかなり嬉しかった。

他のメーカーの対応は僕は知らないが、電話した翌日に来てくれ、代車ならぬ代テレビまで用意してくれるシャープの顧客満足度は高いのではないか。

もう一度言う。僕は、次もシャープのテレビを買うことにする。


あとのことも考えて

CDをベストな音質でリッピングする方法と音質の話

答えは、実に単純なのです。

USBメモリを保存先としてリッピングすれば、HDDに入れるのに比べてあきらかに音が良くなります。

ただし、この方法は、 圧縮なしのPCM(AIFやWAV)でリッピングを行なう場合に有効だということを覚えておきましょう。

AACやMP3といった圧縮音源でリップする場合ももしかしたら違いが出るのかもしれませんが僕にはわかりませんでした。

では、なぜUSBメモリにリップするとHDDと比較して音が良くなるのでしょうか。その理由は、ジッター(時間軸のゆらぎ)にあります。ジッターについては、ウィキペディアでご確認ください。ちなみに、下記は、IT用語辞典からの引用です。

ジッタとは、通信やオーディオ関連の機器などにおいて発生する、信号の時間的なズレや揺らぎのことである。ジッタは、主に信号の読取装置のわずかな不安定さや、あるいは信号の伝送経路の影響などによって発生する。ジッタが発生すると、信号が隣接する信号と干渉するなどして、ノイズや音とび、音質・画質の劣化などの原因になりやすい。

詳しいことは知りませんがジッターは、回転系の記録機器において発生しやすい状況にあるようです。高速で回転する音楽CDからデータの読み出しを行い、それをさらに高速に回転するHDDに記録するわけですから、なんとなく理解できます。

しかし、記録メディアをUSBメモリにすることで、「回転」というジッターを誘発する主原因を、すくなくとも片方は取り除くことができるわけですから、それだけで音質の向上を見込めるわけです。

ただ、いくらUSBメモリが安価になったからといって、アルバム1枚PCMでリッピングすると、500MB や600MBになってしまうので、どれもこれもリップしまくるというわけにはいきません。

そんなわけで、僕の場合は、これぞ!というアルバムをリップして等倍でCD-Rに焼き込みます。まあ、これ以上詳しく書くと、違法コピーを幇助しているような感覚にもなるので、やめておきましょう。

ちなみに、CD-Rに音楽を書き込むときも、等倍から2〜4倍速くらいが音質的にはベストだと言われてますね。試しに32倍速で音楽CDを焼いてみると、相当なジッターが発生したのでしょう。音の立ち上がるが、「しゃくった」ようになり、聴いててとても気持ち悪かったです。しょうどコンプレッサーを強烈にかけた様な感じです。



僕はオーディオマニアではないので、音楽を聴く際に、音質を追求することはしません。しかし、音楽関係の仕事をしているので、比較対象時における音質の判断やマスター音源等の瑕疵についてはいやがおうでも敏感になります。

たとえば、現在のデジタル録音は、24ビットの96KHzでサンプリングするのは半ば常識ですが、これをCDプレスに出す場合、CD規格の16ビット/44.1KHzにコンバートする必要があります。

そして、iTunes Storeなどで販売する場合は、さらにそれをAAC(ビットレート128Kbps)に圧縮するわけです。着うたフルのHE-AACに至っては、ビットレート48Kbpsにまで圧縮されてしまいます。

音楽ダウンロード販売でみなさんのお手元に音楽が届くまでに、2段〜3段とダウンコンバートされて音質が劣化してしまうわけです。

実際その過程を段階的に聴いている僕は、24/96→16/44.1にした段階で「ハーッ」とため息をつき、16/44.1をAACに圧縮した時点では、愕然として頭を抱えそうになってしまいます。


24/96→16/44.1にした段階では、まず「きらきらした感じ」というか「ヌケた感じ」がバッサリとそぎ落とされてしまい、薄いオブラートで包まれたような印象の音になります。

そして、それをAACに圧縮すると、圧縮音源特有の「レロレロ・シュワシュワ感」「ガサツキ感」「ダブリ感」が乗ってしまい、愕然として頭を抱えてしまうわけです。着うたフルのHE-AACに至っては1ファイルを1.5MBまで圧縮するわけですから、レロレロ感やダブリ感は相当なものがあります。



ただ、だからと言って、CDや圧縮音源の音質がダメとはいいません。音質というのは、主観であり他の要因とのトレードオフの関係にあると思っています。今から約10年以上前に初めてMP3の音を聞いたときは、「ひどい音質」と感じました。でも、PCMの10分の1ほどに圧縮されたファイル容量は、アナログモデムによる56Kbps通信が主流だった当時でも、なんとかネットワーク経由で“それなりの音質”で音楽のやりとりができたのです。

数時間かかりましたが、米国の音楽サービスからLittle Featの未発表ライブをダウンロード購入したときには、天にも登るうれしさだったのを思い出します。ネットが発達し、将来は圧縮音源が音楽の主流になると感じました。そして、iPodが登場し、今ではiPodなしでは、生きてはいけません。

それに、CDで聴くよりも圧縮音源で聴いた方がカッコイイ音楽もあります。トランス系の楽曲などは、HE-AACで聴いた方が音の素粒子のエッジが立っている感じがして前に出ます。CDで聴くと優等生な感じがするのですね。それに、Zeebra(ラッパー)の曲などは、圧縮で聴く方が明らかにドスが効いた感じでグイグイと引っ張られます。

USBメモリの話題から話が大きくそれてしまいましたが、デジタルで音楽を聴くというのは、サンプリング周波数の大小や圧縮率云々でその音質を語るのではなく、あくまでも利便性や音楽の内容と照らし合わせながら相対的に判断するものだと思うのです。

・趣味を楽しむ

「偶然だぞ」の真相〜犯人はGoogle


大リーグ開幕戦でシカゴカブスの福留が大活躍した件は、テレビなどでご存じでしょ。

福留が出てくるとカブスファンが「偶然だぞ」のプラカードを掲げているのが話題になっています。

ヒットやホームランを打つたびに「まぐれ」と味方であるファンに言われているようで、同胞としてどうしたものかと思いました。

テレビや新聞では、「誰かが間違えて翻訳した」てなことが言われてますが、その「誰か」とは、なんとGoogleだったのですね。Googleの自動翻訳にアクセスして「It's gonna happen」と入れてみましょう。「偶然だぞ」と出ます。

http://www.google.co.jp/translate_t?langpair=en|ja

世界有数の技術を持つGoogleですが、機械翻訳はまだまだといったところです。

改善提案を送信できるので、「何かが起きる!」って入れて送信しておきました。



何かで選ぶ!

iPodを買うついでに、MacProを買った

娘が美術系の大学に合格した祝いに、何が欲しいかと尋ねたら、間髪入れずに「ビデオが映るiPod」と答えおった。

あいつは、最近、YouTubeやニコ動の楽しみを覚えてしまい、ヒマさえあれば動画の鑑賞に余念がない。

「パパ! YouTubeやニコ動の動画をパソコンにダウンロードする方法を教えて」というので、先日、このブログで紹介した方法を教えてやったら、なんだかいろいろとDLして楽しんでいるようだ。

そうやってDLした動画をiPodに移して楽しむらしい。iPod Classicか、iPod touchを望んでいたようだが、「オマエにはまだ100年早いわい」と一括して、ルーキーの「君にはiPod nano」がお似合いねと、nanoを買ってやることにした。

すると、なんと都合の良いことに、アップルストアで「Mac + iPod学生キャッシュバックキャンペーン」ってのをやっている。iPodとMacを同時購入して申請すると、1万7800円がキャッシュバックされるらしい。

1万7800円というと、nanoの4GBモデルの価格だ。というわけで、nanoを購入するついでに、返す刀でオヤジも便乗してMacProを購入したのだ。



nanoを購入する際、一悶着あった。本体背面の鏡面部分に無料で好きな文字を刻印してくれるサービスがあるというので、これ幸いに…

「合格おめでとう! 父より愛をこめて」

と、刻印してやる、と言ったら、「たのむからそれだけは勘弁してくれ」とほとんど涙目で懇願されてしまった。

まあ、そりゃそうだわなあ。僕も自分の父親から、「父より愛をこめて」などと刻印されたモノをもらうのはなんだか気持ち悪い。

ただ、せっかくの祝いなので、そこに何かオヤジとしての「印」を残したい。英語で「LOVE」はどうか?  それとも「Take It Easy」なんてどう? などと押し問答をくり返した結果、「刻印なし」という結論になってしまった。

決め手は「刻印すると納期が延びる」という娘のひと言だった。同時に注文するMacProの納期まで延びては、こっちとしても困る。

父親の心の奥を見透かした彼女の作戦がちだ。実は、後から気がついたのだが、オンラインのアップルストアでは、同時に複数の商品を注文して、それぞれの納期が異なっていても、用意ができたものから順次個別に配送してくれるそうだ。しまった!

そんなわけで、娘はnanoに狂喜乱舞して、父は、MacProと、同時購入したLogic Studioにワクワクする桜満開のある日の情景だったのだ。

JASRACと動画投稿サイトが楽曲使用契約交わしても洋楽はNGなんだよね



YouTubeがジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)という著作権管理団体と楽曲使用に関して包括契約を結びました。これはこれでめでたいことです。JRCが管理する楽曲(けっこう有名どころがそろっている)であれば、自分やバンドなどでカバー演奏した映像をYouTubeに投稿できるからです。

YouTubeに初の音楽著作権包括許諾・JRC スピッツやラルクもOK

動画投稿サイトと著作権管理団体との契約締結の最初は、07年7月に遡ります。Yahoo! JAPANが運営する動画投稿サイト「Yahoo! ビデオキャスト」とJASRACの間でやはり同様の契約締結がなされました。

動画投稿(共有)サービスにおける利用許諾条件について

動画投稿サービス「Yahoo!ビデオキャスト」正式版がスタート

これにより、Yahoo! ビデオキャストにも、JASRACの管理楽曲をカバー演奏した動画を投稿することができるようになりました。ただ、昨年12月にYahoo! JAPANの担当者にこの件で取材をしたところ、「一般ユーザーからのJASRACマター動画は、ほとんどアップされてません」とのことで、Yahoo! JAPAN側も声を大にしてプロモーションしていないせいか、寂しいかぎりです。

また、去る2月には、ソニーが運営する動画サイト「eyeVio」とJASRACとの間で同様の契約が締結され、eyeVio担当者の話では3月中には、JASRACマター動画が投稿可能になるとのことです。

日本音楽著作権協会(JASRAC)と契約締結

こちらは、ひっそりとしたYahoo! JAPANと違い、JASRAC管理楽曲のカバー動画を「一般ユーザーからどんどん投稿してもらう環境を作りたい」と意気込んでおられました。すばらしいことです。

JASRAC契約組のYahoo! JAPANとeyeVioですが、この両者の間には温度差があります。Yahoo! JAPANの方は、レコード会社やアーティスト側が、Yahoo! ビデオキャストの中で大手を振って動画プロモーションを行えるような措置としての契約です。

つまり、Yahoo! ビデオキャストは、一般ユーザーの方を向いているのではなく、音楽業界の方を向いているわけです。その一方、eyeVioは、楽曲が投稿できることをサイトの特徴として一般ユーザーにアピールしようとしているわけですから、一般ユーザー寄りの考え方です。もちろん、eyeVioでも、プロ系の動画プロモーション活動は行われるでしょうが…

そのような視点で今回のYouTubeとJRCの契約を眺めると、やはりJRCに楽曲を預けているアーティストや出版社がYouTubeで大手を振って動画プロモーション可能にする措置に感じます。

とはいえ、一般ユーザーだって同じように投稿できるわけですから、それについて文句を言うつもりはありません。



このように、動画サイトに自演カバー曲を投稿できる環境が整うことは実にすばらしいのですが、洋楽好きの私には大きな不満があります。

それは、上記の契約締結がされても、洋楽に関しては、使用が一切許可されていないからです。ギターを弾くときは、洋楽ロックのコピーを中心に演奏する私としては大いに不満があります。
では、なぜ、JASRACが管理している楽曲なのに洋楽はだめなのでしょうか。

実は、海外の権利に関して、映像に音楽をシンクロさせる権利は、日本と考え方が大きく異なっており、それらは全て相対契約となるのです。

つまり、CM,映画、ビデオなど映像のBGMとして音楽を使う場合は、海外ものに関しては、すべて出版社との間で直接交渉する必要があるのです。

そして、恐ろしいことに、このシンクロ料金は、権利者の言い値なんですね。相対交渉なので相手が、「1億円!」と言えばそれに従うか、使用をあきらめるしかないわけです。

実は、昨年私は、ある書籍出版社から出すギターの教則DVDにある海外の有名曲を使いました。その曲のメロディとコードでギターを練習する超初心者向けの教則DVDです。

当時、この楽曲を日本で代行管理する音楽出版社と交渉したのですが、相手はこちらの出方を見極めながら、言い値で価格を決めているのは見え見えで驚きました。

公式には、本国の権利者に打診してその価格でOKを取り付けてから許諾を出すと言っていましたが、本音は、たぶん…

「取れそうならなるべく高く取ってやれ」という感じでした。

実際、公式に言われたシンクロ料金は高くてお話にならず、こちらも、「それじゃこの企画自体実現不可能だから使用をやめる」と言うと、急に料金が半額になったりして、愕然としました。

まさに、これが権利ビジネスなのです。向こうからすると権利を主張してばかりでは、お金にならないので、相手の様子を見ながら、少しでも高く取りつつ、楽曲を使わせる方向で話をするわけです。

結局、なんとかこちらが予定した金額まで交渉で下げることができたので、その楽曲をDVDに収録することができました。

YouTubeのような動画サイトにおいて曲を使用する場合も当然、映像に音楽をシンクロさせるわけですから、同様に相対交渉を行なう必要があるわけです。

このような理由から、動画投稿サイトにおいては、洋楽曲はカバー演奏することができないわけですね。

まさに権利の世界というのは、魑魅魍魎が跋扈するおどろおどろしい怖い世界だと痛感しました。

YouTube動画をダウンロードしてiPodやパソコンで見る〜詳細な解説

iPod touch、iPod Classic、iPod nanoと、動画を楽しむことのできるiPodが大人気です。そして、YouTubeです。ご存じのようにここは、まさに動画の宝庫。

ただ、YouTubeの動画は、権利者からの削除要請などもあり、いつまでもサイト上に存在するとは限りません。そこで、お気に入りの動画を見つけたら即ダウンロードして、ゲットしておきましょう。パソコンに保存すればいつでも楽しむことができます。

で、せっかくゲットするのですから、動画対応iPodに転送していつでも視聴できるようにしたものです。ここでは、動画をYouTubeからダウンロードしてiPodに変換する方法を説明しましょう。

手順01 YouTubeにアクセスしてお気に入り動画を表示

まず通常通り、ブラウザ(SafariやInternet Explorerなど)を使いYouTubeにアクセスし、ダウンロードしたい動画のページを表示します。そして、アドレスバーに表示されたURLを、マウスでハイライト選択しコピーしてください。



手順02 YouTube動画変換サイトにアクセス

YouTubeの動画はFLASH形式なのでパソコンにダウンロードしてもそのままでは見ることができません。そこで、動画形式の変換を行ってくれるサービス(無料)を利用します。

「YouTube ダウンロード - Piyo Piyo Labs」

Piyo Piyo Labsにアクセスして、「ダウンロード動画URL」と書かれた窓(赤枠)に先ほどコピーしたURLをペーストします。そして「enter」をクリックしてください。



手順03 URL生成結果をクリックしてダウンロード

「enter」をクリックすると「YouTubeダウンロード」というページが画面に呼び出され「URL生成結果」の下に動画ファイルのURLが表示されます。これをクリックしてください。すると、動画ファイルのダウンロードが開始されます。保存先には「get_video」という名称の動画ファイルが保存されます。



手順04 ファイル名と拡張子「flv」を付ける

「get_video」ファイルの名称にファイルの属性を示す拡張子「flv」を付けてください。マウスを右クリックして「ファイル名を変更」や「ファイルに名前をつける」で変更することができます。
(1)好きなファイル名(半角でも全角でもOK)
(2)「.」(半角ピリオド)
(3)「flv」(半角英文字)
の順番でファイル名を入力してください。(図はMacintoshの場合)




【Windowsの場合】

「携帯動画変換君」というソフトを使います。先ほどの「get_video」ファイルを「携帯動画変換君」の画面にドラッグ&ドロップするだけで自動的にiPod用の動画に変換し、かつiTunesにも自動登録してくれます。次回iPodを同期させると自動的にiPodに動画が転送されます。

「携帯動画変換君」操作方法は、私の過去のエントリ「iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版」に詳しいのでそちらをご覧ください。

【Macintoshの場合】

手順01 「iSquint」をダウンロードする

「iSquint」という無料のソフトを利用して「get_video」ファイルを変換します。「iSquint」のサイト http://www.isquint.org/

「iSquint」は、パソコン向けの動画ファイルをiTunesやiPodで再生できるファイルに変換するためのフリーソフトです。サイトが表示されたら「Download iSquint」の項目をクリックしてください。ダウンロードページが表示されるのでダウンロードしてください。

手順02 ファイルをドラッグ&ドロップ

iSquintをインストール&起動したら、iTunesやiPod用に変換したい先ほどの「get_video」ファイルをiSquintのウインドウにドラッグ&ドロップしてください。そして、「開始」をクリックすることで変換が開始されます。

その際、「iTunesに追加」にチェックを入れておくことで変換後自動的にiTunesに登録されます。次回iPodを同期させると自動的にiPodに動画が転送されます。もちろんパソコンでも視聴することができます。



パソコン環境

iPhone日本発売は!?「スティーブが望むならいつでもサポートする」とキーマンが語る


iPhoneを担当する日本のキャリアは、ドコモかそれともソフバンクモバイル(SBM)か? −−−

僕も含めiPhoneファンは、この問題でやきもきしっぱなしだが、海外からドコモ幹部の話として面白いニュースが入ってきた。

「iPhoneのiモード搭載にこだわりはない」──ドコモ 辻村清行氏

この記事でドコモの辻村氏が、「実際にAppleと話をしていることは事実です。しかし、詳細を詰めた議論はしていません。決定権はApple側が持っているので、何とも言えない状況です」と語っている。

こんなふうに幹部が「Appleと交渉中」なんて発言しているのを聞くと、もしかしたらドコモの可能性は、限りなくゼロに近く低くなったのではないかと思ってしまう。というのは、かつて、AppleのボードメンバーでS.ジョブズの片腕であり、iPodのヒットやApple Storeの成功に尽力した日本通信の福田尚久氏が僕に語ってくれた言葉を思い出すからだ。

「Appleという会社は、交渉中の案件に関して関係者が一言でもメディアに漏らすと一切の交渉を打ち切る」というもの。ジョブズの側近だった人だけに福田氏のこの発言は重く受け止めたい。このことから、ドコモの幹部は、Appleとの交渉が決裂したという背景があるから、ほぼ自暴自棄的に記者に無警戒にコメントしているのではないかと思うのだ。

Appleとの交渉決裂で思い出すのは、今から2年前に起きた雑誌「ファクタ」のSBMのiPodケータイすっぱ抜き記事。この雑誌には僕もお世話になっているのだが、孫正義とS.ジョブズがモトローラ「Rokr」導入に関して東京で密会したことを報じた。この後、この交渉はApple側の打ち切りでお流れになった経緯がある。

そんな苦い経験をしているだけに、今回の孫正義氏は慎重だ。iPhoneに関しては、一切の黙りを決めて、黙して語らずの姿勢を貫いている。この沈黙こそがiPhone導入に関してSMB有利の根拠であるとも解釈できる。ドコモのように、iPhoneについて株主総会やら展示会で幹部がリップサービスよろしく、ペラペラ喋るその事実こそドコモ×iPhoneの可能性が低くなってきてことの証ではないかと思ってしまうのだ。

ただ、その一方で、「ジョブズはトップシェアのキャリアとしか組まない」という見方もあり、なんとも予断をゆるさない。



とはいえ、僕的には、1年前にこの記事で指摘したようにMVNOによる「Appleモバイル」の可能性を捨て切れていない。というのは、去る2月14日、日本通信とNTTドコモとの間で、双方のネットワークのレイヤー2接続による基本合意が締結されたからだ。

接続料金などは未だ交渉中というから、この先どうなるかまだわからないが、レイヤー2接続が実現することで、少なくとも日本通信は、ドコモの基地局とネットワークを使って、独自のサービスを独自の料金設定で行える可能性が増したことになる。

ちなみに、レイヤー2接続というのは、日本通信のサーバーからユーザーの端末まで、ドコモのネットワークと基地局を経由して仮想(L2TP)の専用道路(土管)が敷かれるようなイメージ。だから、今回の合意案件によるサービスが開始されたとたんに、NTTドコモと同等のエリアを有する新しいキャリアが誕生することになる。

昨年の夏、まったく別件で日本通信の三田社長と話した際、「Appleは、iPhoneの強みを活かしMVNOで参入すべき。スティーブが望むならいつでもサポートする」と語ってくれた。S.ジョブズとは親交の深い三田社長の言葉だけにその意味は深い。

つまり、レイヤー2接続の実現で、日本通信がMVNEとなることで、Appleモバイル実現へのお膳立てがしっかりと整ったことになる。ただ、日本通信は、基本的にデータ通信サービスを行なうMVNOだけに、iPhoneのように音声サービスも必要な場合は、どうするのかという課題はある。

だが、Appleと日本通信が本当にAppleモバイルを実現させたいならそんなことは大きなハードルではないだろう。というわけで、iPhoneのキャリアは、ドコモかSBMか。それともAppleモバイルが誕生するのか。さっさと決まって欲しいものだ。

ちなみに、おとなりの中国では、すでに40万台ものSIMロックが解除されたiPhoneが稼働しているそうです。恐るべし中国。


こだわりを持ちたい人は

封筒から出てきたのはMacBook Airだった


アップルジャパンの人と会食をした。

ある幹部が、テーブルの上にさりげなく差し出した一通のビジネス封筒。うん?どこかで見たことのある風景、デジャ・ビュか、と思ったらMacBook Airが入っていた。まさにCMで見ている通りの演出でもって僕の前に初見参したこの最新のノート型Macは、想像よりも遙かに薄く感じる。


お店の中だけあり、光量を落としたライトの光を受けて、複雑に屈折しながら反射光を分散するアルミボディの輝きが実にシャープで、一分の隙もない張り詰めた気を周囲に放っている。時代小説に出てくる剣の達人のイメージが、何故か僕の脳裏にフラッシュバックした。


触ってみる。
ボディが四方の淵に向かって、スッという感じで絞り込まれているあたりが、薄さをさらに際だたせていることがわかる。



操作した。何が嬉しいかと言ったら、この軽さこの薄さで、しっかりとフルサイズのキーボードを搭載している点である。2001年に購入して未だに使い続けている僕のモバイルギアであるソニーのVAIO C1は、キーボードのサイズが小さいのでミスタッチが多くなり文字入力が大変だ。


操作のハイライトはなんと言っても、マルチタッチテクノロジーのトラックパッド。iPhotoを起動して、写真を操作する。


iPhoneやiPod touchである程度は経験済みとはいえ、パソコンでもって、このようなダイレクトな操作ができるなんて、単純にスゴイと思った。トラックパッドの上で指をスッとフリックしてiPhotoの写真をめくったと同時にパソコンの歴史のページが一枚めくられた感じがした。


アップルの人曰く、「発表日の朝にトクだね!のオープニングトークで取り上げられた効果絶大で、MacBook Airの認知度がスゴイ。おかげで購入予約がたくさん入って嬉しい」と。


そういえば、僕は、先月の渡米の日の朝にトクだね!のオープニングトークでこのパソコンのことを知ったのだが、成田空港に向かう電車の中で「アップルの新しいパソコンすごいね」という会話が交わされる場面に2回遭遇した。ともすれば無機質な存在で単なる道具に過ぎないパソコンでも、そこに人々の心を突き動かす何かが付加されていれば人は素直に感動することをMacBook Airが教えてくれた。









どんなのが出てくるか?

iPhoneよ! SIMロックを外して販売しろ

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、日本でのiPhoneのパートーナーキャリアは、ドコモが優勢だそうです。

以前、総務省の幹部は、僕にこう言いました。「iPhoneには、黒船効果を期待する」と。つまり、iPhoneの日本上陸が突破口となって、日本のケータイビジネスに変革が起きることを期待する、というわけです。

それには、僕も大賛成で、であるならば、「iPhone×ドコモ」なんてセコイことは言わないで、「iPhone×ドコモ×ソフトバンクモバイル(SBM)」の路線で突き進んで欲しいものです。

要するに、iPhoneを買ってSIMを差し替えればドコモでもSBMでも、2つのうちのどちらでも選べるという仕組みにすべきです。

これが実現すれば、SIMロックという、キャリアのご都合主義でユーザーの自由を奪っている今の制度を切り崩す突破口になると期待します。ドコモとSBMは、同じ無線方式なので、問題なくできるはずです。

キャリアとすれば、iPhoneを独占しないと魅力半減でしょうが、以下の理由で交渉の主導権は、アップル側が握っているはずです。

SBMの孫正義氏は、ジョブズのキーノートスピーチ会場に駆けつけるほどiPhoneに入れ込んでいるようですし、ドコモの中村社長もある酒の席で「iPhoneは(我々のビジネスに)毒。でも欲しい」としみじみと語ったそうなので、アップルがSIMロックフリーの条件を強引に出せば、この2キャリアも、「しょうがないね」となると思うわけです。

我々、ユーザー側も、ドコモか、SBMか、なんて次元の低い議論をしないで、SIMロックフリーにして自由に使わせろ!って叫びましょうよ。どうせ、iPhoneには、販売奨励金による値下げは期待できない(だってiPodが値崩れ起こすから)のだから、端末を定価で購入するユーザーの権利としてそれは当然でしょう。

「端末定価購入」→「キャリアの選択自由」

これってユーザーの当然の権利なんですよ。ただ、欧米でのiPhone展開の様子を見ていると、アップル側も原則的にSIMロック推進政策なので、望み薄ですが…。

だとしたら、アップルもユーザーの権利を奪っていることになるわけだからキャリアと同罪か。「自由」を望むハッカーが、iPhoneのSIMロック外しに躍起になる気持ちも、よーわかります。


選ぶのは自由です。

iPod touchのムック! これはわかりやすい


9月末に発売されたにも係わらず、品薄状態が続いていたためか、近所のベスト電器では、ずーっと、「予約受付中」だったiPod touchですが、最近やっとベスト電器でも「在庫あり」になったiPod touchです。


そんなわけで、テレビではiPod touchのCMも流れるようになりました。

それとともに、写真のようなムックiPod touch使い倒しプラス1—iPod touchで出来ること全部とPCと連携しての超便利な使い方 (LOCUS MOOK)を執筆・出版しました。

9月末から書き始めたので、本来なら11月中頃には店頭に並ぶ予定だったムックですが、途中、不慮の出来事などもあり、少々遅れて11月末にやっと店頭にならびました。


とおり一辺倒な解説はなるべく避けて、僕が普段からiTunesやiPodを使っていて、便利なワザを盛り込みつつ解説しています。もちろん、以前、このブログのエントリでも紹介したDVDからのリッピングやYouTube、ニコニコ動画の動画をiPod touchに転送する方法なども紹介しています。


iPod touchに関する情報満載で980円(本体)とお買い得です。ソンはさせません。iPod touchユーザー必見の書です。



風と光を使い倒す!

字幕付き映画のDVDをiPod touchで楽しむ【Windows編】

【追記】
このブログを主宰する山崎潤一郎が親切丁寧に書いた『iPod touch使い倒しプラス1—iPod touchで出来ること全部とPCと連携しての超便利な使い方』 (LOCUS MOOK)をよろしく!

以前のエントリー「iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版」では、タイトルのとおり、DVDから吹き替え音声付きで動画をリッピングする方法を紹介しました。

しかし、あの方法では、字幕付き動画のリッピングは無理なのです。そこで、今回は、Windowsユーザー向けに「FairUse Wizard」というソフトを使って、iPod touchに字幕付きの動画を取り込む方法を解説します。ポイントのみの解説ですが、そこさえ押さえておけば大丈夫です。


下記のサイトから「FairUse Wizard」をダウンロードします。
http://www.fairusewizard.com/
ダウンロードとインストールが終了したらソフトを起動します。


FairUse Wizardの最初の画面です。必要な事項を入力してください。ここでひとつ注意すべきは、プロジェクト名や保存先の文字列に全角文字が混入していると、最後の最後でエラーが出て動画の変換ができないという点です。半角の英数字を使ってください。


「Optiion」画面です。まずポップアップメニューから「Japanese」を選びます。次に「音声」の部分では「English」を選択し、「字幕」は「Japanese」に設定します。


ウィザード形式なので、画面の指示通りに作業を進めてくさださい。「ファイル」の部分で、「チャプター毎にファイル分割」をチェックしておくと、DVDから読み出されたファイルが、チャプターごとに分割されます。


読み出したビデオの保存先フォルダです。チャプターごとに分割された「AVI」ファイルがあります。これをiTunesやiPod touchで再生できるようにするには、このファイルを「iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版」で紹介した「携帯動画変換君」で変換する必要があります。携帯動画変換君を起動して、ウインドウ内にファイルをドラッグ&ドロップしてください。

【注意】
不正競争防止法および著作権法において、DVD等のコピーガードを回避する装置やプログラムを配布することは禁じられています。法律の専門家ではありませんしプログラマーではないので、一般ユーザーをこのようなソフトを利用することが、違法なのかどうかはわかりません。ただ、ひとつ言えることは、こうやってDVDから読み出した映像は、いかなる理由があろうとも、私的な使用の範囲を超えてはいけないということです。あくまでも自分のパソコンと自分のiPod touchだけで楽しむようにしましょう。





・間取りも便利に調べてみよう!

ディズニーケータイで現実味を帯びた「アップル・モバイル」の誕生

ディズニーが携帯電話事業に参入するそうです。

●「ディズニー、携帯電話事業への参入を正式発表--ソフトバンクモバイルの回線を利用
●「ディズニーとソフトバンク、携帯事業で包括協業

既存の通信事業者から回線だけを借りてケータイビジネスを行なう、MVNO(仮想移動体通信事業者)としての参入だそうですが、それはあくまでも電気通信事業法上での話で、実際には、ソフトバンクが、端末の開発、販売、サービス・コンテンツ開発の部分まで深く関わるようです。

本国のアメリカにおいて、ディズニーは、「Disney Mobile」としてMVNO事業を06年から展開していましたが、この12月をもって「競争が激しくこれ以上の成長が見込めない」ために、サービスの終了を発表しています。

米国で失敗した事業が、日本で成功するのか、という部分で今回の参入を疑問視する向きもあるようですが、僕は、案外イイ線行くのではないかと思ってます。

米国での失敗は、「販売網の構築が思うようにいかなかった」という側面があるのですが、ここ日本において、ソフトバンクモバイル(SBM)が協業するのであれば、それは心配ないわけです。なにせ、首都圏では駅前で石を投げれば、SBMの販売店に当たるくらいですから、販売網の部分ではいかにも強力です。

そのような販売帯体制とディズニーのブランド力が結びつくわけですから、ケータイのメインユーザー層にピタリとはまるビジネスが展開できるかもしれません。

結局のところ、端末の機能やサービスでの差別化が限界に来ている今、キャリア選び、端末選びの決め手になるのは、ブランド力、デザイン力なわけです。

ソフトバンクモバイルは、Yahoo! ケータイなどと、これまでYahoo! ブランドを全面に出してきましたが、まあ、それはそれで効果あったのでしょうが、そもそも、パソコンを持っていなくPCインターネットと無縁な今の若いケータイユーザーにとって、Yahoo! ブランドは、それほど刺さらないと思うわけです。

だから、「キャラケー」などといって、この12月からキャラクターを全面に打ち出した端末の販売を開始するSBMは、その反省を糧にしたのかな、とも思ったりするわけです。

そんな「キャラケー」戦略の最終兵器とも言えるのが、ディズニーケータイですから、やり方としては間違っていないと思います。

電気通信事業法上は、ライバル関係になるSBMと、ディズニーモバイルですが、単なる回線の“大家”と“店子”以上の「包括的な協業」を行なうそうなので、ディズニーモバイルのヒットは、SBMにとっても大きなメリットがあるということでしょう。



で、今回のニュースを聴いてやはり気になるのが、iPhoneの動向でしょう。今年の1月にiPhoneが発表された際、アップルがMVNOで参入することを予言した僕ですが、ディズニーモバイルのニュースは、僕の中の心情として「アップル・モバイル」誕生へのハードルを一段も二段も下げてくれるほどの大ニュースなわけです。

iPhoneは、ブランド力、デザイン、どれをとっても十分魅力的な端末です。MVNOとしての参入であれば、日本のキャリアとの最大のハードルである...

「アップル側からのバックマージンの要求」
「iTunes Storeとキャリア系ミュージックストアとの衝突」

といった心配はなくなるわけです。

だから、僕は、「アップル・モバイル」の誕生を切望します。

とはいえ、日本の各キャリアは、iPhoneがどうしても欲しいようで...
ドコモの中村社長は、あるお酒の席で「iPhoneは毒。でも欲しい」(信頼できる情報筋)と語ったそうです。

また、ソフトバンクの社内でも「ジョブズと孫の間柄で、うちでiPhoneを取れないなんてあり得ない」(ある社員)というくらい、なんとかして取りたい空気がみなぎっているようです。

そんなわけで、今頃は、水面下で、各キャリアとアップルの間で攻防が繰り広げられているかと思います。

まあ、iPhoneが日本で販売されても、言われるほど売れるとは思いませんが、「iPhoneを獲得した」という心理的なインパクトは大きいようで、キャリア側もそれを期待しているのでしょう。

まっ、僕的には今でもMVNOでの参入に大いなる期待を抱いていますが、アップルの側でも、当然ながら、選択肢の1つとして、日本での「アップル・モバイル」の立ち上げも視野に入れて検討してるのではないかと思います。

さてさて、どうなることでしょうか。


ブランドいろいろ

Googleの携帯電話参入は、日本の業界にとって黒船となるか

iPhoneの次にやってくる衝撃の携帯電話とウワサされていた、Googleの携帯電話「gPhone」がベールを脱いだ。

詳細は、以下のサイトに詳しい。

『ベールを脱いだグーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」』
『Google、携帯向けオープンプラットフォーム「Android」発表——33社が参加』

Googleが携帯電話事業に参入する経緯と戦略を分析してみた。

去る、7月、来年に予定されている米テレビのデジタル移行により生じる空き周波数700MHz帯を再配分する無線周波数帯オークションにGoogleが参加する意向を明らかにした。このオークションに入札する条件としてGoogleがFCC(米連邦通信委員会)に示した要望は、徹底した携帯電話事業のオープン化推進策だった。

(1)ユーザーは任意のアプリケーションを利用可能
(2)ユーザーは任意の通信端末で自分が望む無線接続手段でアクセスすることが可能
(3)落札事業者は、MVNO(仮想移動体通信事業者)に帯域を卸すことを義務づける
(4)落札事業者は、ISPなどにネットワーク接続を解放する

つまり、落札事業者は、電波を水平分離し「電波の卸業者」に徹し、端末やネットワークサービスなどユーザーへの直接提供は、新規参入の事業者に開放すべきという主張である。

周波数割当を受けたドコモ、au、ソフトバンクが、無線帯域、ネットワーク、端末、サービスのすべてを支配する垂直統合型の日本の現状とは対極に位置する極めてインターネット的なモデルだ。

結局、FCCは、7月末に公開したオークションルールの改訂で、制限付きながらアプリケーションと端末の開放を盛り込むものの、卸事業の義務化は見送った。Googleは、この決定を「一歩前進」と評価する発表を行っている。

また、8月2日付けのウォール・ストリート・ジャーナルは、Googleが「テーラーメイド携帯端末を計画している」と報じた。記事によると、この電話は、Googleが決めた仕様に基づき複数のメーカーが製造し,複数のキャリアで利用できるようにすることを望んでいるという。これが今回公開された「Android」というわけだ。

これらの事からGoogleが今後実施しようとしている携帯電話戦略がかいま見える。

Googleは、自らが決めた仕様の端末をメーカーに製造させ、落札した700MHz帯を複数のMVNOに卸売る。これにより、様々な特長をもった端末と、これまでにないユニークなキャリアの新規参入を即し、ケータイオープン市場を出現させようとしているのだ。



この図を見て欲しい、Googleは、最も得意とするアプリケーション(ネットサービス)の部分と、それを表示する端末仕様「Android」をしっかりと押さえている点に注目すべきであろう。川に喩えるなら、端末仕様という源流と情報をはき出す河口をコントロールする力を持とうとしていることになる。

一見、オープン型を標榜しているように見えるGoogleの携帯電話戦略だが、これも一種の垂直統合型のモデルと言えるであろう。ただし、日本のそれと大きく異なるのは、日本のように制度、慣習、既得権などで守られた垂直統合と違い、これが成功すると、オープン化環境の中で、Google自ら構築し勝ち取った素直統合モデルなので、強くたくましいに違いない。

このような、強い「種」だけに、日本に上陸するや否や、ガラパゴス諸島と化して弱体化している日本の携帯電話ビジネスを駆逐してしまうのではないかと心配になる。まあ、ユーザーからすると、その方がバラエティーに飛んだ端末を、安く利用できるであろうから、嬉しいわけだが…。

携帯電話ビジネスのオープン化を推進するある総務省の幹部は、「iPhoneやgPhoneが黒船となって、硬直化した日本の携帯電話ビジネスの環境を大きく変えてくれることを期待する」と語った。日本のキャリアにとってGoogleが驚異となる日がやってくるのかもしれない。


最先端をいく。

iPod touch時代のDVD映像変換【Windows編】〜吹き替え音声対応版

【追記】
このブログを主宰する山崎潤一郎が親切丁寧に書いた『iPod touch使い倒しプラス1—iPod touchで出来ること全部とPCと連携しての超便利な使い方』 (LOCUS MOOK)をよろしく!

前回に引き続き、DVD映像のiPod touch用変換術のWindows編。
Windowsの場合は、2つのフリーソフトを連携して変換する必要がある。

・使用ソフトその1
「DVD Decrypter file mirror」
http://www.dvddecrypter.org.uk/
DVD Decrypterの公式サイトはすでに閉鎖され開発はストップ。検索サイトで「DVD Decrypter」のキーワードで検索しよう。もちろん上のリンクでもOK。

・使用ソフトその2
「携帯動画変換君」
http://www.nurs.or.jp/%7Ecalcium/index.html
「携帯動画変換君」は、パソコン向けの動画ファイルを携帯電話、iPod、プレイステーションポータブルで再生できるファイルに変換するためのフリーソフト。iPod 用画像変換には必携。

■DVD Decrypterを起動する
DVD Decrypterをインストールしたらさっそく起動しよう。まずは基本設定から行なう。

■リージョンコードの設定
「Tools」メニューから「Settings...」を開き、「General」タブをクリック。日本で販売されるDVDパッケージは「2」に設定されているので、「RCE Protection Region」の部分を「2」にする。




■ファイルの分割方法を指定
DVDから映像を読み出す際、ファイルをどのように扱うかを決める。音楽DVDからの映像の読み出しを多く行う僕は、曲(チャプター)ごとにファイルを分けることにしている。「IFO Mode」タブの「File Splitting:」のポップアップメニューから「By Chapter」を選ぶ。



■ファイルをひとつにまとめる場合
各チャプターごとにファイルを分割して読み出さないで、ひとつのファイルにまとめてしまうことも可能。その際は、「IFO Mode」タブの「File Splitting:」のポップアップメニューから「None」を選ぶ。



■日本語の吹き替え音声を収録する
日本語の吹替え音声が収録されている洋画などは、メイン画面右上の「Stream Processing」タブをクリックし、「Enable Stream Processing」にチェックをつける。そして、下のリストに「Audio〜/English」などと書かれた項目があるのだが、これが英語の音声を示している。「Audio〜/English」のチェックを外す。これで英語の音声が消えて日本語の吹き替えだけがビデオに組み込まれる。



■読み出し開始
DVDボタンをクリックして読み出し作業の開始。変換が終了したらファイルの保存場所を開いてみよう。いくつかのファイルが並んでいるが、「〜.VOB」という拡張子がついているものが、映像ファイルの本体。チャプター別に変換した場合、ファイル名に「CHAPTER_●」と番号が入っており、それぞれどのチャプターのファイルなのかがわかる。僕の場合、図のようにこの段階でファイル名を変更して内容がわかるようにしておく。



■携帯動画変換君を起動する
携帯電話変換君をインストールして起動すると、基本設定画面が表示sれるので、ここで「iPod向け設定」を選ぶ。Windows Vistaの場合は、セキュリティ機能が働いて、このままではこのソフトは機能しない。しかし、1回、携帯動画変換君を終了させることで、次回起動時から、セキュリティの確認画面を経て使えるようになる。



■動画変換君のメイン画面
動画変換君のメインウインドウ。使っているiPodに最適な、画質、サイズなどを選ぶことができる。iPod touch向けには、「MPEG4 544×416/最高画質(2000Kbps)」を選ぶ。



■先ほどのファイルをドラッグ&ドロップ
「ここにファイルをドラッグ&ドロップ」の部分に変換したい動画のファイル(〜.VOBファイル)をドラッグ&ドロップする。直ちに変換が開始され、状況インジケーターが右側に到達すると変換終了。



■iTunesに自動登録される
携帯動画変換君の優れたところは、変換した動画ファイルを自動的にiTunesに登録してくれる店。iTunesを起動するとソースリストの「ムービー」に登録されている。あとは、iPod touchを同期するだけで転送される。

さて、タイトルに「〜吹き替え音声対応」としたのは、この方法だと、日本語字幕を読み込むことができないからだ。日本語字幕を読み込むには、「FairUse Wizard 2.6」という別のソフトを使う必要がある。その解説は次回のお楽しみ。

【追記】
字幕付き動画のリッピング方法をここで新たに解説しました。

【注意】
不正競争防止法および著作権法において、DVD等のコピーガードを回避する装置やプログラムを配布することは禁じられています。法律の専門家ではありませんしプログラマーではないので、一般ユーザーをこのようなソフトを利用することが、違法なのかどうかはわかりません。ただ、ひとつ言えることは、こうやってDVDから読み出した映像は、いかなる理由があろうとも、私的な使用の範囲を超えてはいけないということです。あくまでも自分のパソコンと自分のiPod touchだけで楽しむようにしましょう。

音楽オシャレに聞けるかな?

iPod touch時代のDVD映像リッピング作戦【Mac編】

【追記】
このブログを主宰する山崎潤一郎が親切丁寧に書いた『iPod touch使い倒しプラス1—iPod touchで出来ること全部とPCと連携しての超便利な使い方』 (LOCUS MOOK)をよろしく!

iPod touchを使い始めて1ヶ月近くが経過した。これはほんとにすばらしい携帯ビデオ再生装置。
今では、市販DVDの映像をiPod touch用に変換して持ち歩いて、出先のちょっとした空き時間に楽しんでいる。

Macユーザーなら、市販DVDをiPod touch用に変換するのは、実に簡単だ。
必要なのは、無料でダウンロードできる「HandBrake」というソフトだけ。最新版の0.9.1になって、iPod touchやiPhone向けのプリセット設定が追加された。


■iPod touch用のプリセットがついた
HandBrakeの基本画面がこれ、「Toggle Presets」ボタンをクリックすると、プリセットリストが表示されるので、その中から「iPhone/iPod touch」を選ぶだけ。


■チャプターマーカーも付けられる
うれしいのは、チャプターマーカー付きのビデオファイルを作れるという点。図にあるように「Chapters」→「Create chapter markers」にチェックをつけておけば、iTunesやiPod touchの早送りボタンで次のチャプターに飛ぶこともできる、チャプターマーカーが埋め込まれる。


これは、iPod touchのビデオ機能でオンスクリーンコントロールを表示したところ。ちゃんと、「2/3」とチャプターが読み込まれている。「戻る」「先へ」ボタンをタップすることで、チャプターを飛ばせる。


■吹き替え音声にも対応
洋画などで、日本語吹き替え音声が収録されているものは、「Audio & Subtitles」のトラックで「Japanese」を選ぶだけでオーケー。音声が日本語になる。



■字幕も載せられる
洋画はやっぱ字幕でみたい! という場合は、「Audio & Subtitles」の「Subtitles」の部分で、ポップアップメニューから「Japanese」を選ぶと日本語字幕が変換後のビデオに埋め込まれる。


■ファイル名と保存先を指定
あとは、ファイル名と保存先を指定してやればオーケー。ただし、映画のように長いものは、時間がかかるので覚悟。僕の場合は、音楽のライブDVDから好きな曲だけを抜き出すことが多い。それなら手軽にできるからね。

今回は、Mac編だけど、次回は、Windows編を解説する。ただし、Windowsにも「HandBrake」あるのだが、Windows版は残念ながら、コピープロテクトがかかったDVDには未対応。別のソフトを連係して行う必要がある。では、お楽しみに。

【注意】
不正競争防止法および著作権法において、DVD等のコピーガードを回避する装置やプログラムを配布することは禁じられています。法律の専門家ではありませんしプログラマーではないので、一般ユーザーをこのようなソフトを利用することが、違法なのかどうかはわかりません。ただ、ひとつ言えることは、こうやってDVDから読み出した映像は、いかなる理由があろうとも、私的な使用の範囲を超えてはいけないということです。あくまでも自分のパソコンと自分のiPod touchだけで楽しむようにしましょう。

ハイグレード好きへ。

日本からも買えるアマゾンの音楽配信サービス

米国のアマゾンが音楽配信サービスを開始した。驚いたことに、コピープロテクトのかかっていない楽曲MP3ファイルが、89セント/曲から買える。iTunes Storeより安価だ。アルバムも7ドル99セントからでこちらも、iTunes Storeより安価。

米国では音楽配信サービスの7割程度のシェアを誇るiTunes Storeにも強敵が現れた格好だ。おまけに、購入したファイルは、iTunesでもWindows Mediaでもどちらでも利用できる。もちろんiPodに転送して持ち出すことも可能。

試しに購入してみたら買えた。米国以外からは購入できないものと思っていただけに意外だった。僕は、以前より米国のアマゾンで「AmazonS3」というストレージサービスを利用していたので、それ用に作ったアカウントとクレジットカード登録がある。それがそのまま使えてしまうのだ。もちろん、僕のカードは、日本のもの。

通常、音楽配信の国境を越えた楽曲購入はできない。音楽レーベルのビジネスモデルや著作権の仕組みが各国で閉じたテリトリー構造になっているため、 国境越えた購買を許さないのだ。それが証拠にiTunes Storeなどは、日本のクレジットカードで、米国など他国のストアを利用することはできない。他の配信サービスも概ね同じ仕組みだ。しかし、アマゾンMP3は、日本のカードでも買えるから驚きだ。

また、「Amazon MP3 Downloader」というソフトも用意されており、WEBページ経由で購入したファイルでも、自動的にiTunesのしかるべきディレクトリに保存され、トラックリストに自動で取り込まれる。iTunes Storeで購入するのと、それほど手間は変わらないというわけ。これは、iTunes Storeにとって、ホントに強敵が現れた感じがする。

このサービスが、日本のアマゾンで開始され、日本の音楽も買えるようになるのだろうか。僕は、時期はわからないが、いずれ開始されると思う。というのは、このアマゾンのダウンロードは、CD購入の試聴販売的なニュアンスが強いと思うからだ。ここで単曲購入し、気に入ったらCDアルバムをアマゾンから簡単に購入することができる。そして、そのような仕組みは、日本の音楽業界にとってもメリットが多いはず。

それだけではない、僕のようなインディ系音楽制作者にとっても、アマゾンのようなロングテール型ビジネスが期待できるストアの誕生は大歓迎なのだ。

ちなみに、昨年iTunes Storeで販売を開始して、今でもワールドチャートにときどき顔を出す、僕が、ユーモア半分、マジメ半分で作った般若心経のピンク・フロイド風リミックスアルバム「The Heart Sutra Mash Up」がしっかりと販売されている。売れるといいな。

「着うたフル」が圧倒的に市場支配をしている日本の音楽配信事情だが、ケータイ向け音楽配信は、僕のようなインディ系音楽制作者にとっては、ほとんど蚊帳の外だけに、参入障壁が低いアマゾンに期待がかかる。

iTunes聴いてる?

僕のiPod touchも案の定動作せず!

CNET Japanの記事で「iPod touch、商品到着と同時にWinユーザーから不具合報告多数--「確認できていない」とアップル」と報じられた。Macintoshでは大丈夫だが、日本語版のWindowsでは、iPod touchが全然使えない、という内容だ。

Macintoshユーザーの僕ではあるが、幸いまだパソコンに接続する前だったので、ものは試しにと、めったに起動しないWindowsマシンを立ち上げて、iPod touch接続してこのトラブルを経験してみることにした。

Windows VistaにiTunesの最新版をインストールして、接続してみた。なるほどこの記事にありとおり以下の写真の画面から先に進むことができない。



これでは、せっかくのiPod touchも単なるお飾り。幸い、一度Macintosh側に接続してみると、この記事に書かれてあるとおり、無事に、おなじみのログイン画面に進むことができた。

Windowsしかもってない人は、次のアップグレードまで使えないまま、ということになるのだろうか。あんまりだ。ただ、Appleの場合、この手の不具合に対する対応は、昔から迅速なので、早々にアップグレードが配布された問題も解決するでしょう。

まあ、iPod touchの場合「28日までに出荷」と思っていたものが、予測より早く来たわけだから、28日まで不具合を解消してくれれば、許すとしましょう。

その後のことも考えて。

iPod touchがやってきた

オンラインのAppleストアに予約注文をしておいた、iPod touchが送られてきた。
28日頃になると思っていただけに、嬉しい誤算。


高級感のある箱を開けると、いきなりそこにいる。感激する。このあたりの演出は、Apple一流の伝統かもね。

iPhoneと同様、取説らしい取説はなし。ジャバラ状の簡単なリーフレットがあるだけ。極々基本的なことしか書いてない。iPhoneもそうだけど、これでもちゃんと使えるから不思議。分厚い取説に愕然とする日本製のガジェットとはえらい違いだ。

iPhoneと比較してみた。少し小さくそして、薄い。
iPhoneは、背面がサンドブラスト仕上げなのに対し、iPod touchは、iPod伝統の鏡面仕上げ。くすぐるねえ〜。
左上の黒い部分は無線LANのアンテナ。iPhoneと違いカメラはついてない。


初代iPodと並べてみた。正面の大きさはほぼ同じだが、厚みが全然違う。初代iPodは、約2センチもある。iPod touchは、8ミリしかない。
当然だとは思うけど、久しぶりに見た初代iPodの液晶画面は、笑っちゃうくらい解像度が低い。

実は、まだ電源を入れてない。さあ、これから楽しむぞ!


こっちはこれから。

iPod touchに触れてきたのだ(iPhoneユーザーの悲哀)

なんだか複雑な心境だ。
つい先日、iPhoneを友人に頼んで買ってきてもらったばかりだけに、今日、参加したアップルの発表イベントで触ったiPod touchを見ていると、もう少し待てば良かったかな、という思いに駆られる。

まず、価格。
4GBモデルを499ドル(約6万円)を払って、手に入れたiPhoneだが、ご存じのように日本では、電話機能は利用できない。

つまり、日本では、無線LAN付きの小型ネット端末+iPodとしてしか利用できないわけで、それって、iPod touchそのままんまジャン! と、自分で自分にツッコミを入れてしまう。
で、iPod touchは、3万6800円なり。それも8GBだわ。

そもそも、今後は、あのすばらしい操作性を見せびらかして、優越感に浸れないのがツライ。友人知人に自慢しまくっていただけに、今後は、iPhoneだぜ!って見せても、なんだiPod touchと同じジャンって言われてしまう。

先日などは、行きつけの散髪屋さんで、さんざっんぱっら自慢して、「iPodが壊れたから買おうと思う」という店主に「いやいや待った方がいいですぜ。9月5日発表されるiPodは、どうもiPhoneに近いものだそうですぜ」などと言って、早期購入を諫めたのだが、その通りになって、嬉しいやら悔しいやら。

おまけにだ。
iPhoneのほうも、399ドルに値下げしやがった。それも8GBモデルだ。いやまあ、こういう日進月歩の世界だけに、先進ユーザーとしての、この手の悲哀は、以前より重ね重ね経験してきた。

だが、いくらなんでも発売から2ヶ月ちょっとで、値下げはないよな。せめて半年は、間をおいてくれ。

プレス発表の大スクリーンに映し出されたジョブズが、「399ドルだ」と誇らしげに言って、会場から割れんばかりの拍手がおこったが、僕は、内心コノヤローと叫んでいたのだ。キーノートスピーチの模様は、ここから動画で閲覧可能。



あまりに悔しいので、iPod touchになくて、iPhoneにある機能はないかと、重箱の隅をつついてみた。あったあった。
まず、メール機能。

iPod touchには、メールソフトが搭載されていないのだ。まあ、サファリが使えるので、GmailなどのWEBメールを利用すれば、iPod touchでもメールを利用することは可能なのだが、僕はiPhoneで経験済みだが、WEBメールよりも、搭載メールソフトの方が圧倒的に使いやすい。

それと、グーグルマップ、メモ帳、株価表示、お天気表示ソフトもない。まあ、株価やお天気は、日本のものが表示されないので、無用の長物だから関係ないとして、グーグルマップとメモ帳は、やっぱりあったほうがいい。

もちろん、iPod touchでも、サファリを利用して、グーグルマップを使うことができるが、なんか、専用ソフトがあるっていいと思いませんか? って、無理やり自分を納得させてる…

それと、日本には関係ない話題だから、どのiPod touch紹介ニュースも触れてないけど、米国iTunes Storeで、「着うた」(ringtones)の販売が開始されるって点もiPhoneならではだね。

この「着うた」がおもしろいのは、楽曲の中の自分の好きな部分(30秒)を切り取って購入できるという点。
それと、つくづく商売が上手なあと思うのは、「着うた」を買うには、本曲を先に購入しておく必要があるという部分。

本曲を99セントで購入していれば、99セントの追加を払うことで、30秒の「着うた」を作る権利を得ることができるのだ。

1つぶで2度美味しい商売をしようとしている。かんがえるもんだねえ。そうえいば、ジョブズは、楽曲のコピー制限を解除したiTunes Plusの販売も、「革命だ!」とか言って騒いでいたけど、僕から言わせれば単なる値上げ戦略の一環だよね。今回の「着うた」もまあ、そんなところでしょう。

でも、よく考えたら、iPhoneに「着うた」を設定できても、ここ日本で使っているかぎりは、誰からも電話はかかってこない…
まあ、いいじゃないですか。

【追記】
iPhoneにあってiPhone touchにない機能。ひとつ大切なものを忘れてた。
カメラ機能。これは大きいぜ!

これも大きい!

iPhoneがドコモから発売されるに足る理由

友人に頼んで米国土産で買ってきてもらったiPhoneだが、使い込むほどに、この製品のすばらしさが身に染みる。

初代だけに、まだまだ改良の余地があるものの、それは20年近くアップルの製品を使い続けてきたから感じる「まだまだこんなもんじゃないだろう」という贅沢な悩みなのかもしれない。

それにつけても、感じるのが、日本のスマートフォンとの違い。マニュアルなしでほんとどの機能を、わずか数時間で把握できるなんて、日本の端末ではあり得ない。

それは、僕が古くからのマックユーザーだからできるというわけではなく、パソコン初心者のうちの家族も、ちょっと触っただけで基本的な操作はすぐに理解していた。

こんなiPhoneだけに、日本ではどのキャリアから発売されるのかというヤキモキとした悩みはつきない。以前、iPhone発表時に書いた、「iPhoneが日本で発売されない本当の理由とその打開策」では、アップルがMVNOとして参入するのがベストだと書いた。その思いは今でも変わっていない。

先日来、ある雑誌の取材のため、通信事業者や総務省の幹部にインタビューしたが、彼らも「MVNOとして入ってくると面白いことになる」とコメントしていた。

ただ、そうは言っても、ドコモと日本通信のごたごたを見ていると、日本でMVNOビジネスが本当に実現できるのか?という疑問もわき起こる。9月にはドコモと日本通信の問題で大臣裁定が出るそうなので、その行方次第といったところだろうか。



さて、異質な文化を育む日本の携帯電話事情だが、そこも最近は変化の兆しが見える。

昨年、ドコモは、BlackBerryhTcZという2つのスマートフォンを法人向けに販売を開始した。これについて、ドコモ幹部は次のように語っている。

「BlackBerryとhTcZは、ドコモではなくメーカー・ブランドでの出荷。これら端末は短期間で市場に出すために、我々が新スキームと呼ぶ方法を取った製品」

「例えば、BlackBerryは、正式にドコモから出すと決めてからわずか4カ月で出荷を実現。新スキームでは,既に海外などで実績がある製品を調達して、品質保証だけをする。これまではR&Dのルールがあり、端末を出すまでにかなり時間がかかった。法人市場はこれから成長していくマーケットだから,このような機動力が重要だ」

つまり、純血主義の牙城のようなドコモだったが、昨年からは、海外メーカーの端末を調達導入して、ドコモの保証で販売する社内体制ができあがっていることになる。

もちろん、BlackBerryとhTcZの例は、法人向けなので、それをそのまま一般コンシュマー向けのiPhoneに摘要できるかどうかの点で疑問は残る。

だが、「実績のある海外製品の調達」「保証を付けて販売」「従来のR&Dルール外での端末」というスキームができあがっていることは事実なので、この方法論で、いずれ登場するであろうW-CDMA版iPhoneを出すことは無理な話ではないと思うのだ。

ただ、そのような環境が整っても、大きなハードルがある。アップルは当然のように、ユーザーの使う通信費のなかから幾ばくかのバックマージンを要求するだろう。端末メーカーがキャリアにマージンを要求するなど、前代未聞のことだけに、それをドコモが受け入れるかどうかなのだ。

あと、販売奨励金でiPhoneが、3〜4万円で値引き販売されることもあり得ない。値引きした瞬間に、ドル箱のiPodが値崩れを起こすので、それはアップルが絶対に許さない。ただ、販売奨励金などなく7〜8万円で売られたとしても、買う人は買うだろうから、ドコモとしても、iPhoneに関する奨励金の廃止は問題ない。

しかし、奨励金のないiPhoneを買って、月額基本料や通信料を、他の奨励金付きの端末と同じように支払うのは、ユーザーとして納得できるものではないので、それはなんとかしてほしい。できるなら、iPhone特別料金コースなんて安価なものがあるとうれしい。

しかし、それをすると、通信費に占める奨励金の割合が白日の下にさらされるので、ドコモはいやがるだろうなあ。



それと、ドコモから出る理由としてもうひとつ。「ジョブスは、その国のナンバーワンとしか手を組まない」という噂だ。これは、本当らしい。先日ある、通信会社幹部で、かつてジョブスの片腕だった人と話をしたのだが、彼も、「それはホントのこと」と言っていた。

まあ、いずれにしても、iPhoneが黒船となって、妙な発展の仕方をした、日本の携帯電話ビジネスが、こんな感じのオープンな方向に向かってくれるといいのだが…

でも、僕的にはMVNOで入ってくるのが一番いいなあ…

【追記】
ドコモがHT1100というiPhoneライクなスマートフォンを発表しました。これも台湾HTC社製の端末です。ドコモは、個人むけにも販売すると言ってます。
YouTubeが見れたり、タッチパネル式の操作が可能です。
いよいよ、iPhone導入スキームの準備が整ったということかな?

ナンバー1を探せ。

iPhoneを手に入れた(アクティベーション回避の親切解説あり)

iPhoneを手に入れた(アクティベーションの親切解説あり)


iPhoneを手に入れた。まさに快感ツール。すばらしい(文末に操作風景のビデオあり。

お盆に米国旅行に行った友人に依頼してラスベガスのアップルストアで買って来てもらた。
友人曰くiPodのアクセサリを買うのと同じ感覚で、「あっけなく買えた」そうで、とても携帯電話を買っているとは思えなかったそうだ。


さて、iPhoneは手に入れたものの、日本在住の僕は携帯電話の正式契約ができない。iPhoneは携帯電話の契約をしないとiPodとしてすら使えない。


しかし、蛇の道はへび。iPhoneが登場してほどなく、契約なしでiPhoneを使う方法(アクティベーション回避)がネットに出回った。当然ながら携帯電話としては使えないが、無線LANが使えるのでネット端末として利用できる。もちろんiPodや予定表なども利用可能。


そこで、さっそくアクティベーション回避に挑戦した。
Macintoshユーザーの僕は、MacBookを使ってアクティベーション回避することにした。


僕が利用したのはターミナルを使う「Activate your iphone without AT&T Service」にある方法。
ターミナルを使ってコマンドを打ち込むだけに、ちょっと敷居が高そうだが、驚くほど簡単であっけなく終わった。


ちなみに、専用アプリケーションでマウス操作だけで裏アクティベーションする「IActivator」「IASign」といった簡単な方法もある。


なぜ僕がこちらの簡単な方法を実行しなかったのかというと、アクティベーション中にフリーズするという情報があったから。せっかく手に入れたiPhoneに、アクシデントでもあったら大変なので、上記ブログに「成功した」のコメントが多数寄せられているターミナルを使う方法を採用した。





では、ターミナルを使う方法を親切丁寧に解説しよう。


1 上記Activate your iphone without AT&T Serviceから「iPhoneTool.zip」をダウンロードする。
2 デスクトップに「iPhone Tool」というフォルダが作られている
3 ただしフォルダ名が「iPhone Tool」のままだと後からうまく動作しないので、「e」と「T」の間にあるスペースを削除し「iPhoneTool」に変更する
4 バージョン7.3以降のiTunesを起動して、付属のUSBケーブルでiPhoneとマックを接続する。
5 すると図のようにマックとiPhoneにアクティベーションを即す画面が表示される


6 ここでは何もしないで、iTunesを終了する
7 マックのハードディスク内「アプリケーション」→「ユーティリティ」の中にある「ターミナル」を起動する
8 ターミナルの画面に以下の表示が出る

Welcome to Darwin!
MacBook:〜 ユーザー名$

9 以下のコマンドを半角で入力する

cd DeskTop/iPhoneTool  (enterキーを押す)
./tool --activate a.plist  (enterキーを押す)

10 ターミナルの画面にずらずらと沢山の文字が表示され最後にアクティベーションが終了した旨のメッセージが表示される
11 iPhoneの画面には、以下の写真のように、アクティベーションが失敗した旨のエラーが表示される
12 エラーメッセージが出ても慌てる必要はない。

13 マックからiPhoneを外し、SIMカードを抜く
14 抜き方は簡単。上部にある小さな穴にゼムクリップを差し込む(ちょっと強めに押す)とスッと抜ける


15 iPhoneの画面にカードが抜けた旨のメッセージが表示されるので再度、差し込む
16 すると、また先ほどのエラーメッセージが出るので、画面内の地球写真の下にある「slide to unlock」矢印に指をあてて、スッと右へスライドさせる。

17 iPhoneのメイン画面が表示される
この間ものの30秒。あまりのあっけなさに拍子抜け。





さて、肝心のiPhoneだが、その使用感は感動の連続。
中にジョブズの思いが詰まっている感じがする。
家族友人知人に見せると皆一様に「オー」とか「スゲー」とかいって夢中になる。
何が感動かって、やっぱり、画面の拡大縮小と反重力慣性の法則型スクロールだろう。
iPodのアルバムカバーのフローは、なんどやってもやみつきなる。意味もなく指が動いている。
では、その快感操作の様をムービーでごらんあれ。





さて、ここ日本で無線機器として未認可のiPhoneの電源を入れることは違法のおそれがあるそうだが、天下の日経新聞が堂々とiPhoneの使用レポートを載せているわけだし、この日経BPの記事によると「国内でiPhoneの無線機能を使った場合,電波法に抵触する可能性は否めない」(総務省関東通信総合局)ということで、玉虫色の言い方で「違法」とは言ってない。まあ、それに堅いこと言いっこなしね、という程度の問題だと思うので、私も堂々とiPhoneを使っていることを書いたのでよろしくお願いします。

【追記】
海外ではAT&T以外の電話会社でもSIMカードの抜き差しでiPhoneを使えるワザを見つけるユーザーも出ている。日本では携帯電話の方式がGSMでないので、完全に無理だわ。ケータイガラパゴス状態の日本がいまさらながら恨めしい。
AT&T以外でもiPhone——17歳少年がロック解除に成功



iPhoneが似合いそうなのはどれ?

アクティベーションなしでiPhoneを使う方法まとめ - マックでもOK

本来なら、日本では認可されていない無線端末であるiPhoneの電源を、ここ日本の地でオンにすることは、違法行為であるはずだけど、日経新聞がそのレポートを堂々と載せていることを思うと、iPhoneに関しては「まっ、いいか」という感じで世論が許してくれるのだろうと、判断して、僕も米国出張に赴く友人にお願いして、iPhoneを買ってきてもらうことにする。

『国内6メーカー担当者が実物を見て語った「iPhoneの衝撃と本音」』

ただ、そうなると問題なのは、アクティベーションのこと。

「日本在住の僕がiPhoneを使える(!?)理由」

でも書いたように、友人から社会保障番号(Social Security Number)を借りるという手もあるが、AT&Tと正式に契約すると、毎月約60ドルのコストが発生するので、それは痛い。

ならば、疑似サーバーを使ったハッキングでもって無線LAN機能付きiPodとして使う方法を選択したい。というわけで、近々、iPhoneをゲットしたときのために、iPhoneのアクティベーション・ハックについて今わかる情報をメモった。



以下サイトで紹介されているハックの方法が一番有名。コメント欄を読むと「成功!ありがとう」なんて謝辞がたくさん述べられている。

「iPhone Independence Day」

使用方法は、Windows XP以上で、.NET Framework 2.0 がインストールされている状態(インストールされていなければWindows Updateでインストールする)

c:\windows\system32\drivers\etc\hosts

のhostsファイルに

127.0.0.1 albert.apple.com

の行を追加。
そして、ダウンロードしたPhoneActSrv.exeを起動しiPhoneをWiFiで接続する。

以下、友人のプログラマー談
「このプログラムは簡単なHTTPサーバのようだが、C#で書かれているので.NET Framework 2.0は必須。ソースファイルもダウンロードしてコンパイルしてみたが、特に問題ないので自由に改造できる。

また、hosts ファイルへの追記の前に書かれている

Magic iTunes 7.3.0.54 numbers:
Offset 2048912: 33C0C3
Offset 257074: 28
Offset 257013: 33C9B1


というよくわからん記述だが、

友人のプログラマーによると、

ソースから類推するとiTunesの特定のバージョンのバイナリ(プログラム)にパッチを当てて書き換えてアクティベーションサーバを偽装しているようだ。
オフセットとは書き換えるiTunesのプログラム開始アドレスからのオフセットだと思われる。解る人はバージョンとパッチを当てる場所を「確認してね」ということなのだろう。



とはいえ、80年代後半からのMacユーザーである僕としては、アクティベーションでも是非、Macにこだわりたい。

そこで、海外のサイトを検索してみたらMacで偽サーバを使わずに行う方法もある。

「Activate your iphone without AT&T Service:」

これは簡単!  「iPhone Tool」ってやつをダウンローしたらターミナル立ち上げてコマンド打ち込むだけでできる。

友人は8月に出張に行くそうなので、iPhoneを買ってきてもらうのが楽しみだわ。アクティベーションに成功したら、このブログでまた報告する。

ちなみに、僕自身、技術やプログラムのスキルは皆無なので、上記情報で間違いがあったらフォローしてください。また、英語もイマイチ苦手だし…

ちなみに、Appleが正式に「ハッキングはダメね」と判断したら、即、対応策を打って出てくるだろうから、iPhone買ってアクティベーション・ハックしたい人は、急いだ方がいいかもね。

昔、iTunes4のルーターを越えの音楽ストリーミング機能について、違法配信する輩が続出したときは、たった、1週間でルーターを越え機能を封印してしまったことがあった。

「iTunes4の音楽共有機能は違法か?」

iPhone持ってる人いるかな?

日本在住の僕がiPhoneを使える(!?)理由

海の向こうから伝えられる数々のiPhone関連ニュースに、「ああなんとか日本在住の僕もiPhoneを使えないものか」と、焦りさえ覚える最近です。

もちろん、通信方式の違いなどから日本では携帯電話としての利用は無理でしょうから、大画面のiPodや無線LAN搭載携帯端末としてなら利用できるような印象を持ってます。iPhoneのことを「iPod付き携帯電話」ではなく、「無線機能を搭載したiPod」だと理解している僕としてはそれでも十分満足すると思います。

そこで考えるのは、米国旅行のお土産として購入する、あるいは、米国から個人輸入して取り寄せる、という入手方法ですが、数々の報道で言われているように、「アクティベーション」という端末登録プロセスを経ないと、緊急電話以外、何にもできないそうなので、その夢も絶たれたかっこうです。

で、「アクティベーション」には、社会保障番号(Social Security Number)の下4桁を入力する必要があるそうなので、絶対ムリじゃん、とうなだれるしかないわけです。

という話しを、マックユーザーであり、過去に米国に在住していた国際派ビジネスマンの友人(今は日本在住)にしたら、「Social Security Number(SSN)なら以前使っていたものがまだ利用できるはずだから、試してみる価値あるかもよ」とのこと。

というわけで、SSNさえなんとかなるのなら、もしかしたら!という期待とともにその可能性を考えてみました。

『米国在住でなくても可能か──「iPhone」のアクティベーション』

の記事を、

「日本在住者で旅行等で手に入れたiPhoneを、過去使っていたSSNを使ってアクティベーションして、無線LAN機能付きiPodとして利用できないものか」

という視点で読んでみました。

まず、過去使っていたSSNが通用するという前提でアクティベーションするとして、問題はAT&Tとの契約です。しかし、これについては先の記事に、

「AT&Tの料金の支払い自体は日本のクレジットカードでも問題ない」

とあります。おお!これで、SSNとAT&Tとの契約という2つのハードルをクリアすることのできそうな期待に胸が躍ります。

また、Yahoo! オークションに出品されてるiPhoneの紹介に以下のような一文がありました。

日本に住んでいる方でも、米国に以前住んでいた方(米国に駐在や留学経験がある方)、グリーン・カード(米国永住権)をお持ちの方、米国籍をお持ちの方、米国で生まれ米国と日本の二重国籍を有する方、米国人と結婚されている方、米国内で会社を経営されている方等で、米国のソーシャル・セキュリティ・カード(ソーシャル・セキュリティ番号)を既にお持ちの方は、米国内にBILLING ADDRESS(米国AT&T社から毎月郵送される携帯電話料金の請求書を受け取る住所)を用意出来れば(米国内に友人や親戚が居て、郵便物を受取る為に住所を貸してもらえる等)、米国AT&T社との携帯電話の加入契約は、日本に居ながらパソコン上で契約手続を出来ます。

おお、後述するように私は米国に友人を持っているので彼に「郵便物を受取る為に住所を貸してもらう」ことは可能です。期待に胸は膨らみます。



しかし、先の記事の「次の問題としてApple IDの存在がある」という一文に首をうなだれます。そうでした、米国のiTunes Storeを利用するには、米国内の住所で取得したクレジットカードが必要なのです。

この文章からは、それと同じ理屈で、iPhoneをiTunes経由でアクティベーションするするには、この「米国で有効なApple ID」が必要になるということが読み取れます。

米国住所のクレジットカードなどありません。先の友人に聞いても、

「SSNは生きてると思うが、カードは、帰国したときに全て解約してきた」

とにべもありません。

ですが、ここで諦めてはいけません。
実は僕は、米国のiTunes Storeを利用するためのApple IDを持っています。それでもって、洋楽好きの僕は、音楽のダウンロードは、ほとんどすべて米国から行っています。なんせ、1曲99セント、アルバム9ドル99セントは安い! これを経験すると、日本版iTunes Storeで洋楽を購入することがばからしくなります。

では、僕はどうやって米国版Apple IDを手に入れたのか。簡単です。米国版のプリペイドカードを利用したのです。米国版のプリペイドカードは通常日本では手に入りませんが、僕は、米国に出張する友人に頼んで購入してもらってます。

また、下記のサイトやオークションで普通に購入することができます。

『iTunes Music Store ギフトカード プリペイドカード iTMSカード iTunes Storeカード』

ちなみに、上記のサイトには、「iPhone 近日中に販売開始予定!乞うご期待!!」という一文もあるので、上記の方法で日本のユーザーにも「使えるiPhone」を提供するのでしょうか? ちなみにその際、SSNはどうするのでしょうね。

さて、プリペイドカードの使用で可能になる米国版Apple IDですが、ユーザー登録には住所が必要になります。幸い僕の場合は、米国在住の友人がいるので、彼に「君の住所で登録させて」とお願いして快諾してもらい、登録しました。

というわけで、日本在住の僕が、ここ日本での無線LAN機能付きiPodとしての、iPhone利用について、期待が高まってきました。なにせ、上記から、「Social Security Number」「AT&T契約」「米国版Apple ID」の3つのハードルがクリアできる(かもしれない)予感が持てたわけですから。



しかしです。AT&Tと契約した以上、毎月、59ドル99セントの携帯電話基本料が必要になるわけで、これはこれでけっこうな出費です。iPhoneの本体に499ドル支払い、毎月60ドル近いコストがかかるのは痛いです。iPhoneを日本で使えるという優越感とか、メリットにそれだけ払うのは決断が必要です。

ただ、アクティベーションした後に解約するという方法も考えられます。その際、iPhoneはまた、単なる緊急電話しかできない端末になってしまうのでしょうか?

日本の携帯電話は、解約しても通話以外の機能は基本的に使えます。iPhoneはどうなんでしょうか?

と思って、ググってみると、先のYahoo! オークションの紹介文に以下の一文がありました。

「契約を解除するとiPod(MP3プレーヤー)としても使用出来なくなります。」

うむ、残念! ちなみにこのページには、AT&Tとの契約解除後のiPhoneの使用リスクについていろいろと書かれていますので参考になります。

ただ、

DVD Jon、iPhoneの契約不要アクティベーションクラックを発表
「「DVDヨン」、iPhoneを「Wi-Fi専用PDA」にするハッキング」
出典もと記事「iPhone Independence Day

という記事によると、アクティベーションなしに通話以外の機能が利用できるようになるそうなので、スキルがある人はなんとかなるかもしれません。



さあ、いよいよ期待は高まってきました。しかし、ここで大切なことを思い出しました。携帯電話はもちろん、無線LAN、Bluetoothの場合、日本の役所で無認可の無線端末をここ日本で使うと違法だったのです。それは、僕の過去のコラム

「iPhoneが日本で発売されない本当の理由とその打開策」

でも、自分で指摘してましたね。

ちなみに、以下は、認証団体であるテレックのQ&Aページからの抜粋です。

Q5 技適マークが付いていない無線機を使用したらどうなりますか?
A:一部の無線機を除いて、技適マークが付いていない無線機を使用すると、電波法違反になる恐れがあります。
また、技適マークが付いていても無線局を開設するためには総務大臣の免許を受けなければならない無線機(アマチュア無線、パーソナル無線など)がありますので、使用には十分ご注意下さい。
(免許を受けずに無線局を開設若しくは運用した場合は電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となります。)


というわけで、アクティベーションというハードルを越えても、ここ日本でiPhoneを利用することは違法というわけですね。これでは見せびらかすこともできませんし、出先で使う場合もコソコソとしなければなりません。

ああ、残念でした。iPhoneみたいなiPodが発売されるのを待つしかないのかなあ。

Photo by JenniferWoodardMader azo

月60ドルの暮らし

Google Maps Street Viewの驚異


いやあそれにしても、Googleって会社は次から次へとすごいことをやってくれる。

Google Earthで世界の風景を上空から見れるようにしたと思ったら、こんどは、街の通りを居ながらにして見ることのできるStreet View(ストリート ビュー)を始めてしまった。(写真は、サンフランシスコのロンバードストリート)

大都市の通りをクルマで走っているかのように連続した風景が360゜のパノラマ写真で確認することができる。ズーム機能もあるので、歩行者の顔、ドライバーの顔、クルマのナンバープレートなどがばっちり確認できてしまう。

プライバシー的にみたら、大いに疑問が残るが、まさかここに写っている人達全員に掲載の許諾を取っているとは思えない。いくらGoogleでもそれは無理だろう。

ワゴンのような背の高い自動車に360゜パノラマ写真を撮ることのできるカメラを搭載して走行しながら連続撮影したものを、スムースに閲覧できるような仕組みになっている。

現時点では、サンフランシスコ、デンバー、ラスベガス、マイアミ、ニューヨークの中心部の通りしか見ることができないが、これも順次ポイントを増やしていくのだろう。

けっしてリアルタイムではないとはいえ、撮影時にたまたまその場所に居た人からすると、ここに写ってしまうわけで、個人のプライバシーにうるさい米国でよくこんなサービスができたものだと驚く。

iPodで歌詞を見よう(英会話もOK)


音楽大好き人間にとっては必須アイテムとなったiPod。
iPodの画面で移動中に曲を聴きながら歌詞を見ることができたら、よりいっそうその曲の世界に没入でき、アーティストや作家へのリスペクトが増すことは間違いありません。

それを簡単に実現してくれるソフトがあります。

Lyrics Master(MacOS版とWindows版が用意されている)は、iTunesと連動して、再生中の楽曲の歌詞をネットから自動でダウンロードし、パソコンの画面に表示してくれるソフトです。

歌詞のデータは、その楽曲ファイルに書き込まれる(紐づけられる?)ので、ダウンロード時に一度登録するだけでOK。

また、iPodに転送するのもワンクリックで完了です。(このときiPodを「ディスクとして使用する」にしておきます)

転送した歌詞をiPodに表示する場合も簡単です。楽曲を再生してホイールのセンターボタンを数回押せば画面に歌詞が表示されます。

私の場合、歌詞取得系のユーティリティーは、Dashboardモノを中心にいろいろと試しましたが、Lyrics Masterが一番です。



このようなネットを通じた歌詞の流通は、著作権的には、どうかなと思わせる部分もありますが、あくまでも「私的な複製」なので問題はないでしょう。

また、冒頭でも触れたように、リスナーとして、作品を深く味わうという行為が、何にもましてアーティストや作家に対する尊敬を込めたものなので、それを咎めるような無粋なマネは、あのうるさいJASRACや文化庁とてしないでしょう。

「Lyrics Master」というすばらしい珠玉のソフトを使いづけることができるよう、みなさんも節度を守った利用を心がけてください。

先日発表された「知的財産推進計画2007」では、違法コンテンツをダウンロードする行為自体を禁止する方向性を検討中とか。「Lyrics Master」を使って歌詞をダウンロードする行為が、影響を受けるようなことのないように願ってます。

ちなみに、英会話の練習もこの方法で可能です。
たとえば、American Rhetoricなんてところは米国の歴代偉人のスピーチをMP3でダウンロードでき、ページ上にテキストもあるので、ここからダウンロードしたファイルを、iTunes に読み込ませ、同時にテキストを「Lyrics Master」にコピペすれば、格調高い英語の勉強が可能です。

ぜひ、お試しを!


英会話といえば。。。

iTunes Plusはアップルとレコード会社の目くらまし戦略

iTunes Plusが開始された。詳細は...、

Apple、DRMフリーの楽曲販売を世界同時スタート
アップル、iTunes StoreでDRMフリー楽曲を販売開始

を読んでいただくとして、コピーフリーになったからって、消費者の勝利、我々が正しかった! なんて喜んでいるようではだめだ。

私は、iTunes Plusは買わない。

というのは、これは明らかに、レコード会社とアップルの売り上げアップ戦略の始まり。スティーブ・ジョブズは、「年末には、iTunesから提供される楽曲の半分以上が、 iTunes Plusのものになるだろう」っていっているようだが、単純計算で1曲あたり、30セント、つまり3割の売り上げアップが見込めるわけだけから、ウハウハでしょう。

考えてもみよう、iTunes Plusなんてものが、ホントに必要なのか? これまでだって、購入楽曲は、CD-Rに焼き付けて持ち出すことができた。

他のPCでの再生だって5台までなら可能だ。デスクトップとノートPC、そして職場のPCと普通はこれだけの環境で再生できれば十分だ。

確かに、他の携帯音楽プレーヤーでも再生できるというメリットはあるが、複数のプレーヤーを持ち歩くのは、一部のガジェットマニアだけだ。

高音質をウリモノにしている部分もあるが、128と256Kbpsを聞き分けかれるのはかなり耳の良いユーザーに限られる。

つまり、iTunes Plusというのは、一般的な音楽ユーザーにはまったく持って関係のない商品というわけ。

「選択肢が広がるのはいいことだ」という意見もあるけど、でも、もし仮にこれが、将来のフルiTunes Plus化への布石だとしたら、アップルとレコード会社の値上げ戦略にまんまと引っかかっていることになる。

150円、あるいは99セント/曲のラインが無くならないように、みんなで監視しておかなくっちゃね。


2台までなら・・・

iPod vs. JASRAC問題についての意見の補足

これが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動」でご紹介した著作権の管理スキームについて、私の説明不足から多少の誤解を生じているようなので、ここに補足します。

以下は、私のようなインディ原盤保持者が、iTunes Storeに、権利団体が管理する楽曲を提供する場合のケースを説明しています。

たとえ自分が原盤権を持っている楽曲であっても、その曲や作家が権利団体に信託されているものであれば、申請して使用料を払う必要があります。つまり、カバー曲などがこれに相当します。

■米国在住者がiTunes Storeに原盤提供する場合

楽曲ライセンス(composition license)とメカニカルライセンス(mechanical license) の2つの権利が存在します。

楽曲ライセンスは、楽曲の作詞家または作曲家に与えられる権利のことです。米国では、これらのライセンスを

ASCAP
BMI
SESAC

の3つの団体が管理しています。通常であれば、これら団体に著作権使用料を支払うことで、使用許諾を得るわけです。

メカニカルライセンスというのは、CD、デジタル配信など出版物の「複製」に対して許諾を出す権利だと私は、理解しています。いかんせん米国の著作権事情にあまり明るくないので、詳しい方がいたらツッコミを入れてください。

メカニカルライセンスは、The Harry Fox Agency(HFA)という団体が管理しており、ここに申請して使用料を支払えば許諾を得ることが可能です。

たとえば、米国在住のあるピアニストが、宮崎アニメの楽曲をアレンジして演奏したものをiTunes Storeで販売しようとすると、

ASCAPとHFAのデータベースでその楽曲コードを調べて、申請をして自分でこの2つの団体に使用料を支払います。

ためしに、この2つサイトにアクセスすると、データベース検索ができますので、「PRINCESS MONONOKE」で検索してみましょう。「JOE HISAISH」の名前とともに管理コードなどが表示されます。たとえばこんなかんじ

このピアニストは、こうやって自分の責任でもって、楽曲を調べ使用料を支払ってから、iTunes Storeに自分の演奏した原盤を提供します。

iTunes Storeとしては、原盤を受け取った段階で、権利処理がされているので、原則的には、自分たちで権利処理を行う必要がありません。

■日本在住者がiTunes Storeに原盤提供する場合

では、日本在住のピアニストが、宮崎アニメの楽曲をアレンジして演奏したものをiTunes Storeで販売しようとしするとしましょう。

彼(彼女)は、JASRACに電話します。

「iTunes Storeで自分の演奏した宮崎アニメ楽曲を販売したいので許諾してください」

しかし、JASRACはこう応えるでしょう。

「配信の許諾は、サイト運営者に出します。なので、あなたが自分のサイトで曲を売る場合を除いて、許諾を出すことができません。iTunes Storeで販売するのであれば、許諾はiTunes Storeに出します」

というわけで、「これが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動」で説明したように、

「配信を依頼する際に、メタデータを作成して提出するのですが、そこには、権利管理団体の名称とその団体の管理コードを入力する項目があります」

というデータをiTunes Storeに提出する必要があるわけです。これを調べるのは、JASRACの「作品データベース検索サービス」などを利用するわけです。

iTunes Storeは、そうやって原盤供給者より提出されたデータをもとに、JASRACに使用料を支払うわけです。

しかし、インディの中には、JASRACや出版社に管理を依嘱していない人も多くいます。そのようなインディのオリジナル楽曲の場合は、管理コードの記載はできません。データベースに載っていないわけですから。

もし、そこに同姓同名の作家や有名曲と同名の曲があったらどうしましょうか。JASRACとしては、「これはうちの管理楽曲なのか?」ということで、なんらかの方法で調べる必要があります。

今回はそれに時間がかかっているということでしょう。

■「個」を信用しない日本の管理システム

というわけで、米国のiTunes Storeは、原則として権利処理された楽曲を配信しているわけですから、かような問題はおきないわけです。

しかし、日本の場合は、「個」からの申請を受け付けないシステムですから、その権利処理の負担がすべてiTunes Storeに行き、そして、そのツケはJASRACにも回ってくるわけです。

早い話が、このようなスキームを作ったJASRACの自業自得なわけですね。

たとえば、個人の演奏会や、自主制作CD、個人サイトなどで音楽を使用する場合は、「個」からも申請を受け付けてくれ、そして許諾を出しているのに、なぜ、iTunes Storeなどの大手配信サイトもそうしないのか不思議でなりません。

「サイト単位で許諾を出す」という考え方を改めないと、この問題はずーと尾を引きます。さもなくば、前のエントリーで危惧したように、

日本の著作権管理スキームの煩雑さにアップル側が音を上げて「管理団体や音楽出版社に信託していない楽曲は取り扱わない!」

のどちらかでしょう。

米国では、tunecoreのような、サイトから申し込んで音源をアップロードするだけで、配信による販売を仲介してくれるサービスも登場しています。

楽曲をアップロードする際に、次の図のような確認項目があります。



これは、世界同時配信する場合に確認される項目ですが、米国内だけの配信でも、アグリーメントには、「権利を有している」ことが扱う条件と記載されています。

つまり、この画面からもわかるように、米国では「個」の自主性に任せることが前提となっており、そういった土壌があるからこそ、このようなサービスも可能になるわけです。

日本の著作権管理スキームが「ネット配信のロングテールに対応しないもの」だと書いたのはそのような前提があってのことです。

ちなみに、「山崎潤一郎氏はJASRACの回し者なのか?」では、私の舌足らずの意見をかなり代弁してくれています。冷静な分析に感謝です。

【注意】ここに書いた著作権処理の話はインディ制作者やアーティストの話です。メジャーがどうやって処理しているのはわかりません。よろしくお願いします。

アメリカの様子はわかりませんが・・・

これが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動

「iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い」の一連のドタバタ劇を見ていて感じるのは、朝日新聞の“超”フライング報道のお粗末さ加減と、世界から浮いた日本の著作権管理スキームの問題点です。


■朝日新聞の“超”フライング報道


実は、これはあまりに偶然なのですが、報道のあった翌日、アップルの広報の責任者と会食をする約束をしていました。そこで聞いたのは、朝日新聞のいい加減な取材姿勢です。


正確ではありませんが、概ね下記のような会話があったそうです。

朝日記者:「不払いを認めるのか認めないのか? すぐに返事をしろ」
アップル:「こちらではわからないので本国に確認するから待って欲しい」
朝日記者:「それでは困る。では、“わからない”ということで報道する」


いやあ、驚きです。私は、音楽制作業以外に、ライター業もしてますが、このようなセンシティブなマターを扱う場合は、両論併記が大原則なのは常識です。それは先輩ライターや編集者に叩き込まれてきました。


しかし、朝日の記者は、JASRAC側の論だけを記事にとりあげ、公平な記事であることを演出するがごとくアップルの「わからない」というコメントをまことしやかに書いています。


雑誌であれば両論併記した上でどちらかに肩入れするのはわかりますが、公平な報道を行うべき朝日新聞がこれですから恐れ入ります。


朝日新聞としては、日本のアップルで「わからない」のであれば、米国のアップル本社に直に問い合わせをして確認するのが、まともな報道機関の在り方でしょう。


面倒なのか、英語が苦手なのかわかりませんが、それを怠って、あのような公平性を欠いた報道をした朝日新聞の姿勢は大問題です。


それにしても、大新聞というのは「お詫び」をしないのでしょうか。

「米アップル社が支払うべき2億5000万円以上の著作権料がいまだに日本側に支払われていない」とあるのは「米アップル社の日本法人・iTunes社はJASRACに暫定使用料を支払ったが、著作権者には届いていない」の誤りでした。見出しとともに訂正します。(アサヒ・コムでは17日に一時掲載)

ひぇ〜! なんて高圧的な訂正なのでしょうか。これではJASRACがネコババしたように理解する人もいるでしょうね。ぜんぜんお詫びになってない。驚きです。


■世界から浮いた日本の著作権管理スキームの問題点


今回の問題で浮き彫りになったもう一つの問題は、iTunes StoreとJASRACの著作権管理スキームの違いです。というよりも、グローバルスタンダードと日本の違いといった方がいいかもしれません。


JASRACの管理規定では、iTunes Storeで販売される楽曲の許諾は「iTunes Storeに出す」という決まりです。そうすることで、配信の主体であるサイト運営者から一括して報告を受け、使用料を徴収します。


しかし、グーローバルスタンダードはそうではありません。たとえば米国などは、権利処理は、基本的にiTunes Storeに原盤を提供する事業者やアーティストが行う必要があります。


したがって、iTunes Store側では、子細な権利処理業務を行う必要がありません。大枠でなんらかの処理が行われている可能性はありますが、細かいことはわかりません。もう一度言うと、「権利処理は原盤供給者」 これがグローバルスタンダードです。


そのため、JASRACが要求する「正確な楽曲データ」とアップルが提出するデータとの間に大きなズレがあった可能性はあります。なので、朝日新聞の最初の報道にあった「アップル側の管理がずさんなため」というのは、ある部分で当たっているのかもしれません。


音楽プロデューサーである私がプロデュースしたアルバムが何枚もiTunes Storeで配信されています。配信を依頼する際に、メタデータを作成して提出するのですが、そこには、権利管理団体の名称とその団体の管理コードを入力する項目があります。


その一方で、団体に管理を委託していない曲(オリジナル曲など)、音楽出版社に信託していない楽曲などもアルバムの中に混在するわけです。そんな曲の中には、有名曲とタイトルが同じものもあるでしょう。


JASRAC側には、おそらくそのような楽曲のデータももたらされていると思います。するとJASRACとしては、それが自分たちの管理楽曲であるかどうかを調べる必要があります。


実演家名、作詞作曲者名などもメタデータとして提出しますので、その部分で判断することも可能ですが、我々のようなインディ系を含め膨大な楽曲数が扱われるiTunes Storeだけに、朝日iPod記事で大誤報 JASRACが訂正要求の報道にあるJASRACの「実際にiTunesには何百万と楽曲があり正確な楽曲データを作成することは簡単にできず、その作業が時間がかかっているということはある」というコメントは大いにうなずけます。


いや、JASRACのことですから、場合によっては1曲1曲耳で聞いて確認しているかもしれません。なにせ、作家や出版社からあとから管理不備でクレームを付けられるのを嫌う人々ですから。


「AppleがJASRACに払った2億5千万の行方は?」に次の記述があります。ISRC(国際レコーディング番号)が楽曲に付与されていることを前提に...、

ダウンロード販売はPOSレジみたいなもので、販売=データ入力になるわけですから、これだけきちっとしたコード体系があるならば、明細がわからないわけがありませんね。

確かに、ISRCで「誰の楽曲が何曲売れたのか」というレベルではPOSレジと同様に明確ですが、その楽曲がJASRACの管理楽曲と合致するかどうかということまでは、前述の理由でわからないのです。


【追記】ISRCの説明に次の文言があります。「ISRCはレコーディングを識別するためのコードであり、そのものがレコーディングの権利者を示すものではありません。」

したがってこのブログで紹介されている2ちゃんねるの話題のように、JASRACの陰謀的な話はないと思います。


■JASRACの著作権管理スキームがもとでインディが閉め出される!?


私たちのような、インディ事業者にとって、iTunes Storeほどありがたい存在はありません。日本のメジャー系配信サービスは、我々インディを基本的に相手にしません。そんな意味で、メジャーと同じ土俵で戦える場所を提供してくれるiTunes Storeは、賞賛されるべき存在です。


ここでは、アイデアとセンスとインディならではの小回りで、メジャーと互角に戦えるのです。私が一番危惧するのは、今回の問題で、iTunes Storeからインディを閉め出すといった事態に発展しないかということです。


日本の著作権管理スキームの煩雑さにアップル側が音を上げて「管理団体や音楽出版社に信託していない楽曲は取り扱わない!」といったことになったら、我々インディ音楽制作者やアーティストは路頭に迷います。


■JASRACがリークしたのか!?


以下は、2ちゃんねるの引用です。

おそらく、まったく入金がない一部の権利者からその金を分配しろとクレーム殺到中そこで、苦し紛れにアカヒを使い、権利者を納得させる為に、今回のApple未払い飛ばし報道を企画

あははは。うまいこと考えますね。著作権処理における日本とグローバルスタンダードとの違いで苦労しているJASRAC側としては、これを画策してもおかしくはないかも、という気にさせるユニークな意見です。まあ、実際はどうかわかりませんが...。


ただ、前述のようにアップル側から提出されたデータの処理に苦労していることは確かでしょう。とくに、iTunes Storeの場合、ロングテール現象でパッケージメディアでは見向きもされなかった懐かしい曲とかが、少しだけ売れたりします。


そんな1〜2曲しか売れない曲でも作家がJASRACの会員であれば、その作家に分配を行う必要があります。それはそれでコストがかかり、大変です。ロングテールのテールが伸びれば伸びるほど、JASRACの管理コストが逼迫する可能性も否定できないわけです。


つまり、来るべき配信時代にあって、未だにパッケージ時代、マスメディア型、パレートの法則型の管理スキームでいることが問題なのです。完全に制度疲労を起こしているわけです。


「世界から浮いた日本の著作権管理スキームの問題点」で前述したように、米国のようにネット配信においても、原盤供給者が自己責任でもって権利処理を行うシステムを構築しないと、このままではいろいろなことが悪い方向に転がり、結局はこれまで通りの方法論で行こう、ということになってしまいます。


いうなれば、「個」を信用しない日本の著作権管理スキームの問題点が路程した今回の騒動だったといえるでしょう。


iTunes Storeにおける音楽配信の舞台裏の話をもっと知りたい人は、私、山崎潤一郎の下記の拙著をぜひお読みください。



加えて、宣伝させてください。下記はiTunes Storeで発売中の私のプロデュースしたアルバムです。70〜80年代の有名なロック曲をアコギのスーパーテクニックで演奏しています。

『超絶技巧ギター - ACOUSTIC ROCK』 演奏:秋山公良


2.5億円あれば……

DVD映画をiPodで持ち歩くWindows版登場「HandBrake」


最近、「handbrake」という検索キーワードでこのブログの記事に到達する人がやたら多いので驚いていたら、Windows版がリリースされたようです。

「handbrake」というのは、DVDの収録映像を簡単にパソコンに取り込んでムービーにしてくれるソフトです。
MacOS版では定番のDVD映像ムービー変換ツールであり、その簡単な使い勝手が評判だっただけにこれがWindowsでも使えるのは朗報です。

ただ、MacOS版ほど、GUIや使い勝手が洗練されていないのは残念。でも、DVD映像を簡単にiPodに持ち出せる点はバッチリ便利なので、ある程度は我慢しましょう。

作者のホームページから無料でダウンロードすることができるので、ぜひお試しください。

パノラマ画像も見られるかな?

「リィモもCD TUBEも違法」とJASRAC

私、山崎潤一郎の新刊「ネットコンテンツ・ビジネスの行方 〜動画・音楽配信の最新トレンドを追う〜」(毎日コミュニケーションズ)のプロモーションをかねて、書籍の中から一部内容を抜粋してご紹介します。


ご存じのようにYouTube上で公開されている動画は、公開されている同社のAPIやエンベッド機能を利用することで外部からでも自分のサイトに取り込んで表示させることができます。


リィモ
CD TUBE
oreseg


などは、その仕組みを上手に利用し、独自のUIや見せ方で動画サービスを提供している、「YouTubeチルドレン」ともいうべき存在です。


さて、テレビ局やJASRACなど日本のマスメディア系権利者から、違法投稿による権利侵害で目の敵にされているYouTubeですが、リィモやCD TUBEにも違法動画が表示されます。となると、これらYouTubeチルドレンも違法なサイトなのでしょうか?


日本の権利者のYouTubeチルドレンに対するスタンスを探るべく、JASRACにインタビューしました。
JASRAC映像部映像1課課長の野方英樹氏は、


「複製ではないが、違法コンテンツと知りつつ広くあまねく見せる行為を行っているのだから違法と同義と考える。権利者としてなんらかのアクションを起こしたいと考えるのは当然であろう」


と、切り捨てます。ただ、


「今は、おおもとであるYouTubeに削除依頼や対応策を求めるのが先決であり、そこまで手が回らない」


と、付け加えます。


この問題は法律的にみたら、グレーゾーンでしょう。「複製」「送信可能化」について規定された現在の著作権ルールでは、エンベッドなどという形の表現方法については、明確な線引きがされているわけではなく、判例があるわけではありません。


ただ、権利者の側からすると、「複製ではないが、違法と同義」と考えるのは理解できます。





私は、音楽制作業と営むものとして、自分が手間、情熱、コストをかけて生み出したコンテンツが、勝手に利用されることには、やはり抵抗があります。ですから、日本の権利者が、YouTubeの今の状態に憤りを感じるのは理解できますし、不正視聴を幇助しているかのごとき、YouTubeチルドレン達に対する「違法と同義」という意見も理解できます。


ただ、その一方で、「そこまで目くじらたてなくてもいいじゃん」という気持ちもあります。動画の使われ方が、制作者の意思を尊重しリスペクトの念を感じるものであれば、許容できる部分もあると感じています。


実際のところ、以前、私が京都まで足を伸ばして録音しCDとして製品化した、ある有名なお寺の高僧の講話がネットに無断でアップロードされているのを発見したことあがあります。


ただ、その掲載方法は、その高僧が他界したことを悼み、講話の内容を尊重するものだったので、特にアクションは起こしませんでした。まあ、そのCDのことに一言触れて欲しかった、という気持ちはありましたが…。


「いや、それはオマエの作ったコンテンツが大してお金を生まない取るに足らないものだから、そう考えることができるのだ」という意見もありましょう。ですが、メジャーなお金を生むコンテンツであっても、YouTubeの違法投稿が権利者の利益をどの程度侵害しているのか、などというのは、数字としてわからないわけで、それどころか、メジャーなればこそ、そのコンテンツのプロモーションや販売に貢献しているという見方もできるわけです。


ある大手音楽出版社の幹部は、CD TUBEの存在とその仕組みを、私から説明されて次のように言いました。


「YouTubeへの違法投稿をプロモーションの一環として黙認している業界人もいるね。ましてやCD TUBEのようにアマゾンへのリンクが貼ってあるなら、まあ、それはそれで、いいのかな…」


すべての権利者がこのように考えるとは思えませんが、メジャーコンテンツ権利者の中にもYouTube違法投稿をプロモーションの一環と考えている人がいることは事実です。


米国の権利者の中には、YouTubeの違法投稿をプロモーションや広告媒体として利用しようという動きもあります。もちろん、その一方で、彼らを訴えたり、対抗サイトを立ち上げるといった、さまざまな動きや考え方があるのも事実ですが、日本の権利者のように、ひたすら頑なな姿勢ばかりが目立っているわけではありません。


キーワードは「リスペクト」だと思います。権利者の意志を尊重し、何らかの形で権利者に対し利益が還元されるYouTube動画の利用であれば、それは、限りなく「引用」に近い存在だと思うのです。まあ、「リスペクト」というのは情緒的でその線引きが難しいのかもしれませんが、でも、逆に考えると、権利者がYouTubeに違法投稿を発見しても、「リスペクト」と解釈して、アクションを起こさなければ、そのまま掲載されるわけですから、それはそれで良いとも言えます。


であるなら、後述するように、権利者にも広告収入が入る形の仕組みを早急に作り上げることが大切だと思うのです。





従来の著作権概念では全ての権利を留保する"All Rights Reserved"と、パブリックドメイン(PD、公共資産)である"No Rights Reserved"の二者択一でしかありません。


やはり、このような著作権概念は、デジタルコンテンツが主流のインターネット大航海時代にあっては、遅れたものになりつつあるのでしょう。それがために、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスといった新しい著作権概念が登場し、"All Rights Reserved"とPDの中間に"Some Rights Reserved"概念として、いくつかの項目を設け、第三者がコピーして利用する際の条件を、権利者が選択して明示可能になっています。


クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが最終解かどうかはわかりません。しかし、なんらかの新しい著作権のルールを早急に確立していかなければ、にっちさっちもいかな状況になっていることは確かです。


ただ、いきなり、新しい著作権のルールを作るなどというのは難しい事かもしれません。であるならば、日本の権利者もいたずらに、YouTubeと対峙しているばかりではなく、そのだ一歩として、YouTubeとのコラボレーションで違法投稿動画から何らかの収入を得るような仕組みを考えるなどすべきではないでしょうか。


YouTube側も「YouTube、人気コンテンツ投稿者に広告収入の道」といった形で新しいパートナープログラムを発表しています。当初は人気投稿者だけが対象のようですが、Revverがやっているように個別の投稿動画に広告収入の道が開けたということを意味します。


権利者とのコラボレーションで、違法投稿動画の権利者を特定するような仕組みを導入すれば、そこに挿入された広告収入の一部を権利者に渡すことも可能です。


日本の権利者もYouTubeを利用してやればいいのです。「YouTubeとのなんらかの提携を否定はしないが、違法投稿をなんとかするのが先」(ある権利者)と、かたくなな態度で対峙するばかりではなく「現実路線」を選ぶことも大切だと思います。





JASRACってどこにある?

LaCie200GBのハードディスクが一瞬にして死んだことについて



LaCie(ラシー)200GB、FireWire接続外付けHDDを購入したのは2年半前。
使い始めて1年を過ぎた頃から、ときどき「カチッ、カチッ」という音がしていたので不吉な予感はあった。

だが、とりあえず使えていたので、そのまま気にしないで仕事で使う音楽データ、映像データをバンバン突っ込んでいた。

しかし、不幸は突然やってくるものだ。4月のある日、電源を入れても、例の「カチッ、カチッ」という音が不気味に響き渡るだけで、まったくマウントしない。

ついに来たか!と思いLaCieサイトのFAQを見るとそのものズバリの症状が書かれている。さっそく、サポートに連絡して、送付して調べてもらった。

「ドライブの故障で交換。約2万円の修理費」

とのこと、それはまあいい。しかし、中には約100GB近くのデータが入っている。バックアップはとっていない。ドライブの交換なので中のデータは無に帰する。

仕事のものは、一応マスター納品したものばかりなので、契約的には残しておく義務のないものなので、まあなんとかなる。

なんといっても悲しいのは、趣味で録音した楽曲データが満載されている点だ。こちらは「いつでもできるだろう」とミックスを行っていなかった。悲しい。切ない。

そこでデータ救済サービスに問い合わせた。
「HDDを見ないとわかりませんが、過去の例から、7万円〜27万円の間です」
ひぇ〜、最低でもナナマンエン! 最悪ならニジュウナナマンエン! 

といわけで、あまりに高いのであきらめた。

で、結局ラシーでの修理もやめた。2万円もあれば新品が買える。幸い、ラシーでは1万5000円以上の見積もりが出たら検証費用など一切請求しないというので、そのまま返品してもらうことにした。



以前、Mac G4で映像編集に使った120GBのATA内蔵ドライブが3台転がっていたので、どうせダメならというわけで、ラシーの内蔵ドライブを自分で交換することにした。筐体やインターフェイスはそのまま使えるわけだから。

中を明けてビックリ! Western Digitalのドライブだった。このメーカーのドライブについては過去にも痛い目にあっている僕なのだ。Western Digitalといえば、どちらかというと、安価だけど信頼性に問題が…、てな感じの評判をときどき聞く。

ちょっとがっかりした。ラシーのHDDといえば、高速で信頼性の高いインターフェイスで知られ、音楽や映像を扱うクリエイター達の間では高い評価を得ている。その中身のドライブがWestern Digitalなのだから、それはないだろうという気持ちだ。

もちろん、すべてのWestern Digitalに問題ありとは言わない。しかし、使い始めて1年で「カチッ、カチッ」という音がして、作動音もかなり高かっただけに、ユーザーとしては「やはり」という気持ちにならざるを得ない。過去にも痛い経験してるし…

というわけで、手持ちのSeagateの120GBドライブを組み込んだ。無事に使える。それに、音が格段に小さくなった。Western Digital時代の高周波がない。それだけでもなんとなく安心だ。

これまで、自作PCや増設などで、二十台程度の内蔵HDDを扱ってきたがそのほとんどがSeagateだった。そして、その中でWestern Digitalは、3台だけ、そのうち2台で痛い目を見ている僕だけに、やはり「Western Digitalはちょっと…」という気持ちになる。

僕は昔からHDDのドライブは、Seagateに大きな信頼を寄せている。そういえば、今回交換したSeagateドライブは、以前、約2メートルの高さから裸のままフローリングの上に落としたブツだ。

スワッ!ご臨終かと思ったのだが、この通り何事もなく動いている。ラシーのHDDはデザインも良く、インターフェイスが高速なのだから、中身も信頼性の高いドライブを使って欲しいモノです。

Photo by jeffwilcox

光ファイバー接続の節約術大公開


報道によると、NTTの光ファイバー接続加入者数が600万世を突破し、ADSLのそれを抜いたそうです。

世界的にみてもこれだけラストワンマイルに光ファイバー接続が普及している国は日本くらいなものでしょう。

私は、5年前にNTTのBフレッツを導入し、2年前にTEPCOひかりに乗り換え、先日、KDDIのひかりONEに乗り換えました。

また、光ファイバー回線の上位プロバイダーは、4社以上乗り換えてます。なぜ、こんなに乗り換えるのでしょうか。

回線事業者やプロバイダーは、光ファイバー接続のユーザーを1人でも多く獲得したいわけです。そうなると、常に何らかの乗り換え促進キャンペーンしているわけですね。

そういうのは、たいてい「初期費用無料、1年間半額」とか「初期費用無料、1万円のキャッシュバック」だったりします。

僕の場合、キャンペーン適用期間が終わるたびに、それを利用して乗り換えているわけです。なので、光ファイバーを導入して5年、正規料金を払った月はすごく少ないのです。

通常なら、プロバイダーが変わると、メールアドレスが変わってやっかいなのですが、僕の場合、外部のホスティングサーバーのアドレスを利用しているので、そういう心配は全然お構いなしなわけです。

たとえホスティングを利用していなくても、最近は、Gmailみたいな、無料・大容量で超高機能なWEBメールも登場しているので、それをメインアドレスにすれば、どこに乗り換えようがやはり問題なしでしょう。

というわけで、今回も、「初期費用無料、開通月から11ヶ月間約1600円引き、キャッシュバック1万円、テレビサービス半年2100円引き、電話サービス1年無料」という割引が適用されるわけです。

ざっと計算しても、今までのTEPCOひかりを乗り換えなしで使っている場合と比較して、今後1年間で10万円近い節約になるのです。

ちなみに、節約の中で大きいのは、電話サービスです。ひかりONEの電話サービスに加入したことで、NTTを解約できるわけですから、月額約1700円の基本料がなくなります。

すでに光ファイバーを導入している人もこれを機会に乗り換えを考えてみてはいかがでしょうか? まあ、この手がいつまで使えるかわかりませんが…

DVDの映画をビデオiPodで持ち歩く「HandBrake」

ビデオiPodを購入してから約1年が経過しました。最初は出先で「動画なんてみないかもしれない」と思いつつの、高機能欲しさのビデオiPod購入だったのですが、これが、なかなかどうして電車の中やカフェの待ち時間なんかで、ちょくちょく動画を見るのが楽しいのです。

最初は米国のiTunes Storeからテレビ番組や映画を購入していましたが、なんせ字幕がないので、ストーリーがほとんどわかりません。というわけで、手持ちの映画のDVDをなんとかiPod用に変換して持ち歩けないかと、ソフトウェアを探したらありました。すごいのが。しかも無料

HandBrake
パソコンのDVDドライブにディスクを入れてこのソフトウェアを起動して保存先を指定するだけで、あとはiPod用に勝手にコンバートしてくれるというスグレモノです。

【追記】
Hand Brakeの詳しい使い方の記事を書きました。合わせてご覧下さい。

コンバートには、最新のMacPro(メモリは2GB)でも、映画の実時間に近い程度の所用時間を必要としますが、何か他の作業をしながらバックグランドで走らせておけばいいわけですから特に問題ないです。

ちなみに、5年前のG4(デュアル1GHz)だと、1時間ものをコンバートするのに2時間近くかかります。

あとは、コンバートされたファイルをiTunesに読み込んでやれば同期時にiPodに自動転送されます。それと、字幕に対応しているので洋画もバッチリ。ただ、iPodの画面じゃ字幕が小さすぎますが…。まあ、なんとか読めます。

ちょっと残念なのは、僕のビデオiPodは初期型なのでバッテリー容量がイマイチで、連続視聴は1時間半程度が限界です。映画を最後まで通して見れないのが悔しいです。

一度ビデオiPodに入れておくと、家庭内でHDDレコーダー代わりにも使えます。たとえば、DVDプレーヤーが接続されていない部屋のテレビにiPod用のAVケーブルで接続すれば、バッチリ鑑賞に堪えうるだけの画質で映像を楽しむことができます。実際、米国ではビデオiPodをHDDレコーダー代わりに使っている家庭も多いそうです。


iPod用にコンバートしたファイルなので、テレビに映すとさぞかし映像が荒れているだろうと思っていたのですが、全然OKの世界です。むしろ、スカパー!で見るMPEG圧縮された映画のほうがブロックノイズなんかが目立っちゃって汚いくらいです。
米国のiTunesからダウロードした映画をテレビに映しても同様に綺麗に見れます。

あと、映画だけでなく、アーティストもののライブ映像なんかをコンバートしてもOKです。音楽ものなら曲ごとにトラックが別れているので、好きな曲だけをコンバートして持ち出すことができます。

この超便利なソフトウェアは、残念ながらMacOS版とリナックス版しかありません。Windows版は開発中と書かれているので、Windowsをお使いの方はもう少しお待ちください。

【追記】
著作権に関して記述するのを忘れてました。このソフトウェアがDVDのコピープロテクトを解除する機能を持ち合わせているのかどうかわかりません。また、もし、プロテクト解除機能があったとして、上記のような利用方法が法的に許されるのかどうかは議論の最中のようです。いずれにしても、著作権法で免責されている「私的な複製」の域を脱した利用は避けるべきでしょう。

ホームLANでiPodは使えるか?

プロ級写真でブログ記事に華をそえよう!(Flickrを使う)


日々、ブログの記事を書いていて困るのが写真だ。そのためにわざわざ写真を撮るのも面倒だし、かと言って、Googleのイメージ検索で見つけた適当な写真を貼り付けるのも、著作権的にどーかと思う。

もちろん、写真なしの、文章だけの骨太勝負でも全然問題はないとは思うけど、でも、やっぱり写真が掲載されていた方が記事に彩りが出て質感も向上すると思う。ましてや、その写真がプロ級の綺麗な写真だったら記事の存在価値もぐんと高まること請け合い。

そんなとき僕は、写真共有サイト「Flickr」(フリッカー)で「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」によって公開されている写真を使うことにしている。

Flickr: Creative Commons

「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」というのは、デジタル時代の新しい著作権概念であり、そのスキームでもって制定されている権利制度。Flickrには、「一定の条件を満たしてくれたら使っていいよ!」という写真がたくさんある。それも、プロの写真家のものと思われる作品もあり、「ならば、どんどん使わしてもらいまんがな〜」という気になる。

「一定の条件」といってもそのハードルはぜんぜん低く、例えば、トップページにアクセスすると、以下のようなアイコンとともに使用条件が記載されている


作者クレジットを入れることで使用可


作者クレジットを入れ改変しないことで使用可


作者クレジットを入れ改変なしで非商用なら使用可


作者クレジットを入れ非商用なら使用可

こんな感じでゆるい取り決めがされているだけだ。たとえば、普通の個人ブログで使うのであれば、改変さへしなければ、膨大な選択肢の中から選ぶことができる。

選び方は簡単。それぞれのライセンス項目の「See more」と書かれた部分をクリックすると検索画面が出るので、自分が求めている写真テーマのキーワードを入れて検索するだけ。もちろん、日本語もOKだけど、英語のワードに比べると選択肢が狭まる。

いずれにしても膨大な数の写真があるので、キーワードは複数入れた方が見つけやすいかも。たとえば、「Zen Japan(禅、日本)」みたいな感じで。

検索結果がリスト表示されるので、気に入った写真をクリックすると個別ページに飛ぶ。写真の上に「All Size」っていうアイコンがあるからここをクリックすると、いろいろなサイズが用意されているので、適当なものをダウンロードするといい。ブログ記事に使うのなら「Small(240×180)」くらいが適当かもね。

で、下記にあるように文末にでも使った写真の権利者の個別ページにリンクを張っておけば、作者クレジット記入条件を満たすので、問題ないと思う。

写真は玉石混淆で単なる日常スナップ写真も多いけど、中にはそのまま雑誌の表紙にでもできそうな美しい写真もあり、そのような写真に出会えたらあなたのブログ記事もぐんと艶やかに光輝くことでしょう。

ちなみに、Flickrをもっと使いたい人は「Flickrをちょっと便利に使うためのツールまとめ」で高度な使い方が紹介される。

ちなみに、ユーザー個別ページのニックネームの後ろに「pro」って書いてあるのは、「プロの写真家」というわけではなく、Flickrの有料アカウント(大容量とか帯域制限なしとか)ユーザーのことね。

Photo by killrbeez

iPhoneが日本で発売されない本当の理由とその打開策


iPhoneが採用する通信方式がGSMなので、日本のW-CDMA(ドコモとソフトバンク)やCDMA2000(au)の採用する方式とは相容れないため、日本では使用できないという話は、いろいろなメディアで説明されているのでおわかりでしょう。


その理由は、
アップルの携帯電話「iPhone」、気になる日本での展開は?」
しゃおの雑記帳はてな支店

で詳しく述べられています。

また、SIMロックや無線規格策定の経緯については、池田信夫氏の「SIMロックの解除は犯罪か」がわかりやすく解説されています。


でも、iPhoneには、無線LANやBluetoothが搭載されているから、米国発売されたらそれを購入して日本でもネット端末として使える!などと考えている人もいるでしょうけど、それをしてしまったら違法行為です。

日本には、テレックという役所系の機器認証団体があり、ここの認証を受けていない無線機器の電源を入れて電波を出してしまったらそれは違法行為なので気をつけましょう。当然、米国から輸入したiPhoneの電源を入れた瞬間にGSM、無線LAN、Bluetoothの電波が出てしまったらそれはまずいわけです。違法です。


さて、問題となる通信方式だがキャズムを超えろ!で言われているように、「iPhoneの通信方式を変えることは難しい話ではない」という分析はそのとおりだと思います。


それよりも問題なのは、日本のキャリアの無線接続に求める品質要求なのです。実は、私は一昨年『叛骨の集団—ケータイ端末の未来を創るという本を書きました。これはドコモの端末開発の現場担当者の物語なのですが、約2ヶ月間にわたり、現場でどのようなことが行われているかをみっちりとインタビューし、それをまとめたものです。


この取材で痛切に感じたのは、ドコモの接続試験の厳しさとその要求の高さです。実際のところ、各メーカーはその部分でかなり苦労していることは確かです。今ドコモに端末を提供しているメーカーは、苦労の末に試験をクリアするための技術要求を満たすノウハウを持っているところでもあるのです。


逆に言うと、その要求の高さが、見えない障壁となって新規メーカーが参入しにくい構造が形作られているとも言えます。ケータイ端末への参入を試みて断念したメーカーの数は死屍累々としてると言えば言い過ぎかな。そして、試験をパスするには膨大な人的パワーとコストを必要とします。このあたりの事情は、音ログ開発日記 出張所内で冷静に書かれています。まあ、ドコモに限らず他のキャリアも似たり寄ったりでしょう。





そもそも、iPhoneというのは、「無線機能が付いたiPod」であり、「iPod付きのケータイ」ではありません。つまりケータイはあくまでもオマケの機能だと僕は理解しています。そんなオマケの機能に対して、アップルが膨大なコストと人的パワーをかけて、垂直統合型殿様商売をしている日本のキャリアににじり寄るとはとうてい思えません。


それに、相手はジョブズです。あのジョブズです。既得権を守ることにキュウキュウとして融通の利かない官僚主義の牙城ともいえる日本のキャリア(ソフトバンクは違うかな)のトップとジョブスがまともな話し合いができるとは到底考えられません。(もちろん、私はジョブズを個人的に知りませんが、スティーブ・ジョブズ-偶像復活を読んだ限りでは、そんな印象を深く持ちます)
でも、その一方でジョブズの説得力(Steve Jobs はなぜ説得力があるのか)に期待もしますが…


それに、SIMロック問題、販売奨励金制度、各キャリアがすでに展開している音楽配信ストアとの競合など、iPhoneの導入が遅れそうな日本独自の理由は他にも累積しています。技術的な問題は難なくクリアできるでしょう。しかし、居並ぶ政治的な問題を全部クリアするのは簡単ではないのです。


ただ、ソフトバンクの孫氏には期待してしまいます。ジョブズとまともに渡り合えるのは彼くらいなものでしょう、でも、「ソフトバンク孫社長、iPhoneについて語らず」と口を閉ざしているそうなので、期待薄なのでしょうか。




ただ、ネガティブなことばかりを言っていてもしょうがないので、私なりの解決策を提示しましょう。答えはやっぱり「iPhone」!でも日本登場は1年後!で示されているように、日本ではケータイ機能を省いたiPhoneを出すというのは1つの方向性です。無線LANやBluetoothなら日本でも簡単に認可が取れますし、政治的な問題は発生しません。


ただ、アップルの姿勢として、そのような機能的に妥協した製品を出す可能性は低い気もします。信念を曲げない頑固な会社というイメージがありますからね。昔、日本語フォントのROMを搭載した日本向けマックを出したことがありますが、日本向け特別仕様の製品をわざわざ作ったのは後にも先にもそれだけと記憶してます。間違っていたらごめんなさい。





ケータイ機能なしのiPhoneが無理なら道は閉ざされるのか!? それではあまりにも悲しすぎます。そこで、私は下記のようなフィクションも交えた提案型の物語を考えてみました。これが実現するかどうかはわからないですが、読み物としてはかなり面白いという自信があります。


【ここから物語】

まず、提案したいのが、MVNO(仮想移動体通信事業者)だ。今年は、MVNO周辺で動きがあるだろう。総務省の意見募集も一段落した。PHSでは既にある事業形態だが、携帯電話ではキャリアが周波数不足を理由に非協力的なため実現していない。しかし、電波の有効利用、携帯事業の競争促進になるなどの理由から総務省としては早期の導入を目指していることは確かだ。


携帯電話のMVNO事業参入が可能になったら、アップルもこれを利用してキャリアになってしまえばよいのだ。そもそもMVNOというのは、魅力的な端末を用意できる事業者に有利な事業形態ではないか? iPhoneは十分魅力的だ。販売奨励金などなくても、iPhoneのためなら6万や7万を支払うユーザーはたくさんいると思う。


ただ、アップルとしても、iPhoneのためにいきなりキャリアになるというのもリスクが大きすぎるだろう。そこで、日本でMVNOの経験のある企業と事業提携をして参入するという方法も考えられる。そう。日本通信だ。ここはbモバイルで、ウイルコムPHS網の提供を受けてデータ通信サービスを実現しており、黒字化も達成している。


日本通信とのコラボレーションで携帯電話のMVNO事業者としての「アップル」が誕生するのも悪くないストーリーだと思わないか? すでに構築されているPHS無線方式をiPhoneに導入するという手もあるが、まあ、それでもいい。携帯電話網での参入でもどっちでもいい。





それと日本通信という名前を出した背景がもう一つある。ここのトップである、三田聖二氏は以前アップル日本法人の社長を1年という短い期間ではあるが、努めた人だ。彼が日本のアップルの社長だった時代の本家アップルは業績が悪化して悲惨な状態だった。サンマイクロ、アラブの石油成金、オラクルといったところからの買収の噂が乱れ飛んでいた。


実は、当時アップルの身売り相手としての本命は、サンマイクロでも、アラブの石油成金でもない。アップルの日本法人なのだ。三田氏は、本家アップルを買収するために日本法人の社長に就任したのだ。三田氏は、お金を集め買収成功寸前のところまで行った。しかし、思わぬ邪魔が入ったのだ。ジョブズだ。


当時のジョブズは、アップルに返り咲く前で「ネクスト」を一生懸命やっていた時代だ。そんな彼は、「日本人にオレの魂を買い取られるなんて冗談じゃない!」と思ったのだろう。日本人にだけは売るな!と株主を説得して周り三田氏の買収を妨害した。


結局、ジョブスの妨害は功を奏し「子が親を食う」日本法人による本家アップルの買収劇はお流れになった。そして、三田氏はアップルそのものに興味を失いわずか1年で社長を降板した。


しかし、運命とは皮肉なものだ。ジョブスは、日本の特殊な携帯電話市場への参入に関してMVNOとして実績のある三田氏に助言を求め、そして提携が実現するのだ。


2008年X月、日本通信と共同で設立された携帯電話事業者「アップル」がサービスを開始した。最初に発表された端末はもちろんiPhoneである。


【物語は以上】


どうですか? なかなか面白い話でしょ? ここに書いてることを信じるか信じないかはあなた次第です。


Photo by John Pastor



お風呂でiPod聴けるかな?